More Related Content
Similar to オフィスクラウド企画書 (20)
オフィスクラウド企画書
- 2. 背景
• ハードウェアの過剰な進化
– 現代のパソコンは、普通のオフィスで使うには過剰スペックに
なりつつある
– 適正スペックなパソコンはむしろ買いにくい
• 必要スペックのアンバランス
– 人によって要求が異なるので、同一スペックのパソコンにする
と、要求とスペックが釣り合わない
– 要求スペックは変化する
• サーバーが必要になった時にハードウェアを用意するの
は面倒の元
オフィス全体で統一的に資源管理できないか?
- 7. 提案する解決策
仮想化基盤に
リソース共有機能を持たせ、
デスクトップ環境を
その上に構築する
- 9. 仮想化基盤によるリソース共有(2)
分散ストレージの利用
• ネットワーク上のホストのストレージデ
バイスを、共有するもの
• LAN上で共有されるため、ストレージデバ
イスの増設等のメリットが共有される
• ブロック単位の分散多重化が出来るの
で、耐障害性が高い
• 分散しているので、スケールさせやすい
- 10. 仮想化基盤によるリソース共有(3)
仮想化基盤の利用
• CPUやメモリ等を仮想化して共有可能にす
る
• 利用者は必要量だけ割り当ててもらう
• 余剰リソースが再利用可能になるため、
リソースの有効活用が可能になる
- 11. 基礎となる技術
• 仮想化(kvm)
– Linuxカーネル組み込みの仮想化技術
– 軽い上に自由度が高い
• PCIパススルー
– 仮想環境上でも軽快なデスクトップを実現す
る
• 分散ストレージ Sheepdog
– Kvmと組み合わせて使う分散ストレージ
– 本来はクラウド技術として開発されている
– https://github.com/collie/sheepdog
- 12. 開発要素
• 技術レビュー用のデモシステム
– 実現可能性を確認するための試作も含む
• 基盤のインストーラ
– 基盤用ソフトウェアの選定
– インストーラ
– 環境設定システム
• 基盤管理のためのソフトウェア群
– デスクトップ、ゲストOSのインストーラ
– 資源管理システム
- 13. 当面のロードマップ
1. 実証システムの開発、リリース
– デモが可能な程度のものを作る
2. 基本的な機能を持ったものをリリース
– エンドユーザがインストールして運用でき
る程度
3. 管理システムの充実
– 管理システムのユーティリティ向上
4. ストレージシステムの改良
– より柔軟な運用を可能にする
– パフォーマンス改善
- 14. マネタイズの可能性
• スタックそのものの販売、サポート
– ホスト台数に応じたライセンス料等
• プリインストールシステムの販売、サ
ポート
• 仮想サーバの販売
– 必要な機能を持ったサーバインスタンスの
提供(仮想アプライアンス)
– 外部クラウドサービスとの連動
• 各種付帯ソリューションの提供
– セキュリティ等のサービス
- 15. 実証と初期リリースに必要なリ
ソース
項目 数量 単価 金額
デモ用ホスト 3台 12万円 36万円
開発者 3人月 120万円 360万円
管理、営業、広報等 1人月 100万円 100万円
約500万円