書体デザイナー・鈴木功先生に学ぶ、フォントの美しい見せ方先生：鈴木功

鈴木功
フォントの美しい見せ方

◉ 最適性「適切に使う」
◉ 一貫性「徹底して使う」
◉ 継続性「長く使う」
ブランディングツールとしてのフォントの使い方
※ 前回の授業 http://schoo.jp/class/561

AXIS Font ベーシック
ゆたかな水の国
AXIS Font コンデンス
AXIS Font コンプレス

AXIS Font ベーシック
TP明朝
ゆたかな水の国から

◉ 素材を知る
◉ 基本を知る

1. 明朝体とゴシック体の違い
フォントの美しい見せ方∼素材を知る

明朝体 (TP明朝)
ゴシック体 (AXIS Font)

明朝体 (TP明朝)
ゴシック体 (AXIS Font)
1. 明朝体は横画が細く、ゴシック体は抑揚がない。
2. 明朝体はウロコがあり、ゴシック体は飾りがない。
3. 明朝体はフォーマル、ゴシック体はカジュアル。

AXIS Font
ども、おひさで∼す。元気？
最近さ、SNS疲れであん
まスマホ見ないんだよね。
そーそー、このあいだ代官
山で良さげなイタリアンの
お店を見つけたんだよ!
こんど一緒に行こうね!!

TP明朝 AXIS Font

TP明朝
タイププロジェクトは、新しい時代にふさわしい書体を送
り出すために、オリジナルフォントの研究開発と企画提案
を積極的に行なっています。独自性を重視したアプロー
チで個々のプロジェクトに取り組み、構想力に富んだ書体
AXIS Font
を積極的に行なっています。独自性を重視したアプローチ
で個々のプロジェクトに取り組み、構想力に富んだ書体

2. 明朝体の特徴について

2. 明朝体の特徴について
◉ 水平の横画
◉ 縦画と横画のコントラストが高い
◉ ウロコの存在

これまでの明朝体の
主な使われ方は ─
◉ 書物
◉ 紙
◉ 文芸
◉ 長い文章
◉ 縦組み
◉ 静的

これまでの明朝体の
主な使われ方は ─
◉ 書物
◉ 紙
◉ 文芸
◉ 長い文章
◉ 縦組み
◉ 静的
現代の明朝体の
使用場面として ─
◉ デジタル機器
◉ モニタ
◉ 情報
◉ 短いテキスト
◉ 横組み
◉ 動的

◉ 横組み用の明朝体
◉ デジタル時代の明朝体
現代の明朝体のあり方を考えると、

現代の明朝体のあり方を考えると、
◉ 横組み用の明朝体
◉ デジタル時代の明朝体

◉横組み用の明朝体∼和文と欧文のマッチング
全角(正方形)の和文(漢字・仮名)と、
ベースラインシステムの欧文を調和させる。
TP明朝
漢字かなAlphabet

かなの字粒をそろえて横組み
の並びと座りをLatin fontの
Baseline Systemになじむよ
TP明朝
◉横組み用の明朝体∼和文と欧文のマッチング

◉デジタル時代の明朝体∼デジタル世代の目になじみやすいデザイン
AXIS Font ベーシック EL
書体に未来の風を

AXIS Font ベーシック EL
TP明朝ローコントラスト EL

TP明朝 TP明朝：小さめのウロコ
ブルーの線：通常のウロコ
十

TP明朝のカドウロコTP明朝典型的なカドウロコ
色

◉デジタル時代の明朝体∼「読みやすさ」を調節するコントラストの軸
TP明朝ハイコントラスト
TP明朝ローコントラスト

TP明朝ハイコントラストRegular
タイププロジェクトは、新しい時代にふさわしい書体を
送り出すために、オリジナルフォントの研究開発と企画
提案を積極的に行なっています。独自性を重視したアプ
ローチで個々のプロジェクトに取り組み、構想力に富ん
タイププロジェクトは、新しい時
代にふさわしい書体を送り出すた
めに、オリジナルフォントの研究

TP明朝ローコントラストRegular
タイププロジェクトは、新しい時代にふさわしい書体を
送り出すために、オリジナルフォントの研究開発と企画
提案を積極的に行なっています。独自性を重視したアプ
ローチで個々のプロジェクトに取り組み、構想力に富ん
タイププロジェクトは、新しい時
代にふさわしい書体を送り出すた
めに、オリジナルフォントの研究

◉ 字間
◉ 行間
◉ 余白
フォントの美しい見せ方∼基本を知る

◉ 字間
◉ 行間「1行の長さと行間の関係」
◉ 余白

時代が求める新たな明朝体を開発する。
Type Projectは、横組みで読みやすい
明朝体のありかたを追求しました。デ
バイスの日本語環境を鑑みて、全角を
基本とした設計をおこない、ひらがな
の右上がり感をおさえ字粒をそろえる
◉フォントの美しい見せ方∼1行の長さと行間の関係
文字24ポイント／行間38ポイント
小型デバイスを想定した、短めの行に適した行間。

時代が求める新たな明朝体を開発する。Type Projectは、横組みで
読みやすい明朝体のありかたを追求しました。デバイスの日本語環
境を鑑みて、全角を基本とした設計をおこない、ひらがなの右上が
り感をおさえ字粒をそろえることで、横で組んだときの明朝体の安
定度を向上させました。
行が長くなると、行間がやや窮屈に感じられる。

1行が長い場合は、行間を広めにとること。
時代が求める新たな明朝体を開発する。Type Projectは、横組みで
読みやすい明朝体のありかたを追求しました。デバイスの日本語環
境を鑑みて、全角を基本とした設計をおこない、ひらがなの右上が
り感をおさえ字粒をそろえることで、横で組んだときの明朝体の安
定度を向上させました。

実践練習
「行間をコントロールする」
タイプテスターのページ
http://typeproject.com/fonts/axisbasic#typetester

◉ 素材を知る
◉ 基本を知る
新しい時代に適応する明朝体
素材を知り使い方の基本を学ぶ
フォントの美しい見せ方∼振り返り

フォントの美しい見せ方∼まとめ
適切なフォントを選び、使いこなすことは
これからの時代に必要な、コミュニケー
ション能力のひとつである。

正体：AXIS Font Basic http://typeproject.com/fonts/axisbasic#typetester
タイプテスターに文章を入力して最適の行間を設定して下さい。
長体：AXIS Font Condensed http://typeproject.com/fonts/axiscondensed#typetester
タイププロジェクトは、新しい時代にふさわしい書体を送り出すために、
オリジナルフォントの研究開発と企画提案を積極的に行なっています。
フォントの美しい見せ方∼課題
正体と長体で行間の設定を変えた方が良いか?

ウェブサイト：www.typeproject.com
フェイスブック：www.facebook.com/typeproject
ツイッター：@typeproject
以上です。ありがとうございました。鈴木功

書体デザイナー・鈴木功先生に学ぶ、フォントの美しい見せ方先生：鈴木功

Recommended

Recommended

More Related Content

Viewers also liked

Viewers also liked (11)

More from schoowebcampus

More from schoowebcampus (20)

Recently uploaded

Recently uploaded (8)