スタートアップの企業文化 (Startup Culture) についてのスライドです。 企業文化やビジョンをスタートアップの初期から気にするべきかどうかは悩ましいところですが、Y Combinator の Jessica Livingston のいうとおり、企業文化はその設立当初から自然と育っていってしまうものだなと 2, 3 人のスタートアップを見てても思います。であれば、初期から考えるためのある程度の情報はあっても良いのかなと思い、今回スライドをまとめました。 企業文化はかなりソフトな概念なので、そもそも把握しづらい上に何が良くて何が悪いのかも分かりにくく、さらに簡単に変えたり作り上げたりできるものではありません。それに加えて、良い(望ましい、心地の良い)企業文化があるからといって、その企業の成功が約束されるわけではありません。 ただ様々な研究を見てみても、良い企業文化は生産性向上や採用の強化に寄与し、長期的に業績に役立つことはわかっていますし、良い文化が良いチームワークを実現するすべての礎となっていることもわかっています。それだけでなく、たくさんの人が多くの時間を費やしてその企業で働く以上、そこで過ごす時間を良くするために、良い文化を作り上げていく努力は、働く自分たちのためにも重要なんじゃないかと思います。 タイトルは Airbnb の Brian と Peter Thiel とのやりとりの言葉から拝借して「Don’t Fuck Up the Culture(企業文化をぶち壊すな)」にしました。