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Iot2bio2 20160521

Editor's Notes

  1. 「IoTのカンファレンスに参加したらなぜかバイオにはまった話」 昨年、某所で同じタイトルでしゃべったので、リバイズして 「その2」としてお話しします。 2016/5/26: note付バージョンを作成。transcripticsのスライドを追加。
  2. 自己紹介はさらっと流すことにして、バイオは素人です。 専門家の方は見逃してください。
  3. 2014年、IT関係の技術出版社O&amp;apos;ReillyがIoTのカンファレンスをやるというので参加してきました。ところがIoTの会議のはずなのに、キーノートスピーカの3、4人がSynthetic Biology合成生物学というキーワードを口走るので、すごく気になりました。 昨2015年にも同じ会議に参加してみると、Synthetic Biologyがひとつのセッションになっていました。さらにプログラムコチェアーのMITメディアラボ所長joiこと伊藤穣一さんがキーノートでバイオを強く推すのです。
  4. Bio is New Digital!というのはメディアラボ設立者のNegroponteの言葉らしいのですが、joiの基調講演のタイトルはWhy Bio is New Digitalでした。10分ほどの短いものですから、YouTubeに上がったものをぜひ見てください。 現在のITを推し進めてきたドライブフォースのひとつは間違いなくMooreの法則ですが、DNAを読み取る機械であるDNAシーケンサの進化のスピードはMooreの法則をはるかに越えているというのです。 有名なヒトゲノムプロジェクトは、世界各国が協力して約13年と約3000億円の費用をかけて達成されました。それが、現在では数日と約10万円で読み取れるようになっています。 その結果、エレクトロニクスで過去50年に起こったのと同じような変化が今、バイオの世界で始まろうとしているというのです。
  5. このグラフはヒトのゲノムを読み取るのに必要なコストのグラフです。このグラフの縦軸は、対数目盛になっていることに注意ください。 上の点線はMooreの法則です。 2008年頃からさらに大きく下がっているのがわかると思います。これは次世代シーケンサーというイノベーションにより、進化のスピードがさらに加速していることを示します。
  6. わたしが中学や高校で習った生物学は、博物学とか、解剖学が中心で、生物を観察し、分類し、どうなっているのか調べる分析の科学でした。 それが、今ではわかってきたことをベースにそれをどう活用するかという工学的な要素が大きくなってきています。 その応用分野は、薬品や医療だけでなく、食料やエネルギー、新素材や環境にわたる広範なものになってきています。
  7. また、現在の生物学はその多くの部分がディジタルのサイエンスになってきています。 遺伝子がATGCの4文字のアルファベットで構成されていることは有名ですが、大量の遺伝子やたんぱく質のデータを蓄積し、検索するバイオインフォマティクス、細胞や臓器を計算機上でシミューレーションするシステムバイオロジー、薬を開発するにも最後は人間の身体で治験しますが、薬の候補を絞り込むのに「京」などのスーパーコンピュータが不可欠になってきています。ダヴィンチなど手術ロボットや、再生医療のために臓器などをプリントする3Dバイオプリンターなど、ディジタル技術抜きには考えられなくなっています。CTなどの画像を読影し、微小なガンでも発見するAIとか、膨大な医学論文を読み込み、ガンの診断を行うIBMのWatsonも出てきました。
  8. カンファレンスのセッションで聞いて、いちばんびっくりしたのがこれです。 バイオの実験プロトコルをプログラミング言語のようなもので記述し、それをクラウドに投げると、データセンターのように位置するラボでロボット(ヒューマノイドではなく、3Dプリンタの進化したようなやつですが)が実験を行い、データ分析までして返してくれるというものです。 バイオの論文にある実験の再現性はあまり高くなく、またポスドクのような高学歴の研究者・技術者が「ピペット奴隷」などと揶揄されながら労働集約的に実験が行われている状況が大きく変わることが期待できます。 また、パラメータを変えながら繰り返し実験することも容易で、近いうちには、人間は仮説だけ考えれば、AIが適切な実験計画を立ててくれるような世界も遠くないかもしれません。 また、バイオハザードを防ぐための実験施設の隔離も簡単になり、生物学でも物理学と同様に理論屋と実験屋の分業が進むのかもしれません。
  9. [2016/5/26追加] Emerald Cloud Labは高価な実験ロボットを導入しているようですが、オープンソースの低価格で情報が公開された技術を中心としたロボットで同様のクラウド実験サービスを行おうとしているところをみつけました。Y Combinatorの出身だそうです。
  10. バイオの実験を記述する言語ではAnthaというのが有力なようです。 フローベースのプログラミング言語で、Go言語がベースになっているとか。入力と出力をグラフィカルに結びつけたり、入れ子にするようなインタフェースもあるようです。 また、実験用の拡張としてはmlとか温度とかの次元、単位を区別した型として扱うとか、液体とか気体とかのクラスがあって、それぞれにたいして許される操作を定義するようなことができるようです。
  11. こんな話を聞いてきたので、ちょっと関心が高まり、帰ってからもいろいろと調べてみました。
  12. そのなかでも「キッチン・バイオ」とか「ストリート・バイオ」とかのキーワードがあることを知りました (PCやインターネットの黎明期を彷彿とさせるではありませんか)。
  13. そういえば、2012年に翻訳の出た本ですが「バイオパンクーーDIY科学者たちのDNAハック!」という本があって、とてもおもしろかったことを思い出しました。
  14. PCRというのはPolymerase Chain Reactionの略で、DNAを増幅(大量にコピー)する基本的な、手法、装置です。 これをオープンソースハードウェアとして公開しているのがOpenPCRであり、日本でも鳥人間という会社がNinjaPCRとして製作・販売しており、ピッチコンテストでも賞を取っています。 PCRというのは、微量のDNAサンプルと試薬を入れて適切なタイミングで温度を上げ下げすることにより、2本鎖のDNAが分裂し、それぞれが鋳型となって再び2本鎖が合成されることにより、10サイクルで100万倍、30サイクルで10億倍に増やせるというものです。 サーマルサイクラーとも言われるこの操作は単純なので、Arduinoなどで制御することが可能です。 3Dプリンターの世界ではRepRapというオープンソースハードウェアの3Dプリンターがきっかけとなって、世界各地で改良が進み、ムーブメントのドライブフォースとなったわけですが、OpenPCRによってバイオロジーの世界でも同じようなことが起こるのかもしれません。
  15. これはRepRapの系統図です。小さくて見えないと思いますが、最初のRepRapが発表されたのが2006年、この系統図の右端は2012年頃です。この間に、概念から、実験的なもの、商用のものまで、カンブリア爆発のように世界各地でさまざまな改良がなされて、大きな進歩があり、それが今日の3Dプリンタの盛況に結びついているのです。 RepRap以前にも3Dプリンターは長らく存在していましたが、高価で限られた専門家しか使えなかったものが、オープンソースハードウェア化により、大きく花開いたのです。オールドタイマーなら、ソフトウェアの世界でもLinuxなどオープンソースソフトウェアの出現により、同じような大きな変化があったことを覚えていることと思います。
  16. Aminoは、PCRではありませんが、生きた細胞を培養するための遺伝子工学の入門的キットで、 indiegogoでファンディングに成功しました。
  17. BentoLabは先日、kickstarterでファンディングに成功したプロジェクトで、真ん中の遠心分離機でDNAを分離し、右側のPCRでDNAを増幅し、左側の電気泳動槽でそれを読み取るというものです。約10万円で、家庭で遺伝子検査できるというものです。
  18. これはクラウドファンディングではありませんが、日本でも個人で電気泳動槽を自作しようとしているひとがいます。高価な試薬なども、食用寒天で代用するなどの試みをされています。
  19. CRYSPR cas9というのは、2013年に開発された遺伝子編集の画期的技術で、近いうちにノーベル賞確実と言われていますが、そんな最新技術を自宅で行うためのキットがIndiegogoに上がっています。
  20. OpenTronsというのは、安価な実験用のロボットを50種以上開発。 個人や大学のラボで利用されています。 Haxl8erでローンチし、kickstarterで成功。 写真のOT-Oneはピペット操作などを行うロボットで3Dプリンターに似た構造をしています。$3000から。
  21. openlabwareというサイトでは3Dプリンタを利用した実験器具をオープンソースとして公開しています。 写真は、蛍光顕微鏡やoptogeneticsのプラットフォーム。Raspberry Piを使って温度などを制御します。RasPiでショウジョウバエを観察するのでFlyPi
  22. これは実験器具ではなく、遺伝子組換で植物そのものを光らせるプロジェクト。 Kickstarterでは遺伝子組換のプロジェクトはバンされたというニュースも聞いていたのですが、最終的にファンディングに成功したようです。
  23. 植物を光らせる遺伝子組換に必要な試薬をまとめたキットで、KickstarterでPreOrder受付中。
  24. これは、脳波を読み取る装置を自作しています。読み取るだけでなく、ヘッドギアから脳に電流を流すようなプロジェクトもあるようです。ブレインハッカーあるいはBMIハッカーは、ウェットなバイオハッカーとは人種が違うのかもしれません。
  25. これは、高校生が大学のラボにインターンで行って、3Dプリンターでバイオリアクタという器具を作成したら、ジカ熱を研究する効率が大きく上がったというニュースが出ていました。
  26. これはDNAの編集をDrag&amp;Drawで行えるフリーのgenetic compiler
  27. これは生きた細胞をプログラミングするためのプログラミング言語のニュースです。ハードウェアの回路を設計するためのVerilogという言語を使い、遺伝子発現の条件を論理回路みたいに設計するようです。 この言語の名前自体はCello?
  28. 合成生物学用のオープン言語として標準化が進められているSBOL。 DNA上で遺伝子の発現制御するプロモーターとか、蛍光発光などの機能を持つたんぱく質をコーディングした部分、ターミネータなどを表現します。
  29. シリコンバレーでは2010年頃からバイオ版のメイカースペースとも言えるbioCuriousというコミュニティスペースが活動しています。 会員制で$100/月。 先日のMakerFaireでも賞を取っていました。
  30. 日本でも2016年3月より、bioClubというコミュニティが東京で活動を開始しました。プロジェクト参加には年間登録費が必要(?)。 アムステルダムに拠点を構えるWaag Societyの Pieter van Boheemenにより運営されるBiohack Academyというコースが始まっているそうです。
  31. ものづくりではFabLabの創始者でMITのGershenfeld教授のHow to Make Almost Anythingというコースが有名ですが、これのバイオ版のHow to Grow Almost Anuthingというコースができています。 FabLab浜松の方がオンラインで受講したレポートがウェブに上がっています。
  32. 世界各国から数千名が参加する遺伝子工学のコンテスト。 日本からはいくつかの大学が参加していますが、海外では高校生も参加しています。 遺伝子部品のライブラリが用意されていて、それを組み合わせて遺伝子組換えを行います。たとえば、砒素を検出するたんぱく質と蛍光発光するたんぱく質を組み合わせて、飲用に適さない水を検出するたんぱく質を大腸菌に作らせるプロジェクト等がありました。 写真は京大のサークルの立て看ですが、「遺伝子で遊ぼう」というキャッチに、 ネット上では「京大怖い」「これ、あかんやつちゃうの?」等の反応がありました。
  33. これもMITメディアラボのプロジェクトで、デスクトップサイズのパーソナルフードコンピュータ、コンテナサイズのフードサーバ、倉庫ななど建物まるごるごとからなるフードデータセンターかがあります。水耕 栽培でLEDによる栽培のため除草剤、殺虫剤は原原則必要なく、肥料についても大幅に節約できます。 たとえば、ブロッコリ1株ごとにIPアドレスを与えて、温度や養分の濃度などのセンサーから情報を集めることも可能で、成果との関連をclimate recipeとしてすべてオープンデータで公開するということです。一般の農業ではこのような情報はノウハウとして秘匿化されることが多いため、このようなオープンデータ化したアプローチは大きなイノベーションをもたらす可能性があります。 当面の対象はレタスなど葉物ですが、フードマイレージを大幅に縮小し、地産地消が可能になります。小中学校での普及活動も行うとのことです。 バーティカルファームというカテゴリで商用の植物工場も立ち上がっています。
  34. デザイナー、建築家のNeri OxmanはMITメディアラボで3Dプリンターを使った有機的なデザインを行ってきたが、バイオロジーとデザインの融合によるファッションなど新しいデザイン活動を行っています。 スプツニ子さんも、アーティストとしてMITメディアラボに参加し、遺伝子組換した蚕により恋愛ホルモンとも呼ばれるオキシトシンと、赤色に蛍光発光するたんぱく質を含むシルクを実際に作成し、これをテーマにしたアート作品(ショートムービー)を公開しています。 そのほか、GoogleのProject Jackardにも参加し、bioClubのチャーターメンバーである福原志保さんなど、最先端のバイオ技術と密接な活動をしているアーティストがいます。
  35. オープンデータの世界でもバイオロジーのひとたちは真剣に取り組んでいます。たんぱく質やDNA、その他の化学物質やその相互間の反応など、複数のデータベース間の連携、リンクが重要なためで、毎月のようにハッカソンを行っています。 昨年出版されたk検索言語SPARQLの書籍もバイオ系のひとたちによるものです。
  36. CoderDojoなどの場で子供たちにプログラミングを教える活動を行っていますが、ソフトウェアだけでなくバイオロジーについてコーディングすることも子供たちに教えるべきだという記事です。 23andmeなど、$100程度で自分のゲノムを分析してもらうことができます。まだ翻訳が出ていませんが、BioBuilderという本を読むと、iGEMでどのようなことをやっているかが具体的に書いてあります。米国ではCRISPRなどの最新技術について教えてくれるワークショップが開催されています。iGEMには高校生から参加していますし、フリーのソフトウェアを使ってドロップアンドドローで遺伝子工学の操作を試してみることもできます。また、オンラインのサイトで自分で設計したり、ライブラリからとってきたDNAを合成しくれるところがあります。クラウドファンディングのサイトを見れば、OpenPCRやOpenTronsなど、実験器具を購入することもできましし、オープンソースハードウェアのものも少なくないので自作にチャレンジすることも可能です。 これらはほとんど誰にでも、高校生でも可能です。
  37. O&amp;apos;ReillyのBioBuilderという本です。
  38. というわけで、ソースがMITメディアラボとO&amp;apos;Reillyに偏っていることは否定しませんが、メイカームーブメントに続く大きな流れが始まっていることをご紹介してきました。 これを見ている/聞いているみなさんは、バイオロジーなど他人事で暮らしていけるかもしれませんが、みなさんの子供の世代では、現在のITリテラシーのようにバイオロジーを知らずに生きていくことは難しくなっていくのではないかと思います。
  39. おしまい。