社内でスクラムについて説明するときに使用した資料です。 スクラムの本質に触れることで、なぜスクラムをやるのか？を理解することを目標にしています。

1. Scrumの根っこ
the root of scrum

2. ＜質問＞
アジャイル開発してますか？

3. Don’t just do agile.
Be agile.

4. Agile ≠ Scrum
アジャイル：状態
スクラム：手法

5. ＜質問＞
スクラム開発してますか？

6. ∼をしている ≠ スクラム
• 手法には原理・原則、思想が必ずある
• 思想論は媒体を介すことで薄まる（胡散臭くなるw）
• 手法ばかりが蔓延しがち
• 手法は古くなる（スクラムも変化している）

7. 今日のゴール
「本当のスクラム」を実践するために
スクラムの背景にある思い・物語を知る

8. 目次
• Introduction
• スクラムとはなにか
• スクラムの弱点
• いいスクラムにするために

9. 自己紹介
• Webエンジニア(Java)
• 新米スクラムマスター
• ブラジル帰り
• PDD提唱・推進
→絶賛拡散中！
twitter: @su_kun_1899

10. スクラムとはなにか？
スクラムをするとどうなるのか？

11. 生産性が上がる？
仕様変更に強くなる？
品質が上がる？
リリースが早くなる？

12. 銀の弾丸はない。。(´・ω・｀)

13. スクラムは
「現状を明らかにする」

14. 問題点が明らかになる
(チーム、プロセス、プロダクト、マーケット、etc…)
だから改善される、成長できる
本当に価値あるものを提供できる
解決するのはスクラムではない

15. スクラムの特性
1. ウソを許さない
2. 人間に寄り添ったフレームワーク
3. 責任を渡す

16. プロジェクトは順調です
進 率は60％です
ひと通り終わっています

17. スクラムではありえない

18. 検証、適応→透明性
終わったか終わらないか、０／１の世界
成果・結果でしか評価しない
要件：Acceptance Criteria
機能：Definition of Done
改善：Take Action

19. 明確にする
終わったとはどういう状態を指すのか？
レビューは？テストは？
環境は？ドキュメントは？

20. 透明性
ある時点で明らかにする責任がある
後出しジャンケンは許さない

21. スクラムの特性
1. ウソを許さない
2. 人間に寄り添ったフレームワーク
3. 責任を渡す

22. 明日何をしていますか？
一週間後何をしていますか？
３ヶ月後何をしていますか？

23. 未来は分からない
見積もりは当たらない
計画は外れる
マーケットは日々変化していく

24. 大切なことに投資する
ゴールの妥当性を評価していく
投資対効果を最大化する
見積もり・計画を重視しているからこそ

25. ソフトウェアを作るのは人間
セレモニーでリズムを(流れるプール)
イテレーションで学習を(２クラスの陶芸)
相対見積もりで計画を(ペットボトル)

26. スクラムの特性
1. ウソを許さない
2. 人間に寄り添ったフレームワーク
3. 責任を渡す

27. 悪いのは誰？

28. Boundary
何を作るかに責任を負うのがPO
どう作るかに責任を負うのがTEAM
責任から逃さないのがSM
Boundaryはその上で飛び越える！

29. なぜスクラムなのか？

30. Why Scrum？
学習機会を増やすことで、
プロダクトの価値向上
チームの成長
ROIの最大化を目指す

31. スクラムの弱点

32. 問題に対して
前向きに取り組めない場合
スクラムはやるべきでない

33. やるべきことが明白で
単純極まりなければ
スクラムの必要はない

34. 複雑度グラフ

35. そんなプロジェクトあります？
(´・ω・｀)

36. 継続的なチームでないなら
スクラムの効果は望めない

37. かけもち
専任でない場合、
スクラムではないに等しい

38. 人の仕事は足し算引き算ではない
忙しく働きたいのか
結果を出したいのか

39. いいスクラムにするために

40. 自律的組織
明確なゴールがあるか？
何をすべきか分かっているか？
Boundaryは明らかか？

41. KISSの原則
柔軟性や拡張性は
複雑性から生まれない

42. 変化は１つずつ
検証・測定可能にするのが原則

43. 遊び心を忘れない
スクラムはタフさが必要
常にシリアスは高負担

44. スクラムをアレンジしない
本質的な問題の隠
目的の誤認
痛い目を見なければ人は学習しない

45. まとめ

46. スクラムは現状を明らかにする
学習機会が多い
解決・成長するのはチーム

47. ご静聴ありがとうございました