＠みんなでつくろう2050勉強会Vol.5 http://www.re50.jp/event/event.php?id=51 by YOSH

1. R水素が世界を変える 兼松佳宏 R水素ネットワーク理事 greenz.jpクリエイティブディレクター 2010年1月27日（水）GEIN みんなでつくろう2050勉強会 http://rh2.org

2. 初めまして！ R水素ネットワークは、 再生可能な水素、R水素を広める国際NGOです。 R水素に関する情報収集と発信や、グローバルネットワークの構築、 水素内燃カーコンバーションなど、さまざまに仕掛けています。 2010年もよろしくお願いいたします!

3. なんでこんなことをやってるの？まずは今、実際起こっていることから

4. 「これからもこのままでいいのかな？」

5. R水素は何がスゴイのか？R水素 = シンプルソリューション

6. Hydrogen the peacemaker? Yes, too, beacause, if it replaces oil, which is resource limited, this gas can be produced anywhere in the world, and it can be shown that all major world wars have been caused by resource limitation. 限られたところにしかない石油と違って、水素はどこでもつくりだすことができます。

7. Hydrogen has also been called the people’s fuel and the democratic form of energy. Democracy could well be the solution to future wars, so, again, hydrogen, the peacemaker. Finally, hydrogen shows promise for remediating global climate warming. Hydrogen is the simple solution to energy, the environment and wars. - Patrick Takahashi ex-Chairman of NELHA だから水素は、”みんなのエネルギー”。 エネルギー問題も、環境問題も、戦争も解決できるシンプルソリューションなのです。パトリック高橋

8. R ENERGY COMMONSTALK LIVE

9. R水素が世界を変える10の理由みんながエネルギーをつくれる時代へようこそ

10. (1) 枯渇しないエネルギーを地産地消できる (2) 一極集中型から分散型へ社会構造が変わる

11. 一極集中型から分散型へ社会構造が変わると … (3) 政治が身近になる

12. 一極集中型から分散型へ社会構造が変わると … (4) 火力発電所や原子力発電所が減る

13. 一極集中型から分散型へ社会構造が変わると … (5) 戦争が減る (6) 難民や貧困が減る

14. R水素を燃料として使っても、ほとんど水しか出ないから … (7) 空気がきれいになる (8) 世界中のクルマをエコカーにできる

15. R水素と再生可能エネルギーなどグリーンビジネスは、関係が深いから … (9) グリーンな雇用が生まれ、地域がにぎわう

16. 有限のものを争う必要がなく、ココロに余裕が生まれるから … (10) 意識がポジティブにシフトする

17. R水素はまさに Power of Dreams

18. で、今日の本題です。キーフレーズは「R水素は未来じゃない！」

19. 実際にあるR水素コミュニティデンマークで世界初のR水素社会の実験が始まっている!

20. ロラン島：コペンハーゲンから175kmクルマで2時間半くらい R水素チームも3月に訪問予定 !!!

21. 今だから話せるロラン島のサクセスストーリー 1980年代 主力産業だった造船業が衰退して経済状況が悪化 (失業率20%) 1990年代 環境エネルギー関連企業誘致を開始 (やがて失業率4%まで改善) 2003年 海上風力発電パークの余剰電力を利用した 水素コミュニティの実証実験開始 2007年 ロラン市で「ロランCTF地域共同体実験施設」が発足 デモ水素プラントと燃料電池が稼働を開始 2008年 世界初のR水素コミュニティの実験が5からスタート 2012年 さらに35〜40軒に導入予定

22. ロラン島の実証実験の仕組み 72基の風力発電機からつくられる電力は、 人口7万人のロラン島の電力需要の約2倍に相当。 そこで夜間などの余剰電力をいかして、電気分解で水素をつくり、 タンクに蓄えて既存のパイプラインを活用して一般家庭へ送り、 必要なときに燃料電池を使って、熱と電力に変えている。 パイプラインの引けない場所では、「ダイレクトメタノール方式」を 採用した実証実験を始めている。

23. ロラン島がうまく行った理由はなんだろう？ 地域に恩恵をもたらす産業構造改革 風力発電プロジェクトへの融資は地元の銀行が担うこととし、 8年で回収できる電力の買い取り制度を制定して投資を促進。 政府の後押しを受けた住民は、自己所有する遊休地に風車を建てるようになり、 今では500基に達する風力発電機のうち、約半数を島の住民が所有している。 この500基による総発電量は島の電力需要の1.5倍に相当する106万8518Mwh。 こういった実績が、さらなる投資と技術を呼び込む布石となり、2007年1月にロランCTF（Community Test Facilities/地域共同体実験施設）が発足した。

24. ロラン島がうまく行った理由はなんだろう？ 2. デンマーク政府の国づくりのビジョン ロラン島在住の環境ジャーナリストニールセン北川朋子によると、 「デンマークでは、『国は国民に対しておいしくて新鮮な水と空気、食料と エネルギーを約束しなければならない』という軸が政治家はぶれない」 ロラン市は国のサポートもと、EU白書にあった再生可能エネルギーに注目。 「今始めておけば10年後に取り組む国や自治体が増えたときにノウハウを 提供できる」と、グリーンエネルギー企業の誘致に舵を切った。

25. ロラン島がうまく行った理由はなんだろう？ 3. 市民の柔軟で敏感な意識とDIY体質 デンマーク人は新しいことに対して柔軟で、まずは自分でやってみようとする。 1985年に非原発宣言を行って以降、政府や自治体は国民に対してさまざまな 代替エネルギーについての基本的な情報を流したところ国民は敏感に反応し、 家庭レベルで実験が行われ、草の根的な広がりを見せた。 新しい技術に対して懐疑心よりも、「自分たちのためになるなら取り入れたい」 と考える積極的なマインドの後押しがあったのは間違いない。

26. 水素のウワサを検証しよう誤解を解くこともR水素ネットワークの仕事です # 水素社会って、一からインフラが必要でしょ？ # 水素は、運ぶときにたくさんのエネルギーを消費するから効率が悪いんでしょ？ # 水素はつくるときに、使えるよりたくさんのエネルギーを消費するんでしょ？ # 再生可能エネルギーは高額だから、水素をつくるのには原子力の電力が必要なんでしょ？ # 水素の研究が再生可能エネルギーの研究を遅らせているんでしょ？

27. 隠れコストって知ってますか?本当の値段をもっと知ることから始まります

28. みんなで政治を動かそう技術は揃っている、あとはやるだけです。

29. 今日のおさらい R水素は世界を変える ↓ しかも未来じゃなく、今できること（やらなきゃいけないこと） ↓ ネットワークをつくって政治を動かそう

30. ありがとうございました。 兼松佳宏 R水素ネットワーク理事 greenz.jpクリエイティブディレクター 2010年1月27日（水）GEIN みんなでつくろう2050勉強会 http://rh2.org