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鷲崎弘宜, "アジャイル品質パターン (Agile Quality, QA2AQ), アジャイル時代の組織ケーパビリティ向上 CMMI V2.0 / APH(アジャイルパフォーマンスモデル) / アジャイル品質パターンセミナー, 早稲田大学, 2019年6月6日
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スプリントが2∼4週間で、最後にふりかえりを実施 かんばんで見える化 毎日朝会を実施(デイリースクラム) ペアプロ テストは全て自動化されていて継続的にCI環境でビルドされる 正しいアジャイル? : : 問2:これらを実践すれば うまくいく? 13年5月26日日曜日
16.
後ほどこれらの 問いにお答えします。 13年5月26日日曜日
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アジェンダ 正しいアジャイル? アジャイル開発事例のご紹介 まとめ 13年5月26日日曜日
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こんなシステム開発 オンラインで大容量ファイルをやり取りするSaaSの開発 既存システムのリプレイス 期間:6ヶ月 13年5月26日日曜日
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A B A B -------- - -------- - -------- - -------- - A B B B A SSL 13年5月26日日曜日
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こんなチーム 人々(合計:6人) プロダクトオーナー(顧客):1人 10年戦士:2人 5年戦士:3人 アジャイル開発経験者:0人 13年5月26日日曜日
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こんなチーム とりあえず「開発∼テスト」を繰り返せばアジャイルって 言えるんだよね? 13年5月26日日曜日
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こんなチーム アジャイル偏差値:低 とりあえず「開発∼テスト」を繰り返せばアジャイルって 言えるんだよね? 13年5月26日日曜日
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プロジェクトスタ∼ト 13年5月26日日曜日
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スケジュール 先行開発チーム 仕様策定チーム 開発チーム 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 顧客 10年戦士 5年戦士 13年5月26日日曜日
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0∼1ヶ月 13年5月26日日曜日
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スケジュール 先行開発チーム 仕様策定チーム 開発チーム 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 ▼プロセス考察 メンバーが今まで実践してきた様々な開発手法についてに議 論し、どんなプロセスでシステムを構築してゆくのが自分た ちにとって一番良いのかをみんなで話し合った 顧客 10年戦士 5年戦士 13年5月26日日曜日
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とにかくみんなで 話し合いを重ねました 13年5月26日日曜日
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そこで決定した2つのこと 13年5月26日日曜日
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(1)テストファースト 13年5月26日日曜日
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仕様策定チーム テスト仕様書 SCM 開発部隊 コミット 各々担当の機能を実装&テスト (1)テストファースト テスト仕様書を先に作成し、それを元に 開発する 顧客 10年戦士 5年戦士 13年5月26日日曜日
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(2)先行開発チーム 13年5月26日日曜日
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必ずしも解決することが目的ではなくて、 早期に取り組む事が目的だった。 暗号化 (2)先行開発チーム ベースラインアーキテクチャの策定 技術的難易度の高い問題に早期に取り組む 顧客 10年戦士 5年戦士 ? ウィルススキャン ? 認証・認可 ? 技術的難易度の高い問題に取り組む ベースラインアーキテクチャの策定 先行開発チーム 13年5月26日日曜日
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1∼3ヶ月 13年5月26日日曜日
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スケジュール 先行開発チーム 仕様策定チーム 開発チーム 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 ▼先行開発 ベースラインアーキテクチャの策定やコア機能を先行で開 発。何度となくハマったが、難易度の高い部分に取り組んだ ことによって早期に多くことを学習できた。 顧客 10年戦士 5年戦士 13年5月26日日曜日
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スケジュール 先行開発チーム 仕様策定チーム 開発チーム 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 ▼既存システム調査 既存システム要件/機能を分析し、随時「仕様策定チーム」 と連携。テスト仕様書に積極的にフィードバックし、仕様書 の精度を上げていった。 顧客 10年戦士 5年戦士 13年5月26日日曜日
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スケジュール 先行開発チーム 仕様策定チーム 開発チーム 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 ▼テスト仕様書作成(仕様策定) コア機能に関するテスト仕様書を作成。どの程度の情報量を テスト仕様書に載せれば開発が可能なのか?を推し量る素振 り(試行)の意味も含んでいた。 顧客 10年戦士 5年戦士 13年5月26日日曜日
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仕様策定チーム テスト仕様書の作成 (システム仕様の策定) 開発部隊 「もっと××な情報を仕様書に盛り込んでく ださい」というフィードバック フィードバック 顧客 10年戦士 5年戦士 先行開発チーム 「既存システムには△△な機能があります」 「その場合、既存システムでは○○のように動 作します」というフィードバック 既存システム 13年5月26日日曜日
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チームは失敗を繰り返しながら 学習し、改善していった ➡経験を重ねるということが大事 13年5月26日日曜日
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3∼6ヶ月 13年5月26日日曜日
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スケジュール 先行開発チーム 仕様策定チーム 開発チーム 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 ▼開発&テスト 仕様策定チームの作成したテスト仕様書を元に開発&テスト を実施。プロダクトに集中。。。 顧客 10年戦士 5年戦士 13年5月26日日曜日
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スケジュール 先行開発チーム 仕様策定チーム 開発チーム 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 顧客 10年戦士 5年戦士 ▼テスト仕様書作成(仕様策定) テスト仕様書を作成する。既存機能を取り込むか否かや新規 機能を盛り込むか否かは全てココで管理。以前と同様に、絶 えずフィードバックを受けながら仕様書を作成していった。 13年5月26日日曜日
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こうやってプロジェクトは 無事遂行されました 13年5月26日日曜日
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常に動くものが手元にあった(動くソフトウェア) 誰でもコードを修正出来る状態だった(コードの共同所有) 必要性を感じたタイミングですぐに話し合いを始め、必要性 を感じたタイミングで資料を作成していた(Just In Time) 利害関係者が顧客1人だけだったため、素早く決定/方向転 換出来た(オンサイト顧客) チームが能動的にプロジェクト/プロダクトを改善していっ た(自己組織化) 良かったところ 13年5月26日日曜日
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朝会がなかった スプリントがなかった(本番リリースは1回だけ) ふりかえりもなかった ペアプロはやってないしテスト自動化もCIもなかった イマイチだったところ 13年5月26日日曜日
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どうもアジャイルの王道は外して いるようですが・・・ このプロジェクトはうまくいった のでしょうか? 13年5月26日日曜日
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アジャイルは正しく実践出来な かったかもしれませんが うまくいったと思っています。 13年5月26日日曜日
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なぜなら価値あるシステムを 構築出来たから ここだけの話、結構売れてんすよww 13年5月26日日曜日
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13年5月26日日曜日
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(当時の考え方) 「正しい開発プロセスがあれば、 開発者はもっとうまくやるだろう」 13年5月26日日曜日
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(宣言者たちの考え方) 「スキルのある優れた開発者がいれば、 彼ら自身が学習して開発プロセスを 決めれば良いだろう」 13年5月26日日曜日
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開発プロセスは自分たちのもの 自分たちで進化/深化させるもの 13年5月26日日曜日
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こんなチーム 人々(合計:6人) プロダクトオーナー(顧客):1人 10年戦士:2人 5年戦士:3人 アジャイル開発経験者:0人 13年5月26日日曜日
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こんなチーム アジャイル偏差値:低 とりあえず「開発∼テスト」を繰り返せばアジャイルって 言えるんだよね? 13年5月26日日曜日
54.
みんなアジャイルに対して無知 だったから、アジャイルを実践 しようとしなかった 13年5月26日日曜日
55.
みんなアジャイルに対して無知 だったから、アジャイルを目的 にしなかった 13年5月26日日曜日
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プロセスを自分たちで定義して、 自分たちに合った形を発掘して いった。 13年5月26日日曜日
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仕様策定チーム テスト仕様書 SCM 開発部隊 コミット 各々担当の機能を実装&テスト (1)テストファースト 顧客 10年戦士 5年戦士 ATDD・BDDという開発手法 13年5月26日日曜日
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必ずしも解決することが目的ではなくて、 早期に取り組む事が目的だった。 暗号化 (2)先行開発チーム 顧客 10年戦士 5年戦士 ? ウィルススキャン ? 認証・認可 ? 技術的難易度の高い問題に取り組む ベースラインアーキテクチャの策定 先行開発チーム 早く小さく失敗するというアジャイルの定石 13年5月26日日曜日
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仕様策定チーム テスト仕様書の作成 (システム仕様の策定) 開発部隊 「もっと××な情報を仕様書に盛り込んでく ださい」というフィードバック フィードバック 顧客 10年戦士 5年戦士 先行開発チーム 「既存システムには△△な機能があります」 「その場合、既存システムでは○○のように動 作します」というフィードバック 既存システム 早く小さく失敗するというアジャイルの定石 13年5月26日日曜日
60.
自分たちに合った形を発掘して いった結果、知らず知らずに アジャイルなプロセスになってい ました。 13年5月26日日曜日
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アジャイルに対して無知なことが 武器になることがあるんです。 13年5月26日日曜日
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アジェンダ 正しいアジャイル? アジャイル開発事例のご紹介 まとめ 13年5月26日日曜日
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最後に先ほどの問いに 答えましょう。 13年5月26日日曜日
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スプリントが2∼4週間で、最後にふりかえりを実施 かんばんで見える化 毎日朝会を実施(デイリースクラム) ペアプロ テストは全て自動化されていて継続的にCI環境でビルドされる 正しいアジャイル? : : 問1:これらを実践しないと アジャイルじゃない? 13年5月26日日曜日
65.
そんなこと どうでもいいと思います。 13年5月26日日曜日
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えぇぇぇぇぇ∼∼∼ 自分から振っといてそんな ことってあるんすか。。 13年5月26日日曜日
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アジャイルは目的ではなくて手段 です。 なのでアジャイルかどうかなんて どうだっていいんです。 13年5月26日日曜日
68.
いいシステムを作りたいという 想いが根底にあって それを支えるものとして アジャイルがあればいい 13年5月26日日曜日
69.
わたしはそう思います。 13年5月26日日曜日
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スプリントが2∼4週間で、最後にふりかえりを実施 かんばんで見える化 毎日朝会を実施(デイリースクラム) ペアプロ テストは全て自動化されていて継続的にCI環境でビルドされる 正しいアジャイル? : : 問2:これらを実践すれば うまくいく? 13年5月26日日曜日
71.
そんなワケないですよね。 13年5月26日日曜日
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アジャイルを導入すれば 問題が解決するなんてことは ありません。 13年5月26日日曜日
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問題を解決するのはプロセスでは なくて自分たちですから。 13年5月26日日曜日
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大事なのはプロセスに従うことや プラクティスを実践することでは なく、自分たちで選択すること 13年5月26日日曜日
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何が価値を生み、何がムダなのか 自分たちで考え抜くこと 13年5月26日日曜日
76.
それを実践し、実践した結果から 学習し、改善すること 13年5月26日日曜日
77.
わたしはそう思います。 13年5月26日日曜日
78.
アジェンダ 正しいアジャイル? アジャイル開発事例のご紹介 まとめ ちょっと付け足し 13年5月26日日曜日
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決してアジャイルを正しく実践し なくてもいいと言っているわけで はありませんよ(^^;) 13年5月26日日曜日
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アジャイルを正しく実践出来れば その効果は絶大です。 13年5月26日日曜日
81.
ただし正しく実践するというのは そんなに簡単ではありません。 13年5月26日日曜日
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その難しさ故に一歩間違えれば 実践することが目的となって しまいがちです。 13年5月26日日曜日
83.
Don’t Do Agile, Be
Agile!! 13年5月26日日曜日
84.
アジャイルを目的としないために はじめから「正しいアジャイル」 を目指さなくていいということを 言いたくて、こういうお話をさせ て頂きました 13年5月26日日曜日
85.
ぜひどんどん間違った(?) アジャイルを実践して失敗しなが ら「正しいアジャイル」を発掘し ましょう 13年5月26日日曜日
86.
No Agile, No
Life!! 13年5月26日日曜日
87.
ご清聴ありがとう ございました。 13年5月26日日曜日
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