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クラウド時代のインフラ動向
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Ryoichi Taga
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2013/08/03 第一回ITエンジニアサミット発表資料(公開用加工済み)
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クラウド時代のインフラ動向
1.
クラウド時代のインフラ動向 ~インフラエンジニアとDevOps~
2.
自己紹介 名前:多賀 亮一
自己紹介: AWSを中心に活動する、クラウド専門のインフラエンジニア。 スタートアップや新規事業の立ち上げを主に手伝う。 クラウドインフラが普及し始めたことで、クラウドをうまく使いこなせて いないプロジェクトを救ったり、新規プロジェクトのクラウド利用のサ ポートをしている。 ビジネスサポートやコンサルティング Webアプリが作れるパートナーがほしくて探しています。
3.
クラウド時代のインフラエンジニア の傾向 インフラエンジニアは、2種類に分かれる。 クラウドシステムをデータセンターに作る、社内クラウドを立てる 「オンプレミス系」エンジニア。仮想ホストを作る人を言う。
パブリッククラウドを効果的に利用したインフラ構築、社内クラウド のゲストを使いこなす「クラウド利用系」エンジニア。ゲスト利用側 の人を言う。 クラウドインフラエンジニアの知識体系は、オンプレミスの知 識体系と似た部分も含まれるが、オンプレミスの延長で済むよ うなほどでもない。まったく違う領域として考えたほうがよい。
4.
デプロイのキーワード 「プログラマブルインフラ」 クラウド事業者が提供するAPIを使い、スクリプトなどに組み込んで 「自動的にインフラを整備すること」をいう。 もっと簡単に使える仕組みを提供しているところもある。
例1) AWS Elastic Beanstalk Webサーバー、ロードバランサー、オートスケール、監視、に必要なもの をワンセットで提供してくれる。「ebextensions」をうまく使えば、各種 サーバーアプリパラメーターのカスタムも自由。 例2) Windows Azureの「Visual Studio連携」 Azureはインフラや各種サーバーパラメーターを「極力触らなくても動くも のを作れる」というインフラいらず志向をした作りが特徴。Microsoft環境で 足りるならこちらのほうが楽かも。
5.
自動運用のキーワード 「DevOps」 DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)が協力し、 ビジネス要求に対して、より柔軟に、スピーディに対応できるシステ ムを作り上げるためのプラクティスのこと。(@IT より)
具体的には、デプロイ戦略や自動運用までシステムの一部と考え、開 発段階からデプロイから運用までの流れをすべて組み込んでしまうこ とを言う。 よく、「Chef」や「Puppet」といったツールが中心としてとらえられ ることがあるが、それだけではなく、クラウドであらかじめ準備され ている仕組みを使えば十分実現可能なこともある。 オンプレミスの仮想化の仕組みにも、APIで自動化可能な部分がある。
6.
クラウド流アプリ開発のコツ5カ条 1.Webサーバーは「エンジン」である 2.守るべき「データ」を見極めよ 3.PaaSサービスを積極的に活用せよ 4.プログラマブルインフラを活用せよ 5.デプロイ戦略を考えよ
7.
インフラ人材マップ レベル1 (インフラエンジニアならできて当たり前)
Linux、Windows Serverのオペレーションができる。 運用監視のオペレーションができる。 レベル2 (サーバー構築系やる人なら誰でもこのレベル) LAMP環境などの、アプリより下層を作ることができる。 レベル3 (意識的に探さないと見つからない) 仮想ゲストを立てて使うことができる。(IaaS, PaaS環境含む) ストレージ・マイグレーションのことを理解し、仮想ホストを作ることが できる。(オンプレミス系エンジニア)
8.
インフラ人材マップ レベル4 (レア。人材募集で捕まったらラッキー)
デプロイ戦略立案ができる。 アプリの仕様を聞くだけで、インフラ設計がだいたい見える。 レベル5 (超激レア。上級勉強会にいることがある) DevOpsの概念を理解し、運用が楽になるようなノウハウを持っている。 スタートアップでインフラエンジニアが一人でも平気。 レベル3までは、案件こなして努力すれば誰でもなれる。 レベル4以上は意識的に努力しないとなれない。このレベルにならないと生き 残っていくのは難しいと思われる。
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