SlideShare a Scribd company logo
1 of 2
Download to read offline
2012 年 6 月 15 日 長文読解①
はじめに
文法的判断――ミクロリーディング/精読(富田一彦)
一文一文の内容がわかるようになる→和訳問題
文脈的判断――マクロリーディング/パラグラフリーディング
段落や全体の要旨を把握することが可能になる→内容一致問題(安河内哲也)



Essentials
1:英文はまずはピリオドまで眼を通してから読解作業にとりかかる
―決して一部で判断することは極力避ける。


2:英文を一読する際の 2 つの作業。
①等位接続詞を発見する
②動詞(不定詞・動名詞・分詞を除く)を把握する。


3:等位接続詞の前後には、文法上同じ働きをするものがくる。それを発見するためには
以下の手順を踏む。
①等位接続詞の後ろの形を確認する
②前でそれと同じ形を探す
③同じ形になっているもの同士を並列に書き並べる


4:文の主節=前に接続詞・関係詞をもたないS+Vのこと。


5:文中の動詞の数-1=その文中の接続詞・関係詞の数


6:接続詞を見つけたら要素を考える。


7:節の終わりは、始まりから数えて 2 つ目の動詞よりも前。


8:主節の文型を考えるとき、句や従属節の中身は無視し、1 つのまとまりとしておく。


9:英文を和訳する場合、訳は必ず主節の要素から組み立てる


10:はじめて出てくる名詞につく the を「予告の the」といい、その名詞には後ろから説
明がかからなくてはならない。
11:文意を決めるには、まず文法的判断を全てに優先する。


12:冠詞は名詞の先頭に立って名詞の範囲を特定する。
①冠詞と名詞にはさまれたものは形容詞として名詞にかかる。
②冠詞より前にあるものは名詞にはかかれない。


13:that の分類
①that の後ろが完全な文→接続詞
②that の後ろが不完全な文→関係代名詞


14:同じ形の反復があると 2 回目以降には省略がありうる。


15:文中に comma が 2 つあったら、その間をとばして前後をつなげてみる。うまくつな
がったら、comma にはさまれた部分は挿入である。


16:挿入とは直前のことの注釈。文法的には「前と同格」あるいは「全体で副詞」と考
える。


17:as の分類
①as の後ろが完全な文→as は「時」
                   「理由」
②as の後ろが不完全な文→as は「様態」
*ただし as の前後に同じ形の反復がある場合は、後ろが完全であっても「様態」になる。


18:文中のあるまとまりの中に準動詞(不定詞・動名詞・分詞)がある場合、その準動詞を
中心に前後をまとめてみる。


19:所有格は、主格・目的格にも訳せる。特に、動名詞の前の所有格は、動名詞の意味
上の主語になる。


20:s+v+c 文型では、必ず s=c が成り立つ。また、s+v+o 文型では s≠o になる。


21:s+v+o+c 文型の o と c の間には必ず S→P(主語→述語)の関係がある。

More Related Content

More from 山形の総合学習塾の英学伸/EIGAKUSHIN

More from 山形の総合学習塾の英学伸/EIGAKUSHIN (20)

西高テスト対策
西高テスト対策西高テスト対策
西高テスト対策
 
2016年7月24日
2016年7月24日2016年7月24日
2016年7月24日
 
2016年7月10日
2016年7月10日2016年7月10日
2016年7月10日
 
2016年7月31日
2016年7月31日2016年7月31日
2016年7月31日
 
2016年7月3日
2016年7月3日2016年7月3日
2016年7月3日
 
2016年6月11日
2016年6月11日2016年6月11日
2016年6月11日
 
2016年5月14日
2016年5月14日2016年5月14日
2016年5月14日
 
2016年5月7日
2016年5月7日2016年5月7日
2016年5月7日
 
2016年5月1日
2016年5月1日2016年5月1日
2016年5月1日
 
2016年1学期期末考査模擬4
2016年1学期期末考査模擬42016年1学期期末考査模擬4
2016年1学期期末考査模擬4
 
2016年1学期期末考査模擬3
2016年1学期期末考査模擬32016年1学期期末考査模擬3
2016年1学期期末考査模擬3
 
2016年1学期期末考査模擬2
2016年1学期期末考査模擬22016年1学期期末考査模擬2
2016年1学期期末考査模擬2
 
2016年1学期期末考査模擬
2016年1学期期末考査模擬2016年1学期期末考査模擬
2016年1学期期末考査模擬
 
国立大直前演習⑫
国立大直前演習⑫国立大直前演習⑫
国立大直前演習⑫
 
国立大直前演習⑪
国立大直前演習⑪国立大直前演習⑪
国立大直前演習⑪
 
国立大直前演習⑩
国立大直前演習⑩国立大直前演習⑩
国立大直前演習⑩
 
国立大直前演習⑨
国立大直前演習⑨国立大直前演習⑨
国立大直前演習⑨
 
国立大直前演習⑧
国立大直前演習⑧国立大直前演習⑧
国立大直前演習⑧
 
国立大直前演習⑦
国立大直前演習⑦国立大直前演習⑦
国立大直前演習⑦
 
国立大直前演習⑥
国立大直前演習⑥国立大直前演習⑥
国立大直前演習⑥
 

長文読解①

  • 1. 2012 年 6 月 15 日 長文読解① はじめに 文法的判断――ミクロリーディング/精読(富田一彦) 一文一文の内容がわかるようになる→和訳問題 文脈的判断――マクロリーディング/パラグラフリーディング 段落や全体の要旨を把握することが可能になる→内容一致問題(安河内哲也) Essentials 1:英文はまずはピリオドまで眼を通してから読解作業にとりかかる ―決して一部で判断することは極力避ける。 2:英文を一読する際の 2 つの作業。 ①等位接続詞を発見する ②動詞(不定詞・動名詞・分詞を除く)を把握する。 3:等位接続詞の前後には、文法上同じ働きをするものがくる。それを発見するためには 以下の手順を踏む。 ①等位接続詞の後ろの形を確認する ②前でそれと同じ形を探す ③同じ形になっているもの同士を並列に書き並べる 4:文の主節=前に接続詞・関係詞をもたないS+Vのこと。 5:文中の動詞の数-1=その文中の接続詞・関係詞の数 6:接続詞を見つけたら要素を考える。 7:節の終わりは、始まりから数えて 2 つ目の動詞よりも前。 8:主節の文型を考えるとき、句や従属節の中身は無視し、1 つのまとまりとしておく。 9:英文を和訳する場合、訳は必ず主節の要素から組み立てる 10:はじめて出てくる名詞につく the を「予告の the」といい、その名詞には後ろから説 明がかからなくてはならない。
  • 2. 11:文意を決めるには、まず文法的判断を全てに優先する。 12:冠詞は名詞の先頭に立って名詞の範囲を特定する。 ①冠詞と名詞にはさまれたものは形容詞として名詞にかかる。 ②冠詞より前にあるものは名詞にはかかれない。 13:that の分類 ①that の後ろが完全な文→接続詞 ②that の後ろが不完全な文→関係代名詞 14:同じ形の反復があると 2 回目以降には省略がありうる。 15:文中に comma が 2 つあったら、その間をとばして前後をつなげてみる。うまくつな がったら、comma にはさまれた部分は挿入である。 16:挿入とは直前のことの注釈。文法的には「前と同格」あるいは「全体で副詞」と考 える。 17:as の分類 ①as の後ろが完全な文→as は「時」 「理由」 ②as の後ろが不完全な文→as は「様態」 *ただし as の前後に同じ形の反復がある場合は、後ろが完全であっても「様態」になる。 18:文中のあるまとまりの中に準動詞(不定詞・動名詞・分詞)がある場合、その準動詞を 中心に前後をまとめてみる。 19:所有格は、主格・目的格にも訳せる。特に、動名詞の前の所有格は、動名詞の意味 上の主語になる。 20:s+v+c 文型では、必ず s=c が成り立つ。また、s+v+o 文型では s≠o になる。 21:s+v+o+c 文型の o と c の間には必ず S→P(主語→述語)の関係がある。