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【より深く知ろう】OCI コンピュート・サービス技術概要
2020年09月10日
日本オラクル株式会社
小西 朋子
Oracle Cloud ウェビナー
プロフェッショナルシリーズ
Safe harbor statement
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、
情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以
下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することを確約するものではないため、購買
決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。
オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期及び価格については、弊
社の裁量により決定され、変更される可能性があります。
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates2
用途に応じてインスタンスのシェイプを選択可能
• VMもベアメタルも、同じインフラ(ネットワーク、ハードウェア、ファームウェア、API)上で提供
1コアからスタート、ベアメタル、GPUなど、高いコストパフォーマンスで幅広く提供
コンピュート: インスタンスの選択
インスタンス
の種類
シェイプ
タイプ
VMインスタンス ベアメタルインスタンス
• 仮想マシン環境
- 1コアから64コアまでサイズ選択可能な
仮想マシン
- 開発環境から本番環境まで利用可
能な汎用的なインスタンス
• 専有サーバー環境
- コンピュートリソース(CPU、メモリー)を必
要とするワークロード用の物理サーバー
環境
- 性能重視アプリケーション向け
Standard
• 汎用タイプ
- 一般的なワーク
ロード向け
Dense I/O
•NVMe SSD内蔵タイ
プ
- I/O性能重視のワーク
ロード向け
GPU
• GPU搭載タイプ
- AI、機械学習、
HPC向け
HPC
• HPC用タイプ
- 高速プロセッサー
搭載、クラスタリン
グ用ネットワーク
Bare Metal
Compute
Virtual
Machine
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates3
ベアメタルインスタンス
• 大量のCPUや大容量メモリが必要なアプリケーションに
対応できるベアメタル型インスタンス
• インスタンス間のネットワーク帯域はPerformance
SLAの対象
• ハイパーバイザーの持ち込み(Bring-Your-Own
Hypervisor)も可能
• KVM, Hyper-V
VMインスタンス
• 汎用用途の仮想マシンインスタンス
• 必要なOCPU数に応じてサイズを選択可能
• メモリサイズ、 Local SSDサイズ(DenseIOの場合)、VNIC、
ネットワーク帯域はOCPU数に応じて決定される
• Oracle提供イメージ、またはイメージの持ち込みも可
能
• Linux, Windows
VMでもベアメタルでも柔軟に選択可能
コンピュート: インスタンスの種類
X7 OCPU
Memory
(GB)
SSD
(TB)
Network帯域 Price/Hour
Standard
E2
64 512 N/A 2 x 25 Gbps ¥3.6/OCPU
Standard
E3
128 2048 N/A 2 x 50 Gbps ¥5.94/OCPU
Standard 52 768 N/A 2 x 25 Gbps ¥7.656/OCPU
Dense I/O 52 768 51.2 2 x 25 Gbps ¥15.3/OCPU
Performance
SLA
X7 OCPU
Memory
(GB)
SSD (TB) Network 帯域 Price/Hour
Standard
E2
1~8 8~64 N/A 700M - 5.6Gbps ¥3.6/OCPU
Standard
E3.Flex
1~64
16GB/OCP
U
N/A
1Gbps/OCPU,
Max 40Gbps
¥5.94/OCPU
Standard 1~24 15~320 N/A 1 - 24.6 Gbps ¥7.656/OCPU
Dense IO 8~24 120~320 6.4~25.6 8.2 - 24.6 Gbps ¥15.3/OCPU
Compute
Bare
Metal
Compute
Virtual
Machine
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用途に応じたシェイプのラインナップ
コンピュート: シェイプ・タイプ
WEB & App サーバー App サーバー
Hadoop
分散アプリケーションAI/ML,
3D レンダリング
バイオ、流体/衝突
シミュレーション
VM E3 Standard Flex
1-64 OCPUs,
16 GB per OCPU RAM
Up to 1 PB Block
$0.025 core hr.
$0.0015 GB RAM hr.
VM Standard
1-24 OCPUs,
15-320 GB RAM
Up to 1 PB Block
$0.0638 core hr.
Bare Metal Standard
52 OCPUs,
768 GB RAM
Up to 1 PB Block
$0.0638 core hr.
Bare Metal E3 Standard
128 OCPUs,
2048 GB RAM
Up to 1 PB Block
$0.025 core hr.
$0.0015 GB RAM hr.
VM Dense IO
8-24 OCPUs,
120-320 GB RAM,
6.4-25.6TB NVMe
Up to 1 PB Block
$0.0638 core hr.
VM GPU v1 & 2
From 1 P100 to
4 V100 GPUs
12-24 OCPUs,
104-360 GB RAM
Up to 1 PB Block
$1.275 - $2.95
/GPU hr.
Bare Metal GPU
2 P100 GPUs,
28 OCPUs, 192 GB RAM
Up to 1 PB Block
$1.275 GPU hr.
2.95 GPU hr.
Bare Metal GPU v2
8 V100 GPUs, NVLINK
52 OCPUs, 768 GB
Up to 1 PB Block
$2.95 GPU hr.
Bare Metal HPC
36 OCPUs (3.7 GHz),
384 GB RAM
Up to 1 PB Block
100 Gbps RDMA
$ 0.075 core hr.
Bare Metal Dense IO
52 OCPUs,
768 GB RAM,
51.2 TB NVMe
Up to 1 PB Block
$ 0.1275 core hr.
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様々なワークロードに対応する標準インスタンス (Intel Xeon)
コンピュート: Standardインスタンス
VM.Standard2.1
1 core,
15 GB RAM,
1 Gbps
BM.Standard2.52
52 cores,
768 GB RAM
2 x 25 Gbps
VM.Standard2.2
2 cores,
30 GB RAM,
2 Gbps
VM.Standard2.4
4 cores,
60 GB RAM,
4.1 Gbps
VM.Standard2.8
8 cores,
120 GB RAM,
8.2 Gbps
VM.Standard2.16
16 cores,
240 GB RAM,
16.4 Gbps
VM.Standard2.24
24 cores,
320 GB RAM,
24.6 Gbps
Performance
SLA
- Intel® Xeon®
Platinum 8167M
(2.0GHz)
- 最大1PBのブロックボ
リューム
- ネットワーク帯域を規
定(SLA対象/
BM.Standard2.52)
Compute
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コストパフォーマンスを最大化する標準インスタンス (AMD EPYC)
コンピュート: Standard E2インスタンス
VM.Standard.E2.1
1 core,
8 GB RAM,
700 Mbps
BM.Standard.E2.64
64 cores,
512 GB RAM
2 x 25 Gbps
VM.Standard.E2.2
2 cores,
16 GB RAM,
1.4 Gbps
VM.Standard.E2.4
4 cores,
32 GB RAM,
2.8 Gbps
VM.Standard.E2.8
8 cores,
64 GB RAM,
5.6 Gbps
- 2 x AMD 7551 (2.0
GH)
- 最大1PBのブロックボ
リューム
- ネットワーク帯域を規
定(SLA対象/
BM.Standard.E2.6
4)
Compute
Performance
SLA
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超高速I/Oを実現するローカルNVMeデバイスを配備
コンピュート: Dense I/O インスタンス
BM.DenseIO2.52
52 cores,
768 GB RAM
2 x 25 Gbps
51.2 TB NVMe
3.0MM IOPS
VM.DenseIO2.8
8 cores,
120 GB RAM,
8.2 Gbps,
6.4 TB NVMe,
250k IOPS
VM.DenseIO2.16
16 cores,
240 GB RAM,
16.4 Gbps,
12.8 TB NVMe,
400k IOPS
VM.DenseIO2.24
24 cores,
320 GB RAM,
24.6 Gbps,
25.6 TB NVMe,
800k IOPS
Performance
SLA
ローカルNVMe
- 最大容量51.2TB
- I/O応答時間
10-100μ秒
- シェープ毎にIOPSを
規定(SLA対象)
全般
- Intel® Xeon®
Platinum 8167M
(2.0GHz)
- 最大1PBのブロックボ
リューム
- ネットワーク帯域を規
定(SLA対象/
BM.DenseIO2.52)
Compute
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AI、HPC、およびグラフィックスを高速化するGPUを配備
コンピュート: GPU インスタンス
BM.GPU3.8
8 x V100,
NVLINK,
52 cores,
768 GB RAM
2 x 25 Gbps
GPU
- NVIDIA® Tesla®
V100 または
Tesla® P100
全般
- Intel® Xeon®
Platinum 8167M
(2.0GHz)
- 最大1PBのブロックボ
リューム
- ネットワーク帯域を規
定(SLA対象/
BM.GPU2.2 および
BM.GPU3.8)
BM.GPU2.2
2 x P100,
28 cores,
192 GB RAM
2 x 25 Gbps
VM.GPU3.4
4 x V100,
NVLINK,
24 cores,
360 GB RAM,
24.6 Gbps
VM.GPU3.2
2 x V100,
NVLINK,
12 cores,
180 GB RAM,
8 Gbps
VM.GPU3.1
1 x V100,
6 cores,
90 GB RAM,
4 Gbps
VM.GPU2.1
1 x P100,
12 cores,
104 GB RAM,
1 x 25 Gbps
Performance
SLA
Compute
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新しいAMDシェイプのE3シェイプが登場
• VM.Standard.E3.Flex、BM.Standard.E3.128
• AMD EPYC 7742 (2.25 GHz)
Flexible Shape
• E3のVMシェイプは1~64まで任意のOCPU数を選択可能
• メモリー、ネットワーク帯域、VNIC数はOCPU数に応じて固定
• メモリー:1OCPUあたり16GB
• ネットワーク帯域:1OCPUあたり1Gbps, 最大40Gbps
• VNIC数:初めのOCPUで2VNIC、追加1OCPUあたり1VNIC、最大24VNIC
インスタンス起動後にシェイプのリサイズも可能
ベアメタルのBM.Standard.E3.128はサイズ固定
• これまでのシェイプの中では最大の128 OCPU、2048メモリー
Flexible E3 コンピュート・シェイプ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates10
テナント専用のサーバー上にVMインスタンスを配置することが可能
• 他のお客様との共有環境ではなく、完全にお客様専用のサーバーを使用
• DVH上の各VMインスタンスは同一テナント内の別コンパートメントにも配置可能
ユースケース
• セキュリティ上の理由などで、物理サーバーとして独立した環境の上にVMが必要な場合
使用可能シェイプ(2020/01 現在)
• DVH.Standard2.52
• Billed OCPU: 52, Usable OCPU: 48, Supported Shapes: VM.Standard2
• コストはBM.Standard2.52と同じ
専用仮想マシン・ホスト(Dedicated Virtual Machine Hosts)
専用仮想マシン・ホスト
VMインスタンス
VMインスタンス
VMインスタンス
VMインスタンス
• ベアメタル上へのハイパーバイザー持ち込み(BYOHV)との違い
– BYOHV (Bring Your Own HyperVisor) の場合は、ベースとなるハイパーバイザーの構築や管
理、また、仮想マシンの構築や管理をお客様自身が実施する必要がある。
– 専用仮想マシンホストでは、ハイパーバイザーや仮想マシンの作成/管理はOCIが実施。通常の
VMインスタンスとほぼ同様にコンソールやAPIからインスタンスのオペレーションが可能。
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イメージ - インポートとBYOI
Image - Import and BYOI
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マシン・イメージからインスタンスを作成
• インスタンスで使用するOSイメージを下記のオプションから選択
ブート・ボリュームによってインスタンスを起動
• インスタンス作成時に必ずブート・ボリュームが作成される
• ブート・ボリュームによってインスタンスを迅速に起動することが可能
• ブート・ボリュームはAD内でのみ有効
コンピュート・インスタンスのイメージ
コンピュート
インスタンス
イメージ
ブート
ボリューム
AVAILABILITY DOMAIN
REGION
AVAILABILITY
DOMAIN
プラットフォーム・イメージ Oracleから提供されるOCI用標準イメージ
Oracleイメージ プリ・ビルドされたOracleのエンタープライズイメージ、また、
OCI用のソリューションイメージ
パートナー・イメージ パートナー提供のイメージ
カスタムイメージ あらかじめ登録したカスタムイメージを利用
ブート・ボリューム 既存のブート・ボリュームを利用
イメージOCID Oracle提供イメージのOCIDを指定
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インスタンス作成時に指定する項目
• 必須:
• インスタンス名、アベイラビリティ・ドメイン、イメージ、イ
ンスタンスタイプ(VM/BM)、シェイプ、VCN、サブネッ
ト、コンパートメント
• オプション:
• ブート・ボリューム・サイズ、ブート・ボリュームの暗号方
式(In-transit / Key Management)、SSHキー、
User Data、フォルト・ドメイン(指定しなければ自動で
決定される)、タグ、プライベートIP、パブリックIPのアサ
イン
• 起動時スクリプト
コンピュート・インスタンスの作成
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オラクル提供イメージはOCI用に提供されている標準OSイメージ
【ご参考】コンピュート: 対応OS (Oracle提供イメージ)
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/Compute/References/images.htm
* 対応Shape: VM(VM Instance), BM (Bare Metal Instance), GPU (GPU Instance)
* Bring-Your-Own Image, Bring-Your-Own-Hypervisorを利用することで上記以外も利用可能
Name Version (対応Shape) 補足
Oracle Linux
8 (VM,BM,GPU)
7 (VM,BM,GPU)
6 (VM,BM)
Oracle Linux Premier Support が利用可能
Oracle Autonomous Linux 7 (VM, BM, GPU) Oracle Linux Premier Support が利用可能
Ubuntu
20.04 LTS (VM, BM)
18.04 LTS (VM,BM,GPU)
16.04 LTS (VM,BM,GPU)
CentOS 6, 7
Windows Server
2019 (VM,GPU)
2016 (VM,BM,GPU)
2012 R2 (VM,BM,GPU)
Windows OS 従量課金 (追加料金が必要)
Compute 課金 + Windows OS課金¥11.04 OCPU/Hour
サポートはオラクルが提供
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Linux イメージ
• 自動生成されるOSユーザー:sudoとssh v2が可能
• Oracle Linux/CentOS:ユーザー名 opc
• Ubunt: ユーザー名 ubuntu
• ファイアウォールルールのデフォルトセットは SSH アクセスだけを許可 (ポート 22)
Windows イメージ
• OTP (ワンタイムパスワード) 付きで自動的に作成されるユーザー名 opc
• マイクロソフトから最新の windows 更新プログラムを入手する windows update ユーティリティを含む
• ファイアウォール・ルール設定ではRDP (port 3389)アクセスが可能
• ただし、VCNのセキュリティ・ルールはデフォルトではRDPは許可されていないので設定が必要
起動時スクリプト
• User Data(Cloud-init (Linux)、cloudbase-init (Windows))を使用した起動時スクリプトの実行が可能
Oracle提供イメージ
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• インスタンスのブートボリュームのカスタム・イメージを作成することで、同じ構成
のインスタンスを複数作成可能
• カスタム・イメージから作成するインスタンスは、イメージ作成時のカスタマイズ、設
定、インストールされたソフトウェアを含む
• 追加でアタッチされているブロック・ボリュームのデータは含まない
• イメージ作成プロセス中はインスタンスはシャットダウンし、数分間利用できない。
プロセスが終了するとインスタンスは再起動
• 最大数はService Limitで定義
• Windowsでは下記2種類のカスタム・イメージをサポート
• 一般化イメージ : インスタンス固有情報がクリアされたイメージ。Sysprepで一般化されている。複
数のクローン・インスタンスを作成する場合はこちらを選択
• 特殊化イメージ: 元インスタンスのポイントインタイム・スナップショット。インスタンスのバックアップに向
け
カスタム・イメージ
インスタ
ンス
ブート
ボリューム
AVAILABILITY DOMAIN
REGION
AVAILABILITY DOMAIN
インスタ
ンス
カスタム
イメージ
ブート
ボリューム
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• イメージのインポート/エクスポートによって、カスタム・イメージをテナントやリージョ
ンをまたがって共有可能
• インポート/エクスポートはObject Storageを利用
• カスタムイメージの制限はマニュアル参照
• https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/Compute/Tasks/managingcustomimag
es.htm#one
• インポート/エクスポートの最大サイズ: 400GB
• インポート時のモード
• ネイティブ・モード: Oracle提供イメージからエクスポートされたカスタムイメージの場合。
最新の OS で最高のパフォーマンスを提供
• 準仮想化(Paravirtualized)モード: WindowsもしくはLinux Kernel 3.4以上
のカスタム・イメージの場合。パフォーマンスと互換性のバランスの取れたモード
• エミュレート(Emulation)モード: そのほかのカスタム・イメージの場合。エミュレート
NIC、ブロックブート、レガシーBIOS
イメージのインポート・エクスポート
ブート
ボリューム
AVAILABILITY DOMAIN
REGION
オブジェクトスト
レージ
REGION
マシン
イメージ
インスタ
ンス
カスタム
イメージ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates18
イメージ持ち込みによって、既存環境のOSイメージや古いOSを持ち込み可能
• Lift & Shiftのクラウド移行
• 古い、あるいは最新のOSをサポート
• インフラの柔軟性を向上
カスタム・イメージのインポート
• VMDKもしくはQCOW2フォーマットのOSイメージをインポートし、仮想マシン上でエ
ミュレートされたHWで起動する
注) BYOIでインスタンスを起動するためには、持ち込むOSイメージ上のすべてのライセンス要件を
満たす必要がある
BYOHV (Bring Your Own HyperVisor)
• ベアメタルへのKVM持ち込み
• https://cloud.oracle.com/iaas/whitepapers/installing_kvm_multi_vnics.pdf
• ベアメタルへのHyper-V持ち込み
• https://cloud.oracle.com/iaas/whitepapers/deploy-hyper-v-with-routing.pdf
Bring Your Own Image (BYOI)
インスタ
ンス
カスタム
イメージ
ブート
ボリューム
AVAILABILITY DOMAIN
REGION
AVAILABILITY DOMAIN
On-P
オブジェクトストレージ
QCOW2
VMDK
Upload
Import
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates19
BYOI
Emulatedモード
BYO
Hypervisor
・BYO KVM
・BYO Hyper-VCentOS 4.0, 4.8, 5.11,
6.9
Debian 5.0.10, 6.0, 7
FreeBSD 8, 9, 10, 11, 12
or later
Oracle
Linux
5.11, 6.x
RHEL 4.5, 5.5,5.6, 5.9,
5.11, 6.5, 6.9
SUSE 11, 12.1
Ubuntu 12.04
VM
BYOI
Paravirtualizedモード
Oracle提供
イメージ
* For operating systems and operating system versions not listed above Oracle Cloud Infrastructure will provide commercially reasonable
support to customers in an effort to get instances launched from these images accessible via SSH or RDP.
Supported OS *
Oracle
Autonom
ous
Linux
7
Oracle
Linux
6, 7, 8
CentOS 6, 7
Ubuntu 16.04,
18.04,
20.04
Windows
Server
2012 R2,
2016,
2019
ベアメタル
新規OSイメージ
持ち込みイメージ
https://docs.cloud.oracle.com/iaas/Content/Compute/References/bringyourownimage.htm
ベアメタル
CentOS 7 or later
Debian 8 or later
Flatcar Container
Linux
2345.3.0 or later
openSUSE Leap 15.1
Oracle Linux 7.x, 8.x
RHEL 7 or later
SUSE 12.2 or later
Ubuntu 13.04 or later
Windows Server 2008 R2,
2012, 2012 R2, 2016, 2019
【ご参考】持ち込みイメージの種類と利用可能OSについて
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ブート・ボリューム
Boot Volume
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ブート・ボリューム
• イメージから新規インスタンス作成時に新規のブート・ボリュームが作成され、インスタンスを
削除するまでインスタンスに関連付けられる
• インスタンス削除時には、ブートボリュームも削除するか残すかを選択可能
• 最小サイズ:デフォルト or 50GB のうち大きいほう ~ 最大サイズ: 32TB
ブート・ボリュームのメリット
• 数分以内にインスタンスを起動可能
• ブロックボリュームと同様の耐久性、永続性があり、データを保存可能
• デフォルトで暗号化
• インスタンス・スケーリング
• インスタンス削除後に、残したブート・ボリュームで別シェイプのインスタンスを起動することが可能
• ベアメタルでもVMでも同じブートボリュームを利用可能
• ただしローカルNVMe上のデータは手動でバックアップ/リストアが必要
• トラブルシューティングと修復
• インスタンスの問題(sshログインできないなど)が発生した場合、インスタンスを一時停止し、別の
インスタンスでブロック・ボリュームとしてアタッチして修復
ブート・ボリューム
ブート
ボリューム
terminat
e
launch
インスタ
ンス インスタンス
ブート
ボリューム
Stop
Attach
インスタ
ンス
インスタ
ンス
ブート
ボリューム
別シェイプへのスケーリング
別インスタンスでのアタッチ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates22
カスタムブートボリュームサイズを指定することも可能
拡張したボリュームサイズを活用するためには、ルート (Linux ベースのイメージ) またはシステム (Windows ベースのイメー
ジ) パーティションを拡張する必要がある
カスタムブートボリューム
Linuxのデフォルトサイズは 46.6 GB Windowsのデフォルトサイズは256GB
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バックアップ
• ブロック・ボリュームと同様の仕組みでブート・ボリュームもバックアップが可能。
• リストア時には新規ボリュームが作成される。
• 手動実行かバックアップ・ポリシーによる自動化
ブート・ボリュームのバックアップ/リストア、クローン
ブート
ボリューム
AVAILABILITY DOMAIN
REGION
AVAILABILITY
DOMAIN
ブート
ボリューム
インスタ
ンス
バック
アップ
• クローン
– バックアップ→リストアをせずに、ブート・ボリュームのクローンを作成可
能
– ポイントインタイムのディスクのコピー。ブート・ボリューム上のすべての
データがコピーされる。
– crash-consistentなクローン
ブート
ボリューム
AVAILABILITY DOMAIN
REGION
ブート
ボリューム
インスタ
ンス
Clone
クローンは同一AD内にのみに限られる
• crash-consistentなバックアップ
– クラッシュした際と同じ状態
– 通常は問題なくOS起動できるが、確実
に起動可能なイメージを作成するために
は、カスタムイメージの作成を推奨
• ユースケース
– 以前の状態(バックアップ取得時点)
の新規ボリュームを作成
– 同一リージョンの別ADに新規ボリューム
としてリストア
Backup
Restor
e
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates24
カスタム・イメージとブート・ボリュームのバックアップの使い分け
カスタム・イ
メージ
カスタム・イメージはエクスポートして、リージョン
やテナントをまたいで利用可能
ConsPros
カスタム・イメージ作成時にインスタンスはシャットダウン
され、完了するまで数分間はインスタンス使用不可
ブート・ボ
リュームの
バックアップ
カスタム・イメージを保持するのに追加コストは
不要
サービス・リミットの制限
ダウンタイム不要
インスタンス稼働中に取得するブート・ボリュームのバッ
クアップは、Crash-consistentなバックアップ
動作中のOSの状態をバックアップとして保存
できる
バックアップを保持するためにObject Storageのコスト
が必要
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インスタンス構成
インスタンス・プール
自動スケーリング
Instance Configuration, Instance Pool, Auto Scaling
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インスタンス構成
• コンピュート・インスタンスを作成する際の構成情報の定義
• ベース・イメージ、シェイプ、メタデータ情報、ブロック・ボリューム、ネットワーク構成
(VNIC、サブネット)の設定
• 既存のインスタンスをもとに作成される
インスタンス・プール
• 同じインスタンス構成に基づいた複数のコンピュート・インスタンスをプロビジョニ
ングする
• 同一リージョン内に限る
• 一括で管理可能(起動/停止/終了)
• 作成済みのインスタンス・プールのサイズ(インスタンス数)を変更することでス
ケールアウトが可能
• インスタンス・プールを削除すると、そのPoolに紐づくインスタンスや関連ボリュー
ムも削除される
インスタンス・プール:複数インスタンスのプロビジョニング
インスタンス構
成
Instance Pool
Provisioning
インスタンス数: 3
既存インスタンス
→数を変更してスケーリング
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates27
メトリック・ベースの自動スケーリング
• Monitoringサービスによって取得されたメトリックを使用し、あらかじめ設定した閾値に基づいて自動的にインスタン
ス・プールのインスタンス数を増減
• ポリシーに設定可能なメトリック:CPU使用率、メモリ使用率
• 負荷がピークの期間はスケール・アウト、負荷が低い期間はスケール・インしてコストをセーブする
• インスタンス・プールがスケールインする際のインスタンス終了順序の判断
• ADにまたがって均等なインスタンス数 → フォルトドメインにまたがって均等 → フォルトドメイン内では古いものから先に終了
インスタンス・プールの自動スケーリング
最小サイズ
初期サイズ
スケーリングルール
スケール前のインスタンスプール スケール後のインスタンスプール
If CPU or Memory > 70% add 2 Instances
If CPU or Memory < 70% remove 2 instances
最大サイズ
初期サイズ
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• CPUやメモリ使用率のメトリックベースでの自動スケーリングに加え、あらかじめスケジュールした時間に自動的にコンピュート・インスタン
スをスケールさせることも可能。
• ユースケース
• 平日朝にインスタンス数をスケールアウトし、夕方に減らす
• 年間のうち年度末のみ特に負荷が増大するので、その3日間だけスケールアウトする
• 繰り返し実行もしくは1回のみのスケジューリングが可能
• スケジュールはcron表記で定義
• 「クイック・スタート」のスケジュールをサンプルにして好きなスケジュールをカスタマイズして作成も可能
スケジュールベースの自動スケーリング
https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/announcing-general-availability-of-compute-autoscaling-v2
トリガー
スケジュール
メトリック
(CPU,メモリ使用率)
OR
スケールアウト
スケールイン
コンピュート・インスタンス
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates29
Instance Metadata and Lifecycle
インスタンスメタデータとライフサイクル
各インスタンスにログインして、http://169.254.169.254 のエンドポイントにアクセスすることでインスタンス起動のためのメタ
データを取得可能
• インスタンスの OCID、名前、コンパートメント、シェイプ、リージョン、AD、作成日、状態、イメージ、および SSH 公開キー
• CLI または SDK を使用してインスタンスのカスタムメタデータを追加および更新することが可能
インスタンス・メタデータ
[opc@tk-inst1 ~]$ curl http://169.254.169.254/opc/v1/instance/
{
"availabilityDomain" : "TGjA:US-ASHBURN-AD-3",
"faultDomain" : "FAULT-DOMAIN-2",
"compartmentId" :
"ocid1.compartment.oc1..aaaaaaaagtn4qkgyb4insculhkhigzjdbtppkbed5z6yyw2apgo3vq2
mqlma",
"displayName" : "tk_inst1",
"id" :
"ocid1.instance.oc1.iad.abuwcljrp7j457lngrrezxercvlx37ff2z2jyvokqnh53ogv77tzjizuluka",
"image" :
"ocid1.image.oc1.iad.aaaaaaaawiur3bi46qsb6egmfqnfhsn66kj74bnvnfxrr7o72wiyuhzy2fba
",
"metadata" : {
"ssh_authorized_keys" : "ssh-rsa
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
xxxxxxxxxxxxxxxxx",
"user_data" : "dW5kZWZpbmVk"
},
"region" : "iad",
"canonicalRegionName" : "us-ashburn-1",
"shape" : "VM.Standard2.1",
"state" : "Running",
"timeCreated" : 1547025880163
}
• オラクル提供Linuxインスタンスでの使用方法
– curl http://169.254.169.254/opc/v1/instance/
– curl http://169.254.169.254/opc/v1/instance/metadata/
– curl
http://169.254.169.254/opc/v1/instance/metadata/<key-
name>/
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates31
コンピュート・インスタンスの状態
• 起動 (Start)
• 停止 (Stop)
• 再起動 (Reboot)
• 終了 (Terminate)
• アタッチされているリソース(VNICとボリューム)は自動的にデタッチされる。IPアドレス
も解放され、他のインスタンスで使用できるようになる。
• ブート・ボリュームは同時に削除するか残すか選択することが可能
• ローカルNVMe上のデータは消去されるので、必要な場合はバックアップを取得して
おくこと
インスタンス停止時の課金
• Standardシェイプ:インスタンス停止時はインスタンス課金停止
• High I/O, Dense I/O, GPU, HPC シェイプ:インスタンス停止中も課金継
続
• 再起動後もローカルNVMe領域のデータは保持される
コンピュート・インスタンスのライフサイクル
インスタンス
(Standard)
ブート・
ボリューム
インスタンス
(Dense I/O)
ブート・
ボリューム
ブロック・ボ
リューム
ブロック・ボ
リューム
NVMeNVMe
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates32
• インスタンス再作成せずにVMインスタンスのシェイプを変更することが可能
• アプリケーションへの影響を最小限に適切なサイズに変更
• 起動中のインスタンスはサイズ変更時に再起動が必要
• サポートされるシェイプ (同一シェイプ系でのみ変更可能)
• VM.Standard.E2, VM.Standard2, VM.Standard.B1, VM.Standard1 , 系
• Linux:すべてのVM.Standard2, VM.Standard.E2, VM.Standard.B1, VM.Standard1 系.
• Windows:同一系統の新しいシェイプにのみ変更可能。
• VM.Standard.E3 系
• VM.GPU3 系
• サポートされないシェイプ
• VM.Standard.E2.1.Micro系、VM.DenseIO1系、DenseIO2 系、VM.GPU2 系
• 専用仮想マシンホスト上のVMインスタンス
• ベアメタル・シェイプ
VMインスタンスのサイズ変更
制限、注意事項
• インスタンス起動時に使用したイメージが、新しいシェイプに互換性を持っている必
要がある。イメージの互換シェイプはコンソールやCLIにて確認可能。
• Marketplaceイメージはライセンスの制約上リサイズ不可な場合も。(例:
Microsoft SQL Server)
• セカンダリNICを構成している場合は再起動後に再構成が必要な場合もある
• ハードウェア系統が変更となる場合は、ネットワークインターフェース名変更などが
発生する場合もある。
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates33
Block Volume
ブロック・ボリューム
NVMe SSD をベースにしたストレージ・インフラストラクチャー
• 1ボリューム当たりの容量: 50 GB – 32 TB (1GB単位)
• 1インスタンス当たり、最大32個までアタッチ可能 (合計1PB)
冗長化された永続ブロック・ストレージ
• iSCSI もしくは 準仮想化接続
インスタンスのライフサイクルに依存せずに利用可能
• アタッチをはずしてもデータは永続
• 必要に応じてボリュームを追加したり別インスタンスにアタッチすることも可能
デフォルトで暗号化
ユースケース
• 永続的で耐久性のある汎用ストレージとして利用
• インスタンスのストレージ拡張
• インスタンスのスケーリング
高速ブロック・ストレージ基盤
ブロック・ボリューム
競合他社の標準ストレージ価格でオ
ラクルは高性能ストレージを提供
コンピュート
インスタンス
ブート
ボリューム
ブロック・ボ
リュームブロック・ボ
リュームブロック・ボ
リューム
アタッチ
コンピュート
インスタンス
デタッチ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates35
用途に応じて3タイプから選択可能(2019/11~)
• Lower Cost / Balanced (デフォルト) / Higher Performance
高速ブロック・ストレージ基盤
ブロック・ボリューム
Lower Cost Balanced Higher Performance
用途 コスト最適型でシーケンシャル
IOのスループット重視のワーク
ロード向け
ランダムIOを実行する様々な
ワークロードに最適なバランス
型
大規模DBなど最高性能を
必要とするワークロード向
け
IOPS 2 IOPS/GB
(最大3000 IOPS/volume)
60 IOPS/GB
(最大25,000 IOPS/volume)
75 IOPS/GB
(最大35,000/volume)
スループット 240 KB/s/GB
(最大 480 MB/s/volume)
480 KB/s/GB
(最大 480 MB/s/volume)
600 KB/s/GB
(最大 480 MB/s/volume)
Performance
SLA
No Yes Yes
価格 ¥3.06/GB-month ¥5.10/GB-month ¥7.14/GB-month
Performance
SLA対象
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates36
ブロック・ボリューム仕様
容量 50GBから 32TB まで(1GB 単位)
ディスク・タイプ NVMe SSDベース
レイテンシ ミリ秒以下のレイテンシ
インスタンス単位の制限
• インスタンス当たり32ボリュームのアタッチ、
1 PB (32 TB/ボリューム x 32 ボリューム)まで
• IOPS: 最大 620K IOPSまで
• スループット:近いレートのスループット
永続性 AD内で複数ストレージ・サーバー間での複数レプリカを持つ
セキュリティ データ格納時、もしくは転送時に暗号化
バックアップからのリストア (RTO) サイズに関係なく1分未満
バックアップ 性能 (RPO) スナップショットで~30分以内 (2TBの場合)
VM.Standard2.2
2 core, 30 GB RAM,
ネットワーク帯域:2 Gbps
50 GB Block Volume
480 KBPS x 50 = 23 MB/s
VM.Standard2.1
1 core, 15 GB RAM,
ネットワーク帯域:1 Gbps
500 GB Block Volume
480 KBPS x 500 = 234 MB/s
性能上限
性能上限
VMインスタンスにアタッチした場合、性能
はインスタンスのネットワーク帯域の性能
にも依存
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates37
ブロック・ボリュームとブート・ボリュームのリサイズが可能
• 最小50GB ~ 最大32TB、1GBきざみ
• サイズ拡張のみ可能、縮小は不可
ユースケース
• 既存ボリュームの拡張
• オリジナルよりも大きいサイズのボリュームにリストア
• オリジナルよりも大きいサイズのボリュームのクローン作成
2020/6 Update
• オンラインでのリサイズも可能になりました。インスタンスからデタッチせずにアタッチしたまま拡張が可能です。
ボリュームのリサイズ
50GB
Volume
32TB
Volume
50GB
Volume
32TB
Volume
Resize
Restore
/ Clone
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates38
• バックアップ開始時点でボリューム上にあるデータのPoin-in-timeのスナップショット
• 暗号化されオブジェクトストレージに保持される。同一リージョン内に新規ボリュームとしてリストア可能。(別ADでもリ
ストア可能)
• バックアップを別リージョンにコピーすることも可能
バックアップとリストア
OCI Region
Availability Domain 1 Availability Domain 2
Subnet A Subnet B
Instance Instance
Block
Volume
(Backup)
Block
Volume
(Restore)
Object Storage
バック
アップ
OCI Region
Object Storage
バック
アップ
リストア
バックアップ
リモートコピー
ユースケース
• 以前の状態(バックアップ取得時点)の新規ブ
ロック・ボリュームを作成
• 同一リージョンの別ADに新規ブロック・ボリュームと
してリストア
• DR/BCP対策で別リージョンにコピー
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates39
Point-in-Timeスナップショットで、アプリケーションに影響を与えずバックグラウンドで非同期でバックアップ処理は実行される。
• 2TBボリュームの初期バックアップ: 30分以内
• 50GBボリュームの初期バックアップ:数分以内
• ボリュームサイズに関係なく、1分未満でリストア可能
バックアップ方式
• 増分: 前回のバックアップ以降の変更のみが含まれる
• フル: ボリュームが作成されてからのすべての変更が含まれる
バックアップとリストア
アプリケーションデータの一貫性を保つためにはバック
アップ取得前にファイルシステムのSyncやアンマウント
を行うことを推奨
ORACLE CLOUD INFRASTRUCTURE (REGION)
Availability Domain 1 Availability Domain 2
Subnet A
Subnet B
Instance Instance
Block
Volume
(Backup)
Block
Volume
(Restore)
Object Storage
バック
アップ
リストア
バックアップ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates40
オンデマンドの手動バックアップ
• フルバックアップもしくは前回からの増分バックアップを選択
ポリシーベースの自動バックアップスケジュール
• バックアップ取得頻度、保持期間、フル/増分、が事前定義されたバックアップ・ポリシー
• 事前定義されたBronze、Silver、Goldのポリシーから選択
• ポリシーのカスタマイズも可能
バックアップ方式とスケジュール
頻度 取得日 方式 保存期間 Bronze Silver Gold
日次 増分 7日間 〇
週次 毎週日曜 増分 4週間 〇 〇
月次 毎月1日 増分 12か月間 〇 〇 〇
年次 毎年1月1日 フル 5年間 〇 〇 〇
* ブート・ボリュームも同様
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates41
ブロック・ボリューム、ブート・ボリュームのスケジュールバックアップのポリシーにリージョン間コピー を追加可能
• コピー元/コピー先のリージョンのペア事前定義済みで変更不可(Tokyo→Osaka、Osaka→Tokyo)
• 特定のボリュームやバックアップではなく、そのポリシーが設定されたボリューム全てのバックアップが対象
• これまでと同様に、別リージョンにコピーされたバックアップはすべてフルバックアップとなる
• ソースボリュームのタグも自動的にバックアップに含まれるようになり、このタグはリージョン間コピーの際にも含まれる。リストアされたボ
リュームにはタグも含まれる。
リージョン間でのボリューム・バックアップ・スケジュール
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates42
ボリューム・グループ
• バックアップおよびクローニングの目的で単一エンティティとして扱うことのでき
るブロック・ストレージ・ボリュームのセット
• ブート・ボリュームもブロック・ボリュームも含めることが可能
• アプリケーション全体で一貫性のあるバックアップやクローンの取得
• アプリケーション全体で同じ時点のバックアップ/クローン
• 個々のボリュームと同じバックアップ/リストアおよびクローンを実行可能
• 現時点ではスケジュール・バックアップはサポートされていない
• デフォルトで最大32個のボリューム、合計128TB
• 単一のアベイラビリティ・ドメイン内で有効
ボリューム・グループ
OCI Region
Availability Domain 1
Web Server
Block
Volume
Object Storage
バック
アップ
バックアップ
AP Server1
Block
Volume
AP Server2
Block
Volume
Boot Boot Boot ボリュームグ
ループ
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates43
日本語マニュアル – コンピュート
• https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/Concepts/computeoverview.htm
チュートリアル – インスタンスを作成する
• https://community.oracle.com/docs/DOC-1019204
コンピュート 関連の技術情報
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates44
チュートリアル - Oracle Cloud Infrastructureを使ってみよう
• https://community.oracle.com/docs/DOC-1019313
Oracle Cloud Infrastructure 活用資料集
• https://community.oracle.com/docs/DOC-1035494
Oracle Japan主催 セミナー、ハンズオン・ワークショップ
• https://oracle.com/goto/ocws-jp
Oracle Cloud Infrastructure – General Forum (英語)
• https://cloudcustomerconnect.oracle.com/resources/9c8fa8f96f/summary
Oracle Cloud Infrastructure トレーニング・技術フォーラム
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates45
Oracle Cloud Infrastructure マニュアル
• https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/home.htm - マニュアル(日本語)
• https://docs.cloud.oracle.com/iaas/api/ - APIリファレンス
• https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/aqswhitepapers.htm - テクニカ
ル・ホワイト・ペーパー
• https://docs.cloud.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/ - リリースノート
• https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/knownissues.htm - 既知の問題(Known Issues)
• https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/graphicsfordiagrams.htm -
OCIアイコン・ダイアグラム集(PPT、SVG、Visio用)
Oracle Cloud Infrastructure マニュアル・ドキュメント
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