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確率ロボティクス第三回
- 10. 尤度関数 L
• 例えばこういうもの
– L(大阪府 | 関西訛り) = a
– L(千葉県 | 関西訛り) = 0.1a
– 確率ではない。比が大切
– P(千葉県) = P(大阪府) = 0.5としてベイズの公式で
P(千葉県|関西訛り)とP(大阪府|関西訛り)を
求めてみましょう
• aは消えるはず
Oct. 7, 2015 確率ロボティクスと移動ロボットの行動生成 10
- 15. 計算してみましょう
Oct. 7, 2015 確率ロボティクスと移動ロボットの行動生成 15
• 全方向移動ロボットの位置推定
– 状態変数: x, y
– パーティクルを右図のように100mm間隔で置く
– 重みの初期値は1/16
• ロボットは距離センサを所持
– 最大100mmの誤差がランダムに発生
– それ以上は絶対に間違えない
• このロボットが壁を計測したら、
ロボットの中心から260mmでした。
パーティクルの重みの重心はどこ?
• 他、センサの誤差の統計的性質が異なる
場合についても計算してみましょう
– 誤差が正規分布に従う場合等
- 20. • 利点
– どれだけ移動体がいても悪影響はない
• 欠点
– 尤度関数を広くとると信念の更新が緩やかにな
る
– 計測対象の多くない環境では
信念が収束しないかもしれない
– 逆にセンサ値が実際より遠い値を出すことが
ある場合には使えないかもしれない
Oct. 7, 2015 確率ロボティクスと移動ロボットの行動生成 20
- 25. 早く終わった場合の問題
• 想定
– A室、B室二つの部屋がある閉鎖空間
– 中にいる人は自分がA,Bどっちにいるか分からない
– 猫が住んでいて、
A室には1/3、B室には2/3
の確率でいる
• 乱数で猫をAとBの間で
移動させて、ずっとA室に
いる人がA室に自分がいると
いう確信を持っていく過程を
計算してみましょう
Oct. 7, 2015 確率ロボティクスと移動ロボットの行動生成 25