25. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.Photo credit: perceptions (off) via Visualhunt / CC BY-ND
キャンバス埋めてそれからどうするの?
ここからが仮説検証のスタートライン
26. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
新たな価値提案が現状の代替⼿段を
凌駕するほど値打があるのか?
新たな価値提案にどのようにして
出会ってもらうか?
サービスの成⻑のためにどのような
戦略を⽴てるか?
必ず検証すべき3つの観点
(事例を踏まえつつ具体的に⾒ていく)
Photo credit: nafrenkel88 via Visual Hunt / CC BY-ND
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28. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
Photo credit: nafrenkel88 via Visual Hunt / CC BY-ND
新たな価値提案が現状の代替⼿段を
凌駕するほど値打があるのか?
新たな価値提案にどのようにして
出会ってもらうか?
サービスの成⻑のためにどのような
戦略を⽴てるか?
必ず検証すべき3つの観点
29. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
新たな価値提案が現状の代替⼿段を
凌駕するほど値打があるのか?
<検証観点>
・想定状況にあるユーザーが
課題仮説を持っているか
・課題に対する現状の代替
⼿段に切実な不満があるか
・代替⼿段を乗り換えるに
値する提案価値であるか
30. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
新たな価値提案が現状の代替⼿段を
凌駕するほど値打があるのか?
<検証観点>
・想定状況にあるユーザーが
課題仮説を持っているか
・課題に対する現状の代替
⼿段に切実な不満があるか
・代替⼿段を乗り換えるに
値する提案価値であるか
ユーザーインタビューを通じて課題仮説の検証を⾏う
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ユーザーインタビュー
インタビューはただ「想定顧客
に話を聴く」というものではなく、
「インタビュースクリプト」を
作成し、インタビュアーによって
ばらつきがでないようにする。
想定ユーザーから⾃然の声を
引き出すためには、場の雰囲気、
⾔葉づかい、進⾏に注意を払う
必要がある。相応、場数が必要。
Photo credit: imtfi via Visual Hunt / CC BY-SA
32. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
Photo credit: imtfi via Visual Hunt / CC BY-SA
ユーザーインタビューの実際
インタビューは対象ユーザーの⽇常
⽣活における、ありのままの姿、
⾏動を捉えるための探索活動とも
⾔える(想定外の発⾒がある)。
例えば、⼈材サービスでの場所
検索は多くの場合、市区町村が
最⼩単位であるが、あるセグメ
ントでは駅の⻄⼝・東⼝で求⼈
を探したいという背景がある
ことに気づく。
33. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
Photo credit: nafrenkel88 via Visual Hunt / CC BY-ND
新たな価値提案が現状の代替⼿段を
凌駕するほど値打があるのか?
新たな価値提案にどのようにして
出会ってもらうか?
サービスの成⻑のためにどのような
戦略を⽴てるか?
必ず検証すべき3つの観点
34. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
新たな価値提案にどのようにして
出会ってもらうか?
<検証観点>
・ユーザーが現状、課題解決
をするために取っている
⾏動を洗う
・仮説は代替⼿段と傾向と
して⾒⽴て、インタビュー
で事実を把握する
どんなに素晴らしいアイデアでも、使う⼈に出会って
もらえなければ、意味がない。
35. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
傾向
= 置かれている状況から⾃ずと取られる⾏動
ユーザーが新たな⼿段を利⽤開始
するためには、切り替えするだけの
理由がなければならない。
その理由を探るためには、ユーザー
のいる世界の状況を、ユーザーと
同じように、⾒る、聴く、感じる
必要がある。
カスタマージャーニーマップで新たな流れを⾒⽴てる
Photo via Visual Hunt
36. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
カスタマージャーニーマップ
ユーザーの⾏動と感情を時系列で可視化する。
インタビューの結果得られた事実から、現状のフローを描く。
現状をベースに、新たな価値提案のためのフローを⾒⽴てる。
Photo credit: Dane Vandeputte via VisualHunt / CC BY-NC-SA
37. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
カスタマージャーニーマップの実際
例えば、求⼈サイトに対して
ユーザーのロイヤリティは実に
低いことが分かる。ともすると
どのサイトを利⽤しているか覚え
ていないこともある。
「求⼈サイトを決めて検索する」
のではなく、検索エンジンでワー
ド検索し、最初にあった求⼈サイ
トをまずは⾒てみる、という傾向
がある。
38. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
「求⼈サイトを決めて検索する」のではなく、
検索エンジンでワード検索し、
最初にあった求⼈サイトをまずは⾒てみるという傾向
この傾向に対して、スマホアプリにどのようにして
出会ってもらうのか、というのは看過できない課題である。
(そして、スマホアプリであるべきなのかという検討も)
「検索エンジンからの受け⽌めのためにサイトを⽤意する」
のは、初期のメルカリでも取られていた作戦である。
(コンバージョンボタンが「購⼊」ではなく「アプリDL」の
動線になっていた。⼗分にユーザーがついた後に⽅針を変える)
Photo via VisualHunt
39. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
Photo credit: nafrenkel88 via Visual Hunt / CC BY-ND
新たな価値提案が現状の代替⼿段を
凌駕するほど値打があるのか?
新たな価値提案にどのようにして
出会ってもらうか?
サービスの成⻑のためにどのような
戦略を⽴てるか?
必ず検証すべき3つの観点
40. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
サービスの成⻑のためにどのような
戦略を⽴てるか?
<検証観点>
・サービスの成⻑には段階
があると捉え、評価指標
を仮説⽴てる。
・評価指標を達成するため
のチャネルが確⽴できる
のか検証を⾏う
最初のユーザーセグメントが、そのままサービスの
「主君」であり続けるかは成⻑戦略に依る。
42. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
課題やソリューションの検証と同じく
チャネルの検証を早期に⾏う
= Product Channel Fit
Photo credit: Franck_Michel via Visual Hunt / CC BY
43. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
Photo credit: nafrenkel88 via Visual Hunt / CC BY-ND
新たな価値提案が現状の代替⼿段を凌駕す
るほど値打があるのか?
新たな価値提案にどのようにして
出会ってもらうか?
サービスの成⻑のためにどのような戦略を
⽴てるか?
必ず検証すべき3つの観点
44. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.
Photo credit: nafrenkel88 via Visual Hunt / CC BY-ND
Problem Solution Fit
新たな価値提案が現状の代替⼿段を凌駕す
るほど値打があるのか?
Product Market Fit
新たな価値提案にどのようにして
出会ってもらうか?
Product Channel Fit
サービスの成⻑のためにどのような戦略を
⽴てるか?
必ず検証すべき3つの観点
45. Toshihiro Ichitani All Rights Reserved. Photo via Visual hunt
ステージ 1 2 3
⽬的
Product Channel Fit Problem Solution Fit Product Market Fit
PCfit PSfit PMfit
プロダクトを届けられる
チャネルを⾒⽴てる
開拓する
ユーザーの課題を解決する 多くのユーザーに届ける
メインユーザー
ブースター=サービスを最初
に⽀えるユーザー。アーリー
アダプターとは異なるJob to
be doneがあり、VPも異なる
表現となる。それでいてイノ
ベーター(⾰新者)でもない。
アーリーアダプターより届け
やすい。(逆にいうとアーリー
に⼀度に届けられるならば不
要な概念)
ブースター
アーリーアダプター
マジョリティ提供者の意思として届けたい
ユーザーの課題解決が可能と
なるよう、プロダクトの調整
を⾏う。
マジョリティに向けた利⽤実
績の確保。
多くのユーザーの課題解決に
進む。マジョリティ向けにVP
を補完するべくプロダクトを
調整する。
また、届けることに多くのリ
ソースを注⼒する。
提案価値
ブースター
向けのVP
コンフリクト(VPが異なる) キャズム(チャネルも異なる)
圧倒的な
欲望
敏感な
欲求
わかり
やすさ
PC fit → PS fit → PM fit モデル