情報科教員の新規採用状況， 情報科教員の欠員対応の現状， 現職教員の継続的な能力開発(Continuing Professional Development: CPD)， 教員免許更新講習の活用， 放送大学の活用， 等

1. 情報科教員の現状とCPD
中野由章
（神戸市立科学技術高等学校）
中山泰一
（電気通信大学）

2. 教員採用状況

3. 都府県別採用累計
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4. 採用累計の多い都府県
 150人以上
 大阪府
 100人以上 150人未満
 －
 50人以上 100人未満
 東京都，埼玉県，愛知県，兵庫県
 10人以上 50人未満
 神奈川県，沖縄県，三重県，静岡県，千葉県
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5. 過去に
実施していない道府県
1. 北海道
2. 岩手県
3. 宮城県
4. 秋田県
5. 栃木県
6. 新潟県
7. 石川県
8. 福井県
9. 滋賀県
10.京都府
11.島根県
12.徳島県
13.愛媛県
14.高知県
15.福岡県
16.佐賀県
17.鹿児島県
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6. 文部科学省 学校教育の
情報化に関する懇談会
多くの教育委員会は，教員採用選考に
おいて情報科単独の募集定員を設けて
いない。また（略）情報科の免許状だ
けでは出願できない場合も見られる。
今後，情報科の専門性を有する教員を
積極的に採用することが重要である。

7. 臨時免許（T県）
0 20 40 60 80 100 120
その他
福祉
商業
工業
農業
情報
家庭
外国語
書道
美術
音楽
保健体育
理科
数学
公民
地理歴史
国語

8. 免許外担任（N県）
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180
福祉
看護
商業
工業
農業
情報
家庭
外国語
英語
工芸
書道
美術
音楽
保健
保健体育
理科
数学
公民
地理歴史
国語

9. 会計検査院
中学校における免許外教科担任をみだ
りに行うことにより，教員の免許制度
の目的が形骸化し，ひいては教育の機
会均等とその水準の維持向上とを図る
ことを目的として都道府県に対し多額
の国庫負担金を交付している義務教育
費国庫負担制度の趣旨を損なうおそれ
があると認められる。

10. 文部科学省 学校教育の
情報化に関する懇談会
高等学校の情報科についても，担当す
る教員の多くが，いわゆる免許外教科
担任である，大学の教職課程で情報学
の専門教育を受けていない，また，他
の教科との兼任あるいは非常勤講師で
ある，との指摘がある。

11. IPSJ教員免許更新講習
 プログラミング体験に適した処理系と
その特徴
 情報教育と情報モラル教育
 プログラミング教育の考え方
：データ構造・計算量
 東京大学（8月3〜5日）
 京都大学（12月26,27日）

12. プログラミング体験に
適した処理系とその特徴
授業の中でプログラミングを体験さ
せ，コンピュータの動作を体感的に理
解させることは，情報教育的にも教養
教育的にも有効である。本講座では，
比較的容易にプログラミングやコン
ピュータの動作について体験できるよ
うな処理系を取り上げ，それらを用い
た授業の工夫について実習も交えて紹
介する。

13. 情報教育と
情報モラル教育
わが国では，小・中学校段階における情報教
育の必要性や学ぶべきことについて，十分に
理解されていない。本講座では，初等中等教
育段階における情報教育の目標やその具体的
な内容について，情報活用の実践力・情報の
科学的な理解・情報社会に参画する態度の３
観点を中心に取り上げる。また，情報倫理お
よび情報モラルの考え方や位置づけについて
も取り上げる。

14. プログラミング教育の
考え方: データ構造・計算
プログラミング教育に従事する教員を対象と
して，アルゴリズム・データ構造・計算量の
考え方を実習をおこないながら学ぶととも
に，コンピュータにおける「計算」「プログ
ラミング」について授業で扱う際の留意点や
とくに重要な学習内容について取り上げる。

15. 放送大学
 入学金：24,000円
（全科履修生）
 9,000円
（選科履修生）
 7,000円
（科目履修生）
 1単位：5,500円
 入学試験なし
 超一級の教授陣
 ネット配信
 専修免許取得可能
 15単位
どうでもいいけど…
僕も秋から3年次編入予定
（石垣キャンパス所属）

16. 情報コース
データ構造とプログラミング
コンピュータの動作と管理
ソフトウェアのしくみ
問題解決の数理
データからの知識発見
記号論理学
数値の処理と数値解析
映像メディアとCGの基礎
デジタル情報の処理と認識
自然言語処理
コンピュータと人間の接点
メディアと学校教育
情報機器利用者の調査法
情報社会のユニバーサル
デザイン
情報化社会と教育
コンピュータのしくみ
ネットワークとサービス
情報のセキュリティと倫理
通信概論
Webのしくみと応用
など

17. 余談（放送大学）
 科目履修生/選科履修生
15歳から入学可能
生徒の進路変更先としても有望
 全科履修生
18歳から入学可能
科目履修生/選科履修生で修得の単位算入
条件を満たせば高校中退でも入学可能
 22歳で卒業可能