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我々がなすべき学習支援とは
なにか?
北海道大学附属図書館利用支援課係長
(学習支援企画担当)
野中雄司
平成27年2月13日
平成26年度国立大学図書館協会関東甲信越地区協会セミナー
「10年後の大学図書館を考える」
筑波大学東京キャンパス文京校舎
1
自己紹介
• サービス系業務 5年
• 受入・雑誌・目録系業務 5年
• システム系業務 4年
• 機関リポジトリ系業務 4年
• 北海道大学附属図書館 10年
• 室蘭工業大学附属図書館 3年
• 学外のお仕事(国立大学図書館協会 教育学習支援検討特別委員会
情報リテラシー教育検討小委員会、国立情報学研究所 学術コンテンツ
運営・連携本部 図書館連携作業部会 ワーキンググループ、デジタルリ
ポジトリ連合 技術サポートワーキンググループなど)
2
はじめに私の環境
北海道大学 室蘭工業大学
図書館職員
正規職員:87人
(うち図書系83人)
正規職員:6人
(うち図書系2人)
学生
学部1年生
約2,700人
学部1年生
約600人
教員 2,057人 177人
図書館 約20の図書館・室 1つ
3
はじめに私の環境
• 学習支援企画担当
• 今年度4月に新設
• 係長1+係員1
• 旧情報リテラシー担当(係長1+非常勤1)が発展解消
• 業務内容
• 全学の情報リテラシー教育支援等、学習支援に関する業
務の主担当となる。対象は学部学生を主とする。
 情報リテラシー教育の全学調整、企画、実施
 業務の範囲内で関連する新規ニーズがあれば対応
4
本日お話する内容の概略
• 今の悩みをそのままタイトルにしてみました。
• 教育・学習支援の内容は各大学によって大き
く異なるはずですが、同じ日本の高等教育改
革の文脈で共通の悩みもあるはず。
• 学習支援について私が考えてきたこと、やっ
てきたことを紹介させていただき、そのト
ピックのうち一つでも後のグループワークや
職場に戻ってからの話題の一つになればよい
と思っています。
5
本日の流れ
1. 私の学習支援に対する理解
2. 私たちに足りないもの
3. 具体的にはこれから何をする?
6
1
私の学習支援に対する理解
7
まず現状は?国の施策より(1)
<国の高等教育改革の方向性>
•我が国の高等教育の将来像(中教審 H17)
•中教審答申(H20.12, H24.8)
「知識の伝達・注入」
→
「能動的学習(アクティブラーニング)へ」
※大学(室蘭&北大)もこの方向に向かっているよう
に見える。
8
まず現状は?国の施策より(2)
<高等教育改革の中の図書館>
•中教審大学分科会審議まとめ(H24.3)
•大学改革実行プラン(H24.6)
•中教審答申(H24.8)
•第2期教育振興基本計画(H25.6)
H24.3にようやく図書館登場。
「学修の質を保つためのベースとしての大学図書館の
機能強化」
※追い風であることは間違いない。土俵に上がれる。
※ただし具体策は示されていない。
9
まず現状は?国の施策より(3)
<大学図書館の方向性>
•大学図書館の整備について(審議のまとめ)(H22.12)
「学習支援」について求められている機能
「学生が自ら学ぶ学習の重要性が再認識され、その
支援を行うことが大学図書館にも求められている。
近年、整備が進められているラーニング・コモンズ、
図書館職員等によるレファレンスサービスや学習支
援は、このような要請に応える方策といえる。」
ラーニングコモンズと人的サービスについて言及
10
まず現状は?では大学の方針は?(1)
•将来像答申(中教審 H17)
•学士力答申(中教審 H20)
–「改革の実行に当たり,もっとも重要なのは,各大学が,
教学経営において,「学位授与の方針」,「教育課程編
成・実施の方針」,そして「入学者受入れの方針」の三つ
の方針を明確にして示すことである。」
大学の人材育成の方針は「学位授与の方針(ディプロ
マ・ポリシー)」から見てとることができる。
11
まず現状は?では大学の方針は?(2)
室蘭工業大学(工学部)
1. 豊かな人間性の基礎となる教養を身につける。
2. 基礎科学と工学に関する専門知識および新しい課
題にそれを応用する能力と創造力を身につける。
3. 日本語による総合的なコミュニケーション能力と
ともに、英語による基礎的なコミュニケーション
能力を身につける。
4. 社会や自然に対する責任を自覚する能力を身につ
ける。
5. 自ら継続的に学習する能力を身につける。
12
まず現状は?では大学の方針は?(3)
北海道大学(学士過程)
北海道大学の学士課程教育は、世界における市民としての自覚をもって
社会に参加できること、専門の基礎となる学問やコミュニケーションの方
法を身につけること、専門分野を広い視野の下に学ぶことをめざした教育
を進めています。それを通じて、国際的に通用する高度な学問的素養をも
ち、的確な判断力とリーダーシップを発揮する人材を育成します。すなわ
ち、本学は卒業生に対し、多様な文化を理解し、人類の未来に寄与する創
造的かつ指導的役割を担いうる人材であることを求めます。
こうした人材を育成するため、本学では、4つの基本理念の下、学部ご
とに教育理念、教育目標を定め、常に先進的な教育を行います。各学部の
教育課程により学業を修め、学部・学科等ごとに定められた学位授与水準
(学力・能力・資質)を満たし、上記能力を持つ人材として認められる学
生に対し、学士の学位を授与します。
13
まず現状は?では図書館の方針は?
北海道大学附属図書館のミッション(H26.3)
附属図書館は,北海道大学の4つの基本理念「フロン
ティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の
重視」に基づき,人類の知的資産である学術情報の集
積・提供・発信を行い,未来に向けて,知の交流・創
成の場として機能する。
14
現状まとめ
<国の施策>
• 高等教育改革 ≒ 大学の教育改革
– アクティブラーニングへの転換
• 能動的な学習を支援するための図書館の役割と
して、ラーニングコモンズと人的支援
<大学の方針>
• 「学位授与の方針」に人材育成の方針
<図書館の方針>
• 従来の役割に加え「知の交流・創成の場」
15
ラーニングコモンズに対する私の理解
(インフォメーション・コモンズの全ての側面が含まれている
と共に)
機関全体のビジョンや使命と明確に整合し、単に図書館中心の
企画としてではなく、機関の広範な教育的な企画である。
(Beagle, 2004;永田, 2008)
(様々な定義がありますが)
インフォメーション・コモンズの機能を実現した上で、図書館
に留まらない大学のミッションを実現させるスペース・機能が
ラーニング・コモンズ
(という理解で考えています)
16
インフォメーションコモンズ
– 物理的コモンズ
• 情報探索・整理・発信のためのハードウエア、印刷体や工芸品等の
有形メディア、支援スタッフを備える物理的な空間
– 仮想的コモンズ
• ポータルやウェブサイト等のネットワーク環境、データベースや電
子図書等の電子メディア、e ラーニングの環境やコンテンツ、サーチ
エンジンやソフトウエアなどのウェブ上で利用できるツールであり、
物理的コモンズが利用の窓口となる。
– 文化的コモンズ
• 大学の構成員が情報や知識のやり取りをしながら社会的・文化的に
交流する場
– 三つのレベルは独立的に機能するものというよりも相互に関わって機能
しているもので、総合的に展開する必要がある。
(Beagle, 2004;永田, 2008 ; 長澤, 2013)
17
私の目指す学習支援の目標
ここから目標設定
国の高等教育改革
大学の教育改革
図書館への提言
大学のミッション
図書館のミッション
アクティブラーニング
ラーニングコモンズ
人的支援
学位授与の方針
従来の役割+知の交流
大学がおかれている背景 本学の方針
18
私の目指す学習支援の目標
1. 大学のミッション、特に「学位授与の方針」に示
された人材育成を目指す。
2. そのような人材育成に寄与できるような学習支援
を目指す。
3. さらに刻々と進行する教育改革(アクティブラー
ニング等)に対応した学習支援を目指す。
4. これらを踏まえた上で、附属図書館のミッション
に沿う学習支援、人材育成を目指す。
目標は決まった。で、何すればいい?
19
2
私たちに足りないもの
と足りないものに対する
ささやかな取り組み
20
足りないもの(1)
私たちは大学で行われている教育や学習につい
ての知識がなさすぎるのでは?
– 教員の教育
• どんな授業が行われていて、どんな課題がだされてる
の?シラバスは読み込んでみるもののよくわからない
– 学生の学習
• アンケートなどは実施してみるものの、回収率や継続性、
コストなどで難しい面も
そもそも教育改革の情報が入ってこないし、発言す
る機会もほとんどない
21
足りないもの(2)
「人はどう学ぶのか」を知らないと学習支援の
空間、サービス共に設計できないのでは?
• 「大学図書館員も教員と同様に「人はどう学ぶのか」という学習の
メカニズムに関する知識や理論を体得する必要がある。」(井上,
2014)
– 大学の使命に沿った活動をするには、当然図書館
の外の人との協働が必要。共通言語(学習理論)
がないと話もできない。
– 教育課程の知識も同様の意味で必要。
• 教務部門との人事交流が一番の早道か?
22
足りないもの(まとめ)
1. 大学において行われている教育や学習に関
する情報(及び発言権)
2. 学習理論の知識
3. 図書館組織内の共通理解
• 一番大事かも・・・
23
足りないものに対するささやかな取り組み
図書館ホームページのお知らせやFacebookや図
書館報などには絶対でないような、地味なイン
フラ部分のささやかな取り組みのみを集めてみ
ました。
24
ささやかな取り組み(1)
教育改革を審議する会議への陪席(北大)
• 図書館は全く大学の教育改革に関わっていない。
決まってから通達がくるだけ。
• 「教育改革室」「教務委員会」など打診中
• ライブ感も大事なのでは?
• 審議への参加、意思反映は難しいので、せめて
情報をなるべくはやくキャッチし、早めの対応
ができるようになることを期待
25
ささやかな取り組み(2)
学習支援系部署で情報交換会(室蘭)
– 教務系課長、国際化支援系課長、図書系課
長が月に1回集まって情報交換会を開催す
るように。
• お互いの業務内容や、現在検討中のもの、企画
中のものなどについて情報交換。
• 人に依存した仕組みだったので継続はできな
かったし、いろいろ反省点はあるが有益な会
(特に図書館にとって)だったのではないかと
考えている。
26
ささやかな取り組み(3)
学習理論の習得のために、業務時間中に勉強会
を企画開催(北大)
• 業務時間内での勉強会の枠組みを作った。
• 学内の学習理論(インストラクショナル・デザ
イン)の専門家に依頼して、図書館職員向けに
基礎知識をレクチャーしてもらった。
• まだまだだが、少しずつでも・・・
• FD担当の先生などにも相談してみる予定
27
ささやかな取り組み(4)
IR部門への接近(北大)
• そもそもどんな授業が行われていて、どんな課
題が出されているのかもよく知らない。
• 全容を知ることはなかなか困難。
– 新人の頃、全教員に「どんな課題を出してますか?」という
メールを送ったらどうかと提案したら怒られた。
• IRネットワーク推進担当
– IR(InstitutionalResearch)を実施。「教学評価」を行い
「学習支援」、「教育支援」に資するデータの提供
などを実施。
• アクティブラーニングの北大での実施状況など
も調査しており、定期的な情報交換など
28
ささやかな取り組み(5)
学生の行動分析(室蘭)
– 学内他部署のアンケート(生活実態調査
等)に図書館が希望する質問項目を追加し
てもらい、実施後は生データをもらえるよ
うにした。
• もちろん質量共に希望するとおりにはいかない
というデメリットはある
• 図書館で実施しないような(通学形態とか)質
問項目とのクロス集計が可能。回収率も高いし、
コストも合理的。
29
ささやかな取り組み(6)
学内システム管理部門(室蘭)
• ICT環境は自習活動の全てにおいて必要であるた
め決定的に重要である。
• よって、教育用のICT環境を構築する部門とは蜜
月の関係を結ぶ必要があると考えている。
• 更新の2年以上前から、次期システムのことや
将来構想をヒアリングし、実現できそうなこと
を聞いたうえで要望書を提出。
• 仕様書作成時にも随時相談、確認させてもらっ
た。
30
ささやかな取り組み(7)
よくわからないけど先生との対話チャンネルを
増やす(北大)
– リザーブブック制度
• 大規模大学では難しいのは承知だが、ともかく始めてみ
る予定。(昨日、起案してきました…)
– 教育活動支援チラシを全教員へ投げ込み
• 図書館の教育支援メニュー(アクティブラーニングに対
応したフロアできましたよ、授業で使う本はこうやった
ら図書館に本を置けますよ、カスタマイズ型講習会やり
ますよetc…)(昨日、起案してきました…)
– 機会があればすぐ訪問
31
3
具体的にはこれから何をする?
32
具体的には何をする?
いろいろあると思いますが、私のまわりで議論
になっているトピック
– ラーニングコモンズは必要?
– アカデミックスキルの支援は必要?
– 学習支援を直接図書館職員が?
– 知の交流の場?
33
ラーニングコモンズは必要?
必要
– 必要というよりは目標を実現させようとすると自
然にラーニングコモンズ的なものに近づくと思っ
てます。
– 「箱物だけではだめ、人的支援がないと」などと
言われてもいますが、私はそこはあまり気にせず、
今ある学内のリソースで、どう大学の使命を実現
できる場を作っていけるかを考えていきたいと
思っています。
– それ以上のことは学内の教育のことや、学習理論
の知識を踏まえた上で少しずつでも主張、要望、
主体的な態勢作りなどしていけるようになりたい。
34
(続き)
– ただし従来業務部分をしっかりやることが最も大
事とも思っています。
• 使いやすい書架、わかりやすいサイン、快適な空間、
ICT環境の整備、適切なコレクション構築方針、適切な
ナビゲーションシステムetc…
• 特に空間とコンテンツの関係はもっと考える必要がある。
– 個人的には図書館にある自習(グループ含む)エリアは冊子体
コンテンツと近くにあってほしい。(でももっと要議論)
35
(続き)
– ラーニングコモンズ(従来機能の充実+α)を運用
する場合は、必然的に新しい業務が発生。
– 当然人出が足りなくなるので組織改革や、合理化
が必要ではないか
• 従来業務が疲弊してきている感あり
36
アカデミックスキルの支援は必要?
必要(ただし大学全体として)
– 「課題解決型学習の円滑な導入のため,本学部の教育カリ
キュラムの改善を進めるべきである。学生が課題解決型学
習に効果的に取り組むためには,その前提となる学習スキ
ルの習得が必要である。具体的には,情報収集やプレゼン
テーション,議論の方法,レポートの書き方,授業時間外
の学習をこなすための時間管理法などである。(中略)全
ての学生がこれらのスキルを確実に習得できるようなカリ
キュラムの整備を進めるべきである。」(藤木, 2011)
 アクティブラーニングの円滑な導入に必要
 共通言語を身につけこのような提案もできるよう
になるとよい
37
学習支援を直接図書館職員が?
わからない(大学の状況による?)
– アカデミックスキル、ライティングサポート、個
別の学習サポートや、そのマネージメント等、教
員じゃないのにどこまでやっていいの?ないしや
るべきなのか?
– 図書館職員が直接教えることができるようになる
べきかどうかは北大の中でも意見が分かれてます。
– 図書館職員の専門性とは何か?という話になりが
ち。私は専門性云々はおいといても、その能力と
資格を組織として育成、維持できるか、それが大
学に貢献できるのかどうかが判断の分かれ目かと。
38
(続き)
「学習支援を大学のなかで図書館員自身が正面切って
行うという理路を説得的に述べることはやや困難であ
ると考えられる。(中略)このような困難があるもの
の、レポート執筆講座を行っている図書館はいくつか
認めることができる。これは専門の部署が存在しない
がゆえに自らがその責務を果たさざるを得ないという
状況もあろう。また、初年次導入教育が上手く機能し
ていない場合、図書館がその業務を行わざるを得ない
という面もあろう。(中略)良心館LCでは専門の教員
がサポートする(中略)という前提をもってして、学
習支援の理路を作っている。」 (岡部ら, 2014)
39
(続き)
個別の学習サポート(北大の例)
– 北大ではアカデミックサポートセンターが主に初
年次生に対して実施中
– 設立の動機は実はよくわかっていません。(こう
いうことを組織としてきちんと、その時に把握で
きるようにならなければならないと思っていま
す。)
– よく利用されているように見える。
– よって図書館単独でマネージメントするつもりは
ない。
40
(続き)
アカデミック・サポートセンター(北大)
• 初年次生を対象として個別対応の「学習サポー
ト」を実施
» H26前期 約2,000人利用
» 独自セミナーなども実施
» スタッフ(Ph.D.持ちの特定専門職
員)4名+大学院生チューター
– 図書館とは共催で「アカデミックスキルセミ
ナー」を実施している。
『アカデミック・サポートセンターニュース』第13号より
41
知の交流の場
必要
– 電子コンテンツの比重(旧来の有形メディアだけ
ではなくMOOCsなども含めて)が高まってくる中
で、ライブな交流(人・コンテンツ)こそが付加
価値、ないし求められるようになってくるのでは。
– 「大学の心臓」「知の拠点」などと呼ばれてきた、
かつ学部に縛られない図書館こそ、このような役
割に適しているのではないか。
– 空間の開放度合いを高め、図書館をライブな「知
の交流の場」へ
42
終わりに
43
終わりに
これからのことを考えるのは今、現場にいる私
たちであり、部課長ではない。部課長に頼らず
自分でも考える気概はもっていきたい。
また、新たな役割が求められている今、一番大
事なのは外の組織との連携よりも、図書館職員
同士での将来展望に関するコミュニケーション
ではないだろうか。
44
引用した文献
• 井上真琴. "大学図書館の学習支援". 平成26年度大学図書館職員長期研修.
2014, https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/pub/choken/2014/17.pdf, (accessed
2015-02-13).
• 岡部晋典, 鈴木夕佳. 同志社良心館ラーニング・コモンズ揺籃期の一年 : ア
カデミック・インストラクターの視座を通して. 同志社大学図書館学年報.
2014, no. 39, p. 69–77.
• 長澤多代. 主体的な学びを支える大学図書館の学修・教育支援機能-ラー
ニングコモンズと情報リテラシー教育を中心に-. 京都大学高等教育研究.
2013, no. 19, p. 99–110.
• 永田治樹. 大学図書館における新しい「場」インフォメーション・コモン
ズとラーニング・コモンズ (特集 ラーニング・コモンズ). 名古屋大学附属
図書館研究年報. 2008, no. 7, p. 3–14.
• 藤木剛康. 課題解決型学習の可能性 : 三重大学の事例をもとに. 和歌山大学
経済学会研究年報. 2011, vol. 15, p. 133–139.

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我々がなすべき学習支援とはなにか?

Editor's Notes

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  2. この「新規ニーズがあれば対応」ということで、さて、じゃ、学習支援とはなんぞや、ということを考えざるを得ない状況にあります。
  3. 今日はグループワークがあり、みなで考える機会があるとのことですので、
  4. 今日のここからの流れです。まずは私の学習支援に対する理解をお話し、その理解の元で、私たちに足りないものはなにか、そしてそれを解消するためにやったいくつかの取り組みを紹介します。これは守りの部分ですね。そして、最後に具体的にはこれから何すればいいの、という攻めの部分のお話をしていきたいと思います。
  5. ひるがえって大学の方針ですが、基本方針とかいろいろあると思いますが、これも高等教育改革の中で、学位授与の方針が策定されるようになり、大学の方針としては、まずはこれを意識すればよいのではないかと思っています。
  6. さて、目標は決めたけど、実際に何をすればいーの?
  7. 何をすべきか考えたときに、大学のミッションに沿うということを考えると、いやいやその前に今の自分たちに足りないものがけっこうあるよな、と
  8. まず
  9. また、同志社の井上さんがよくおっしゃってますが、
  10. まずは足りないものに対する対応をしなければならないと思いました。守りの部分でしょうかね。いくつか私がやってきた守りの活動を紹介したいと思います。
  11. 最後に、攻めのほうですね。足りないものをおぎなう努力で守りを固めつつ、どう攻めるか?
  12. 今日は、具体事例ではなく、私の周りで議論になっているものをあげさせていただき、一緒に考えられたらと思っています。