ゲームの面白さを解明する ―構造化IRFモデルと自動ゲームデザインの未来―
- 33. 自動ゲームデザイン(AGD)
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AGD (Automated Game Design)
– AIによるバランス調整、レベルデザイン、メカニクス生成など
– 2005年頃から発展、これからが期待される分野
IRFモデルによるAGDの可能性
– 各ゲームプレイを定量化
– 進化的アルゴリズムで
より大きなゲームプレイを生み出すデザインを生成
ゲームプレイ定量化の難度
– ストラテジー < コミュニケーション << インタラクション
< リワード <<< フィクショナリティ
– ストラテジーとコミュニケーションは既存の技術でおおむね可能
- 37. 汎用AGDの段階 - 1/2
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第0段階|自動テストプレイ
– 与えられたゲームメカニクスを、プレイしながら学習
– AIの予想を大きく外れる(バグの可能性が高い)展開が
発生したら報告
第0.5段階|ゲームプレイの定量評価
– 人間が行った数値・配置調整に対してテストプレイを行い
ストラテジーやコミュニケーションの変化量を評価
第1段階|自動パラメータ調整
– 与えられた変数や素材に対して、ストラテジーや
コミュニケーションを最大化するように数値・配置を調整