2015年12月18日(金) Amazon RDS for Aurora セミナー in 関西 にて紹介させていただきました資料です。

1. Aurora検証のご紹介
株式会社サーバーワークス
クラウドインテグレーション部 ⼩林 孝剛
2015.12.18 Amazon RDS for Aurora セミナー in 関⻄

2. はじめに

3. ⾃⼰紹介
⼩林 孝剛 (こばやし たかよし)
株式会社サーバーワークス
ソリューションアーキテクト
⼤阪オフィス
@koba_taka
好きなAWSサービス
Elas+csearch
CloudSearch

4. サーバーワークスについて
AWS（Amazon Web Services）専業のクラウドインテグレータ・MSP
エンタープライズを中⼼に310社 520プロジェクト (※2015年11⽉末時点)
企業の基幹システム、業務系システム、ECやコーポレート系等のフロント系まで
最近ではビッグデータ分析基盤やIoT向け分析基盤も
運⽤⾃動化ツール「Cloud Automator」の開発・提供
APN(AWS Partner Network) Premier ConsulGng Partner
国内5社の1社

5. 本⽇の内容について
Amazon RDS for Auroraについて
エンタープライズのMySQL利⽤シーンについて
当社事例を元にAmazon RDS for Auroraの参考情報
まとめ

6. Amazon RDS for Aurora

7. Amazon RDS for AuroraってどんなDB？
「Amazon RDS for Auroraって何？？」

8. Amazon RDS for Aurora
Amazon RDS for Aurora
MySQL 5.6互換 (5.6.10)
InnoDBのみ (1.2.10)
10GB-64TBまで使⽤量に応じたスケール
最⼤15 Read replicaが作成可能
1分以内にフェイルオーバー
インスタンスタイプ(従量)とストレージ・I/Oレートで課⾦
(2015/12/18 現在)

9. RDS for MySQLとの違い
⽐較
(2015/12/18 現在)
Amazon RDS for Aurora Amazon RDS for MySQL
DBエンジン MySQL 5.6互換 5.1.x, 5.5.x, 5.6.x
インスタンスタイプ r3系のみ t2, m4, m3, r3, m2, m1, t1
Mul+-AZ ◯ ◯
ストレージ 10GB-64TBまで⾃動拡張 5GB-6TBまで
リードレプリカ数 最⼤15 最⼤5
⾃動フェイルオーバー ◯ ◯

10. エンタープライズの
MySQL利⽤シーンについて

11. MySQLの採⽤割合
当社プロジェクトでよく利⽤するDBエンジン
SQL Server (Standard / Enterprise)
MySQL
Oracle

12. MySQLの採⽤割合
MySQLを利⽤するシーン
コーポレート / パートナーサイト
業務⽀援ツール
販促システム など
お客様の要件にMySQLが増加傾向

13. MySQLの採⽤理由
コスト
汎⽤性
安定性・信頼性
Auroraを提案することが増加傾向

14. Amazon RDS for Auroraの
導⼊に際しての参考情報

15. 当社事例
当社事例：http://www.serverworks.co.jp/case/lancers
株式会社ランサーズ様

16. 株式会社ランサーズ様
⽇本最⼤級のクラウドソーシングサービス
AWSを積極的にご活⽤
現在はRDS for MySQLをご採⽤

17. 株式会社ランサーズ様
ランサーズ様ご協⼒のもと、
今⽇は検証内容を⼀部分だけ公開いたします！
ありがとうございます！！

18. Auroraの検証理由
⽬的
期待すること
検証項⽬
既存RDSのバージョンアップ
⾼パフォーマンス
⾼可⽤性
パフォーマンス
運⽤
コスト

19. 検証シナリオ
パフォーマンステスト
運⽤テスト
コスト

20. 検証シナリオ
パフォーマンステスト
運⽤テスト
コスト

21. パフォーマンステスト
各ページで発⾏されるSQLのレスポンスを計測
74パターンのSQL実⾏結果を測定 (2回実施)
SQL
RDS for MySQL
t2.medium
RDS for MySQL
r3.large
RDS for Aurora
r3.large
SQL A 0m21.349s 0m21.102s 1m15.734s
SQL B 0m0.011s 0m0.030s 0m0.081s
SQL C 0m5.954s 0m6.003s 0m18.871s
SQL D 0m21.479s 0m21.479s 1m0.454s
■データの例 (1回目)

22. パフォーマンステスト (1回⽬)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
1回⽬
RD:r3.large
1回⽬
Aurora:r3.large
1回⽬
RD:t2medium
1回⽬
何種類かはRDS for MySQLと⽐較
すると実⾏速度に時間を要する

23. パフォーマンステスト
0
10
20
30
40
50
60
2回⽬（クエリキャッシュが効いた状態）
RD:t2medium
2回⽬
RD:r3.large
2回⽬
Aurora:r3.large
2回⽬
⼤幅に速度が改善

24. パフォーマンステスト
結果
2回⽬は約7倍のパフォーマンス向上
初回時はキャッシュがないので時間がかかる

25. 運⽤テスト
• セキュリティグループ
• パラメータグループ
• フェイルオーバー動作
RDS for MySQLからの運⽤⾯の検証

26. セキュリティグループ
クラスタ単位でのセキュリティグループ
クラスタ単位で適⽤
Masterインスタンス
Replicaインスタンス
各々の通信をセキュリティグループ制御はNG
インスタンス単位でなく、クラスタ単位
M
S
セキュリティグループ適⽤範囲

27. パラメータグループ
DB Parameter Group
DB Cluster Parameter Group
項⽬ RDS for MySQL RDS for Aurora
max_connecGons {DBInstanceClassMemory/12582880} {log(DBInstanceClassMemory/8187281408)*1000}
query_cache_size engine-default {DBInstanceClassMemory/24}
項⽬ RDS for MySQL RDS for Aurora
binlog_format
-
(MySQL Parameter Group: MIXED)
OFF
DB、クラスタ⽤とパラメータがあり、値も少し異なる

28. フェイルオーバー
検証環境
Master : r3.2xlarge
Replica1: r3.large
Replica2: r3.2xlarge
Replica3: r3.2xlarge
検証内容
Master削除時の動作

29. フェイルオーバー
・ 稼働中のReaderノードの中で最も⼤きいインスタンスサイズのノードを選出
・ 他のReader ノードのサイズが同じであれば、フェイルオーバー前の
Primary と同⼀ AZ の Reader の中から選出
フェイルオーバー時の動作

30. 最近のアップデート
Amazon Auroraでリソースの暗号化をサポート
東京リージョンでも利⽤可能に
RDS for MySQLと同様、AWS KMSを利⽤
データ、ログ、バックアップ、スナップショット、
リードレプリカに適⽤
よりセキュアにAuroraを利⽤可能
■Amazon Web Services ブログ
hgp://aws.typepad.com/aws_japan/2015/12/new-encrypGon-at-rest-for-amazon-aurora.html

31. まとめ

32. 本⽇のまとめ
Amazon RDS for Auroraはまったく新しいマネージドDB
⾼速処理パフォーマンス
⾼速フェイルオーバー
ディスクサイズ⾃動拡張
導⼊時にセキュリティグループ・パラメータ設計を

33. 本⽇のまとめ
Amazon RDS for Aurora
是⾮、積極的な活⽤を
既存のMySQLを検討の⽅

34. 本⽇のまとめ
今後、期待したいこと
HAProxyの機能をRDSで実現したい (RDS対応ELBなど)
初回SQLクエリ読込の際のパフォーマンス

35. ありがとうございました