第一の習慣・主体的である(Habit 1 Be Proactive)
自分の身に起こることに対して自分がどういう態度を示し行動するかは、自らで決めることができる。
問題解決に向け率先してことを行う。
自分の身の周りのことに対して、自分が動かされるのではなく、自分が周りの環境に作用を及ぼす。
自分がコントロールできないことでなく、自分がコントロールできる、影響を及ぼすことができる事柄に集中する。
より良いものを持つのではなく、自分がより良くなる。
失敗したときに、自分の間違いを認め修正をはかる。
第二の習慣・終わりを思い描くことから始める(Habit 2 Begin with the End in Mind)
第二の習慣は、生活の多くの異なる状況やレベルに当てはまるが、最も基本的な応用は、全てを測るための基準や尺度の枠組みとして、人生の最後のイメージ、光景、パラダイムを持って今日を始めることである。
万物にはまず人の頭の中で知的にものが作られ、それから実際に物的にそのものが作られる。
ミッション・ステートメント(個人的な憲法、または信条)を作る。
第三の習慣・最優先事項を優先する (Habit 3 Put First Things First)
第2の習慣を身に付けたなら、それを具現化し、自由意志を発揮し、毎日の瞬間瞬間において実行する。
価値観に調和した生活を送るために、効果的な自己管理を行う。
重要だが緊急でない活動を行う。
重要でない活動に対してノーと言う。
デレゲーション。人に仕事を委任する。
第四の習慣・Win-Winを考える (Habit 4 Think Win/Win)
人間関係における6つのパラダイム「Win-Win」「Win-Lose」「Lose-Win」「Lose-Lose」「Win」「Win-WinまたはNo Deal」。
互いにWin-Winとなる合意を形成できないなら、お互いのために「合意をしないという合意」をすることも必要である。
Win-Winの原則を支える5つの柱「人格」「関係」「合意」「システム」「プロセス」。
第五の習慣・まず理解に徹し、そして理解される(Habit 5 Seek First to Understand, Then to Be Understood)
まず相手を理解するように努め、その後で、自分を理解してもらうようにする。
自分が他人に影響を与えるために、自分が他人に影響される。
人が他人の話を聞く時にしてしまう自叙伝的な反応。
感情移入を行い人の話を深く傾聴する。
効果的にプレゼンテーションを行うための方法。
一対一の時間を設けコミュニケーションを図る。
第六の習慣・シナジーを創り出す(Habit 6 Synergize)
相乗効果とは、全体の合計が各部分の和よりも大きくなるということである。
自分と他人との意見に相違が生じた時に、自分の意見を通すのでなく、他人の意見に折れるのでもなく、第三案を探し出す。
自分と他人との相違点を尊ぶ。
第七の習慣・刃を研ぐ (Habit 7 Sharpen the Saw)[編集]
人の持つ4つの資源(肉体、精神、知性、社会・情緒)を維持、再新再生するという習慣。例として、運動(肉体)、価値観に対する決意(精神)、読書(知性)、公的成功(社会・情緒)などが紹介される。