SUSE Open Forum講演 - OpenStack Summit 2014 Paris 報告
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講師：日本仮想化技術 玉置 日時：2014/12/16 タイトル：SUSE Open Forum講演 - OpenStack Summit 2014 Paris 報告 「ベアメタルクラウドの現状とNTTドコモ様の検証報告」 概要： - OpenStack Summit 2014 Paris出張報告 - たまおきの注目ポイント --- OpenStack Summitの参加者数 --- NTTドコモ様の検証報告 --- ベアメタルクラウドの現状
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- 1. OpenStack Summit 2014 Paris 報告 「ベアメタルクラウドの現状と NTTドコモ様の検証報告」 日本仮想化技術株式会社 VitrualTech.jp たまおき のぶゆき
- 2. 自己紹介 • 玉置 伸行（たまおき のぶゆき） – ntamaoki@virtualtech.jp – twitter.com/ntamaoki – facebook.com/ntamaoki • 日本仮想化技術株式会社 2013/8 - – エンタープライズクラウド事業部 • OpenStackの価値を伝える – ThinkITでOpenStackディストリビューション8社比較記事を企画 • エンタープライズクラスのクラウド基盤構築の検討支援 • 日本オラクル株式会社 – 2013/7 2 イントロダクション
- 3. 日本仮想化技術株式会社 概要 • 社名：日本仮想化技術株式会社 – 英語名：VirtualTech Japan Inc. – 略称：日本仮想化技術／VTJ • 設立：2006年12月 • 資本金：2,000万円 • 売上高：1億3,000万円（2013年7月期） • 本社：東京都渋谷区渋谷1-8-1 • 取締役：宮原 徹（代表取締役社長兼CEO） • 伊藤 宏通（取締役CTO） • スタッフ：9名（うち、8名が仮想化技術専門エンジニアです） • URL：http://VirtualTech.jp/ • 仮想化技術に関する研究および開発 – 仮想化技術に関する各種調査 – 仮想化技術に関連したソフトウェアの開発 – 仮想化技術を導入したシステムの構築 – OpenStackの導入支援・新規機能開発 ベンダーニュートラルな 独立系仮想化技術の エキスパート集団 3 イントロダクション
- 4. 導入・移行 仮想化環境構築をトータルサポート 設計 • 戦略立案 – コスト削減、社内標準化、将来プランのコンサルティング • 設計 – 要求仕様の策定 – サーバ、ストレージからネットワークまでアプリケー ションまで考慮した設計最適化 – キャパシティプランニング（ベンチマーク） • 導入 – 仮想化ソリューションパッケージの提供 – 仮想化統合（P2V既存環境移行） • 運用保守 – エンジニア教育 – 技術サポートの提供 – OSSソースコードレベルサポート 運用保守 ベンダーニュートラルなワンストップ・サポートをご提供4 戦略立案 イントロダクション
- 5. OpenStackへの貢献 • 開発 – Nova bare-metal provisioning – DiskImage Builder – Bug fixes in various projects • イベント企画・運営 • ドキュメント公開 5 Stackalytics – VirtualTech’s contributions Commit 数は 120 OpenStack最新情報セミナー イントロダクション
- 6. OpenStack最新情報セミナー • OpenStackに関心のあるエンジニアを対象 とした技術セミナー • 過去8回実施（括弧内は申込者数） – 2014/2 HP Moonshot 紹介 (100名) – 2014/4 SDN&OpenStack (200名) – 2014/6 ストレージ (120名) – 2014/8 OpenStack Distribution (140名) – 2014/10 大規模×ネットワーク (120名) – 2014/12 導入事例・検証事例 (140名) 6 イントロダクション
- 7. EnterpriseCloud.jp • OpenStackで始めるエンタープ ライズクラウドの情報サイト • OpenStack導入手順書のダウ ンロード – 年間1,000ダウンロード • セミナー資料 • OpenStack環境構築ノウハウ 7 イントロダクション
- 8. OpenStack Summit 2014 Paris 8
- 9. OpenStack Summit 9 • OpenStackの開発者が今後の開発ロードマップや 機能実装について語るDesign Summit • 200を超える事例セッションやテクニカルセッション • 年に2回開催、次回は5月にバンクーバーで開催
- 10. たまおきの注目ポイント 1. OpenStack Summitの参加者数 2. NTTドコモ様の検証報告 3. ベアメタルクラウドの現状 10
- 11. OpenStack Summitの参加者数 11 過去9回の開催地と参加者数 Paris (2014/11)： 4,700 Atlanta (2014/5)： 4,300 Hong Kong (2013/11): 3,000 Portland (2013/4): 3,000 San Diego (2012/10): 1,400 San Francisco (2012/4): 1,000 Boston(2011/11)、Santa Clara(2011/4)、San Antonio（2010/11）
- 12. 参考：OpenStackエンジニアの求人 キーワード 求人件数 OpenStack 1,589(1年で3倍) Amazon 6,039 SalesForce 4,199 Azure 1,715 CloudStack 175 12 米国エンジニア求人サイトengineerjobs.comでの求人件数 2014/12/7調査 出展：Engineering Jobs (http://www.engineerjobs.com)
- 14. たまおきの注目ポイント 1. OpenStack Summitの参加者数 2. NTTドコモ様の検証報告 3. ベアメタルクラウドの現状 14
- 15. 15
- 16. NTTドコモ様の検証報告のポイント 1. 100台の物理サーバを使用した実証実験 2. 仮想ネットワークの高速化 – VXLAN+オフロード処理で最大6倍のスループッ ト性能向上 3. HA(High Availability)環境を構築 – データベースやメッセージングキューを多重化 – ネットワークノードのL3エージェントを多重化 16
- 20. 3. HA環境を構築 20
- 22. たまおきの注目ポイント 1. OpenStack Summitの参加者数 2. NTTドコモ様の検証報告 3. ベアメタルクラウドの現状 22
- 24. ベアメタルクラウド ２つのユースケース① OpenStackの中でベアメタル プロビジョニングをやりたい IBM Softlayerみたいなサービス 大量のサーバを一元管理す るためにベアメタルプロビジョ ニングをやりたい リソースプールとプロビジョニング 24 リソースプール コンピュート ネットワーク ストレージ フィジカルプロビジョニング(Ubuntu MAAS / OpenStack TripleO) プロジェクトA 機能検証用 プロジェクトB 開発用 クラウドオーケストレータ プロジェクトC ステージング用 V M V M V M V M V M V M V M V M コントローラ(OpenStack) コントローラ(OpenStack) V M V M V M V M コントローラ(OpenStack) クラウドオーケストレータ＆プロビジョニング( Ubuntu Juju / DevStack / Red Hat RDO PackStack / Chef / Puppet / Ansible / Vagrant / etc )
- 25. ベアメタルクラウド ２つのユースケース② OpenStackの中でベアメタル プロビジョニングをやりたい メリット： • サーバ仮想化技術によるオーバーヘッド の削減 • ベアメタルマシンをAPIで制御可能 想定利用シーン： • サーバ負荷が高いサービス・サーバ • 物理サーバと仮想サーバの混在環境 • 分散ストレージサーバ • 本番環境で仮想マシンの採用を躊躇し ているお客様 大量のサーバを一元管理す るためにベアメタルプロビジョ ニングをやりたい メリット： • ベアメタルマシンをAPIで制御可能 • プロビジョニングの時間短縮 • オペレーション見直しによる、運用コスト の削減 想定利用シーン： • セルフサービス化 • プロビジョニングの自動化 • 物理サーバと仮想サーバの混在 • リソースの使用状況に応じた、リソースの 動的変更 25
- 26. ベアメタルクラウド ２つのユースケース③ OpenStackの中でベアメタル プロビジョニングをやりたい 大量のサーバを一元管理す るためにベアメタルプロビジョ ニングをやりたい 26 • OpenStack Ironic • OpenStack TripleO – OpenStack Ironic を含む • SUSE Cloud – Crowbarを使用 • Ubuntu MAAS • Mirantis Fuel • など
- 27. OpenStack Ironicのロードマップ Havana Icehouse Juno Kilo “L”以降 参考：Blueprints for Ironic (Bare Metal Provisioning) https://blueprints.launchpad.net/ironic/ 2013年10月リリース 2014年4月リリース 2014年10月リリース 2015年4月リリース予定 Novaプロジェク トからIronic(ベア メタルプロビジョ ニング)プロジェ クトが派生 •Neutron連携 •Ceilometer連携 •HP iLO対応 •iPXE対応 •正式プロジェクト に昇格 •ベアメタルマシン のディスカバリ •UEFIセキュアブー トへの対応 •ベアメタルサーバ のリリース処理の 追加 •ファームウェア 更新機能の追加 •ベアメタルマシン の自動登録機能 の追加 •Neutron連携（仮 想ネットワーク機 能） Neutronに対応するも 仮想ネットワーク機能 は実装されず 現行のバージョン では、同じAvailability Zone(AZ)でベアメタル マシンと仮想マシンを 混在できない Junoで正式プロジェク トに昇格することを目 指していたが適わず
- 28. 今後のOpenStack Ironic • 仮想ネットワーク対応 • ベアメタルマシンの ライフサイクル管理 28 スイッチ Ironic Neutron Nova ベアメタル ノード ベアメタルサー バのアサイン ベアメタルサー バのリリース クリーニング リソースプール への追加 UEFI secure boot OSやBIOSのバージョンアップ