Oracle RAC on Docker

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２０１７/１１/１７
大島 正樹
Oracle RAC on Docker

2. 注意
1
本セッション内容は
実運用を想定したものではなく、
正確性、最新性、有用性など
その他一切の事項についていかなる
保証をするものではありません。
また、記載の内容は予告なく変更することがあります。
Oracleは、Oracle Corporationおよびその子会社、
関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
その他の製品名およびサービス名は、それぞれ各社の登録
商標または商標です。

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目次
1.自己紹介
2.Dockerとは
3.Oracle RACとは
4.Oracle RAC on Dockerの構築ポイント
5.その他はまりどころ
6.デモ

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1.自己紹介

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1.自己紹介
経歴
2003年入社、日立Oracleサポートセンタに配属
2017年現在、ＳＩを担当
（Oracle/Windows/Linux/vertica/SAP BO）
取得資格
Oracle Certified Support Engineer (2004/10)
Oracle Master Platinum 10g (2007/08)
 11g (2011/02)
JPOUG(Japan Oracle User Group)ボードメンバ

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2.Dockerとは

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2.Dockerとは
Dockerとは、OSのコンテナ技術を使用したアプリケーション実行環境。
ゲストOSを必要とせず、OS上の1プロセスとして動作するため、他の
仮想化環境（VMware/VirtualBox等)に比べ、非常に軽く動作すると言
われている。
OS (Windows/Linux)
VirtualBox
アプリケーション
ゲストOS ゲストOS
アプリケーション
OS (Linux)
Docker エンジン
アプリケーション
(コンテナプロセス）
アプリケーション
(コンテナプロセス）
VirtualBoxの場合 Docker の場合

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3.Oracle RACとは

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3.Oracle RACとは
実IP 仮想IP実IP 仮想IP
Public LAN
Private LAN
(内部通信用)
共有ディスク
Oracle Real Application Clusters
(Oracle RAC)とは、
複数のサーバーで同一のデータを、
参照／更新するクラスタデータベース。

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4.Oracle RAC on Dockerの構築ポイント

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4.Oracle RAC on Dockerの構築ポイント
実IP 仮想IP実IP 仮想IP
Public LAN
Private LAN
(内部通信用)
共有ディスク
Dockerでは、IPアドレスは
Dockerエンジンを通して割り当てられるため、コン
テナから柔軟にIPアドレスを制御することは難しい。
= 仮想IPを扱えない。
～仮想IP～

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4.Oracle RAC on Dockerの構築ポイント
実IP 仮想IP
共有ディスク
実IP 仮想IP
192.168.0.0/24
vxlan(vxlan0)
vxlan(vxlan1)
192.168.1.0/24
～仮想IP～ コンテナ間を仮想ネットワーク(vxlan)で接続するこ
とにより、仮想IPを扱うことが可能

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4.Oracle RAC on Dockerの構築ポイント
vxlanとは、
RFC7348で規定されている論理的な
（仮想的な）L2ネットワークを構築するための規格。
Kernel 3.18（≒ Docker対応）以上であれば、
Linuxカーネルに標準で組み込まれており、
仮想NICを作成して使用することができる。
実ネットワーク
仮想ネットワーク
仮想NIC仮想NIC

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4.Oracle RAC on Dockerの構築ポイント
実IP 仮想IP実IP 仮想IP
Public LAN
Private LAN
iSCSI
コンテナからiSCSIを扱うことはできない
～共有ディスク～

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4.Oracle RAC on Dockerの構築ポイント
実IP 仮想IP実IP 仮想IP
Public LAN
Private LAN
NFS
NFSであれば、コンテナから直接扱うことが可能
～共有ディスク～

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5.その他はまりどころ

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5.その他はまりどころ
●Oracle RACはSystemd前提(Oracle Linux 7.x～）となっているが、Oracle
社提供のDockerイメージにはSystemdが含まれていない。
==>Systemd を有効化したDockerイメージを作成
●コンテナのデフォルト権限ではSystemdやvxlanインターフェースが起動で
きない
==>コンテナ起動オプションに「--priviledged」を追加
●デフォルトのRAMディスクサイズ(64MB)では、ASMインスタンスを起動で
きない。
==>コンテナ起動オプションに「--shm-size=1200m」を追加

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6.デモ

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6.デモ
環境構成
OS (ubuntu 16.04 )
Docker 17.06-ce
コンテナ(NFS） コンテナ(DB1） コンテナ(DB2） コンテナ(DB3）
Docker image Oracle Enterprise Linux 7.3
DB version Oracle Database 12.2.0.1

20. 19
ご清聴、ありがとうございました。

21. 人とITのチカラで、驚きと感動のサービスを。