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起業論2 仕事ができない社員
- 3. 起業論Ⅱ アジェンダ (ソフトスキルの習得)
第01回 (09/19) ⾃分のスタイルを知ろう エニアグラム分析とリーダーシップ
第02回 (09/26) 仕事ができない社員 仕事ができない社員とどう向きあうか
第03回 (10/03) 退職者続出で 相次ぐ退職者による混乱をどう⽴て直すか
第04回 (10/10) 降格通知の憂鬱 降格通知を本⼈にどう伝えるか
第05回 (10/17) 学⽣の悩みⅠ (部活、バイト先などの組織の悩み募集)
第06回 (10/24) トップの暴⾛ トップと現場の意識乖離をどうするか
第07回 (10/31) いがみあう組織 部⾨間の対⽴をどう解消するか
第08回 (11/14) ⾚字の脱出⽅法 営業不振による⾚字をどう脱却するか
第09回 (11/21) 学⽣の悩みⅡ (部活、バイト先などの組織の悩み募集)
第10回 (11/28) 倒産の危機に(前編) 倒産を⽬前に、どう危機を乗り越えるか
第11回 (12/05) 倒産の危機に(後編) 倒産を⽬前に、どう危機を乗り越えるか
第12回 (12/12) ループス創業物語 経営危機からソーシャルシフトにいたる実話
第13回 (12/19) 学⽣の悩みⅢ (部活、バイト先などの組織の悩み募集)
第14回 (01/16) 予備
- 7. ■ 登場⼈物
① 営業部⻑ (伊藤) 39才 ⽣粋の営業マン。成果主義だが、情にも厚い
② 営業マン (堀内) 35才 営業経験が⻑い新⼈社員。実⼒は未知数
営業部⻑の伊藤は、営業経験が⻑い堀内を中途⼊社で採⽤し、営業部の強化を
図った。当初、伊藤はまじめそうな堀内に好感を持っていたが、ある⽇、信頼
できる営業部員から「堀内は使えません。ポカが多くて、仕事を全くまかせら
れません」と相談を受ける。話を聞くと他社員も不満を持っており、彼の採⽤
に疑問を感じていた。伊藤は本⼈から話をきくために、堀内をランチに誘った。
① 伊藤 ⾷事をしながら話を聞き、今後の対応を判断したい。ただし他の社員
からの反発が強く、なんらかアクションする必要があると考えている。
② 堀内 ⼊社の時に⼤きいことを⾔ってしまったが、実は前職では営業補佐が
が多く実⼒不⾜。わからないことだらけで⼒になれずに焦っている。
仕事ができない社員とどう向きあうか
- 10. ■ 登場⼈物
① 営業部⻑ (伊藤) 39才 ⽣粋の営業マン。成果主義だが、情にも厚い
② 営業マン (堀内) 35才 営業経験の⻑い新⼈社員。実⼒は未知数
仕事ができない社員とどう向きあうか
営業部⻑の伊藤は、営業経験が⻑い堀内を中途⼊社で採⽤し、営業部の強化を
図った。当初、伊藤はまじめそうな堀内に好感を持っていたが、ある⽇、信頼
できる営業部員から「堀内は使えません。ポカが多くて、仕事を全くまかせら
れません」と相談を受ける。話を聞くと他社員も不満を持っており、彼の採⽤
に疑問を感じていた。伊藤は本⼈から話をきくために、堀内をランチに誘った。
① 伊藤 ⾷事をしながら話を聞き、今後の対応を判断したい。ただし他の社員
からの反発が強く、なんらかアクションする必要があると考えている。
② 堀内 ⼊社の時に⼤きいことを⾔ってしまったが、実は前職では営業補佐が
が多く実⼒不⾜。わからないことだらけで⼒になれずに焦っている。
ロープレ開始!
5分間でまず問題を伝え
話しあってみて。
- 15. ■ 登場⼈物
① 営業部⻑ (伊藤) 39才 ⽣粋の営業マン。成果主義だが、情にも厚い
② 営業マン (堀内) 35才 営業経験の⻑い新⼈社員。実⼒は未知数
伊藤部⻑は、ソフト開発会社フレックスの営業部⻑だ。
営業経験が⻑い堀内を中途⼊社で採⽤し、営業部の強化を図った。当初、伊藤
はまじめそうな堀内に好感を持っていたが、ある⽇、信頼できる営業部員から
「堀内は使えません。ポカが多くて、仕事を全くまかせられません」と相談を
受ける。話を聞くと他社員も不満を持っており、彼の採⽤に疑問を感じていた。
伊藤は本⼈から話をきくために、堀内をランチに誘った。⾷事をしながら仕事
の様⼦を聞くと、彼は「⼊社したばかりでわからないことも多いが、なんとか
頑張っている」と⾔う。さて、この問題はどう解決すべきなのだろうか。
仕事ができない社員とどう向きあうか
ロープレ再開!
また5分間話してみてね。
- 19. ■ 登場⼈物
① 営業部⻑ (伊藤) 39才 ⽣粋の営業マン。成果主義だが、情にも厚い
② 営業マン (堀内) 35才 営業経験の⻑い新⼈社員。実⼒は未知数
仕事ができない社員とどう向きあうか
堀内の主張はこうだった。
・⾯談の時に営業経験が⻑いと⾔ったが、補佐に回ることが多かったため
⾃らが主体的に営業活動をしていたわけではなかった。その点で誤解が
起きてしまい、申し訳なく思っている。
・先輩からは新規顧客開拓を任されたが、まったく経験がなく、またどこ
から聞いていいのかもわからないために困っていた。
・⼼を⼊れなおして、誠⼼誠意がんばるので、もう⼀度チャンスがほしい
さて、あなた(伊藤)はこの話を聞いて、どう話を続けますか?
ロープレ再開!
最後の5分間、⼆⼈で第三案
を考えてみよう。
- 22. 整理解雇の4条件 〜 過去の判例に基づく解雇基準
1. ⼈員整理の必要性
どうしても⼈員を整理しなければならない経営上の理由があること。
経営不振の打開は良いが、⽣産性を向上させるための解雇はできない。
2. 解雇回避努⼒義務の履⾏
希望退職者の募集、役員報酬のカット、出向、配置転換、⼀時帰休の
実施など、解雇を回避するためにあらゆる努⼒を尽くしていること。
3. 被解雇者選定の合理性
解雇するための⼈選基準が評価者の主観に左右されず、合理的かつ
公平であること。
4. 解雇⼿続の妥当性
解雇対象者および労働組合と⼗分に協議し、整理解雇について納得を
得るための努⼒を尽くしていること。