7. Time Line of web accessibility of Korea
- 09 年 12 月 22 日韓国型ウェブコンテンツアクセシビリティ指針 2.0 団
体標準が制定
- Web アクセシビリティ関連民間企業及び機関の登場
- アクセシビリティ領域の拡張 - 公認証明書、 e ラーニング、ソフト
ウェア、金融機関の自動化機器などでアクセシビリティ業務の拡大推
進
- 電子政府サイト及び基礎自治体のウェブアクセシビリティ改善を推進
8. Time Line of web accessibility of Korea
- 2010 年 12 月 31 日韓国型ウェブコンテンツアクセシビリティ指針 2.0
国家標準の改正 – 電波研究所
- 2010 年 W3C WAI WCAG 2.0 技術文書の翻訳
- 2010 年 12 月 23 日障害者ウェブコンテンツユーザビリティ指針の団体
標準を制定
- 2010 年 10 月米国 21 世紀通信及びビデオアクセシビリティ法の制定 :
スマートフォンなど携帯電話やテレビなど放送でのアクセシビリティ
遵守が義務付け (2013 年 10 月以降、制裁処理 )
9. Time Line of web accessibility of Korea
- 2011 年 9 月 22 日モバイルアプリケーション
アクセシビリティ指針を制定
- 2011 年 7 月 24 日「障害者・高齢者などの情
報アクセス及び利用便宜の増進のための指
針」改正を告示
- 2011 年は知識経済部で家電製品アクセシビ
リティ関連議論が開始
10. Time Line of web accessibility of Korea
- 2012 年 12 月 12 日家電製品アクセシビリティフォーラム創立 :
知識経済部と韓国電子情報通信産業振興会が障害者・高齢者のための
「家電アクセシビリティフォーラム」を創立
- 2012 年 5 月アンドロイドモバイルアプリアクセシビリティ点検マニュ
アル開発・普及 :
モバイルアクセシビリティの土台作り
- 2012 年 6 月放送通信委員会「障害者通信ガイドライン」発表 :
オンライン事業者のホームページ音声読み上げ支援強化条項などを含
める
- 民間企業の Web アクセシビリティ見直しの更なる努力 :
2013 年 4 月 11 日 全法人の Web アクセシビリティ義務付けに備えて更
なる努力
11. Time Line of web accessibility of Korea
- 韓国国内で初の Web アクセシビリティ関連訴訟提起
ソウル都市鉄道公社、大韓航空、韓電病院、ソウル障害者総合福祉館など交
通・医療・福祉機関の 4 ヶ所を相手に人当たり 500 万ウォンの損害賠償の請
求 (2012 年 11 月 30 日 )
- 放送局ウェブサイトの障害者便宜提供が不十分 - 国家人権委員会 Web アクセシ
ビリティ関連差別決定例 (2012 年 5 月 1 日 )
- 2012 年サムスン電子のマニュアル音声読み上げで提供してほしいとの視覚障
害者の要求が受け入れてサムスン電子の全製品に音声読み上げマニュアルの
提供を決定
- 2012 年ウェブアクセシビリティ模範例
ロンドンオリンピックウェブサイト、ソチオリンピックサイト
- 2012 年 8 月中国 Barrier-Free 指針発表でウェブアクセシビリティ義務付け
関連訴訟事件の詳しくは次のとおりです。 平成 24 年 11 月 Web アクセシビリティ関連初の民事訴訟が障害者と社会団体を通じて提起され、ソウル都市鉄道公社、大韓航空、韓電病院、ソウル障害者総合福祉館など交通・医療・福祉機関の 4 ヶ所を相手に総 2500 万ウォン ( 人当たり 500 万ウォン ) 程度の損害賠償の請求がありました。 また、刑事法的に国家人権委員会に陳情調査が行われた地上波放送局のウェブサイトの障害者便宜提供が不十分だと判断して是正勧告がありました。 訴訟事件ではありませんが視覚障害者によって提起されたサムスン電子製品の音声読み上げマニュアル提供要求に対してサムスン電子が全製品に対する音声読み上げマニュアル提供を決めようとしたりもしました。 世界的なイシューでは 2012 ロンドンオリンピックウェブサイトが障害者 Web アクセシビリティ支援がうまく進んで模範例で指折り、これに引き続きソチオリンピックサイトも音声読み上げ支援など多様な Web アクセシビリティ要素を提供しています。 アジアでは韓国に次いで中国が Barrier-Free 指針の発表をもって全面的なウェブアクセシビリティ支援を強制化し、韓国だけでなく全世界が Web アクセシビリティに対する興味を高めた一年と評判になっています。
次は韓国の Web アクセシビリティ現状に引き続き、いくつかの示唆につきまして考察してみましょう。 現在の法律の全面施行を数ヶ月残しておいた状況で韓国の民間分野の Web アクセシビリティ基盤は非常に脆弱なままです。 参与連帯及び障害者団体が共に提起した初の訴訟以降、大規模訴訟の恐れが高まってこれも社会的副作用になるのではないかと懸念する声も高まっています。 このような外部的圧力によって金融・メーカーなどの代表的な大手企業が Web アクセシビリティ認証機関の認証を取得し、法律的な対応を用意する現象が急速に増えてきています。 しかし、 Web アクセシビリティ認証が法律的なすべての項目を満足させる保障にならないという声も高まって、韓国国内でも 6 ヵ所の認証機関が同時に認証業務を掌理し、乱立の様相を示して認証の信頼性に対する問題が提起されている状況です。
もう一つの示唆は韓国では Web アクセシビリティ関連業者が再編成している点です。 平成 21 年初期には公共市場が主導した Web アクセシビリティ領域であまりにも多くの企業が乱立していましたが公共市場の縮小で Web アクセシビリティ関連業者も一部業者と減少しました。 現在は民間企業を相手にする企業を中心に更に再編成されている状況です。 主な関連企業 としては 、 Web アクセシビリティ研究所、韓国 Web アクセシビリティ評価院、ウェブウォッチなどの評価認証機関があり、示道友などの専門 Web アクセシビリティパブリッシング業者が特需に恵まれ、エックスビジョンテクノロジー、ポイスモン、ウェプトークスのようなスクリーンリーダーやウェブスクリーンリーダー企業が音声読み上げ支援分野で活動していて CMS 、 UI 、 Reporting Tool 、 Editor などの多様なソリューション企業が参入するウェブ標準ソリューションフォーラムを基に活発な活動が行われております。
もう一つの示唆では PC 型スクリーンリーダーの制限的使用に対する補う必要性が高まりました。 PC 型スクリーンリーダーは視覚障害者用で開発した製品として専門的なトレーニングされずに使いにくいです。従いまして、低視力の視覚障害人や認知障害者、お年寄り、外国人など幅広い情報疎外階層には別の形のスクリーンリーダーの必要性が高まったわけです。 また、スマートフォン・タブレットなど多様な形のウェブブラウザを用いるスマート機器の出現によりウェブスクリーンリーダーサービスが補完策として注目されました。 これとは別にキーボードセキュリティ領域、キャプチャーとフラッシュなどクライアント基盤のスクリーンリーダーで読み取りできない領域の代替手段でウェブスクリーンリーダーの役割が注目を浴びています。
現状のネックは韓国の企業および機関が当面の法律的な制裁を避けるために消極的な対処でアプローチしている点です。 これは実際的に Web アクセシビリティ発展のために有効でなく、持続的な Web アクセシビリティ改善効果を上げるためには自主に Web アクセシビリティ改善に参加する効果をはっきりしてほしいと信じております。 私が考えるいくつかのご提案は次のとおりです。 第一に、 Web アクセシビリティを SEO 対策と共に提供して企業のオンラインマーケティングを Web アクセシビリティに基づいて最大化できるところを PR すること。 第二に、スマートデバイス対応のためのウェブ標準、 N-Screen 戦略と Web アクセシビリティ戦略を併行して重複投資を最小化できるところを PR すること。 第三に、ウェプコンテンツジョプクンソン指針に合わせたウェブサイト改善およびウェブスクリーンリーダーのような音声読み上げ支援をもって Web アクセシビリティの対象をお年寄り、外国人など新規顧客の確保次元でアクセスできるように PR することです。 結局、 Web アクセシビリティの支援が企業および機関にウェブサイトの競争力と認識してもらうことがベストではないかと存じます。 短い時間でしたが韓国の Web アクセシビリティ現状につきましてご報告できる貴重なチャンスの場になったところに深くお礼を申し上げますとともに日本の Web アクセシビリティ現状及びベンチマーキング事例なども韓国に紹介していただけるチャンスがありますよう宜しくお願い致します。 ご清聴ありがとうございました。