LLoT2016 Java Update

Java Update
高橋徹（Java読書会BOF）

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• ブログ http://d.hatena.ne.jp/torutk/ 他
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現時点で
209回開催（30冊）
LLoT Language Update - Java2016-08-27 2

本日お話すること
Javaってどんな言語？
Javaが生まれてこの方
さいきんの変化
スクリプト言語と仲良く

「Java言語仕様第3版」第1章冒頭
（ピアソン・エデュケーション刊、村上雅章訳）より
プログラミング言語Java™は、
並列処理の可能な
クラスに基づく
汎用目的のオブジェクト指向言語である。

2016-08-27 LLoT Language Update - Java 5
CPU（Intel、SPARC、ARM等）
OS（各種UNIX、Windows等）
Java仮想マシン
Java標準ライブラリ
Javaプログラム Javaソースコード
コンパイル
Javaの構造

Oracle JDK 8対応CPU・OS

Java標準ライブラリ

1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 5 6 7 8 9
1995 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2011 2014 2017(予)
1.1
インナークラス
1.4
assert
5
ジェネリクス
オートボクシング
列挙型
拡張for文
可変長引数
アノテーション
static import
7
try-with-resource
例外マルチキャッチ
数値リテラル表記
switch文にString
言語仕様
8
ラムダ式
interfaceに実装可

1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 5 6 7 8 9
1995 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2011 2014 2017(予)
1.1
インナークラス
1.4
assert
5
ジェネリクス
オートボクシング
列挙型
拡張for文
可変長引数
アノテーション
static import
7
try-with-resource
例外マルチキャッチ
数値リテラル表記
switch文にString
言語仕様
8
ラムダ式
interfaceに実装可
10年に1回、大きな改訂

1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 5 6 7 8 9
1995 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2011 2014 2017(予)
1.1
国際化
リフレクション
JDBC
1.2
Swing/Java2D
CORBA
1.3
JNDI
Sound
Timer
1.4
正規表現
ロギング
XML
SSL/TSL
Preference
イメージI/O
NIO
標準ライブラリ
7
NIO.2
8
Stream
日時
JavaFX
5
並行処理
JMX

標準ライブラリの成長
0
50
100
150
200
250
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
3500
4000
4500
1.0.2 1.1 1.2 1.3 1.4 5 6 7 8
パッケージ数
クラス数
Javaバージョン
クラス数
パッケージ数

• 互換性のポリシー
Java バージョンNで提供するAPIを使う
プログラムは、再コンパイルせずに
JavaバージョンN+1で動作すべきである。
提供するAPIは前もって予告（deprecate）
したうえで削除することが可能。
→ deprecateはあるが削除されたAPIはない

• 互換性のポリシー
Java バージョンNで提供するAPIを使う
プログラムは、再コンパイルせずに
JavaバージョンN+1で動作すべきである。
提供するAPIは前もって予告（deprecate）
したうえで削除することが可能。
→ deprecateはあるが削除されたAPIはない
コンパイルしたクラスファイルは
新しいJavaバージョンでも動くよ。
標準APIは消さないから20年前の
コードも動くよ

1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 5 6 7 8 9
1995 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2011 2014 2017(予)
Java仮想マシン
Classic VM
HotSpot VM
JIT コンパイラ
Adaptiveコンパイラ、世代別GC
CMS GC
G1GC

Java Update – Java SE 8
• ラムダ式
• interfaceへstatic/defaultメソッド（実装記述）
• タイプアノテーション
• Intel CPUのAES-NI対応
• Streams API
• Date and Time API
• JavaFX
言語仕様
標準ライブラリ
仮想マシン

• ラムダ式
インタフェースのインスタンスを生成（従来）
class クラス名 implements インタフェース名 {
戻り値型メソッド名(引数リスト) {
処理
}
}
インタフェース名変数名 = new クラス名();

• ラムダ式
インタフェースのインスタンスを生成
インタフェース名変数名 = (引数リスト) -> {処理};

• ラムダ式
コールバック処理（オブザーバーパターン）を
匿名クラスで実装
button.setOnAction(new EventHandler<ActionEvent>() {
@Override
public void handle(ActionEvent event) {
model.execute();
}
});

• ラムダ式
コールバック処理（オブザーバーパターン）を
ラムダ式で実装
button.setOnAction( event -> model.execute() );
• コマンドパターン
• ストラテジーパターン
• テンプレートメソッドパターン
などにも適用可

• インタフェースへの実装
従来、メソッドはシグニチャ定義のみ
実装を持つ次の2種類のメソッドを定義できる
１）staticメソッド
２）defaultメソッド

１）static メソッドの実装
２）defaultメソッドの実装
interface HelloEntry {
static void main(String... args) {
System.out.prinln(“I’m an interface.”);
}
}
interface Greet {
default void greet() {
System.out.prinln(“Hello an interface.”);
}
}

メリット）既存のインタフェースにメソッドを追加
しても壊れない
interface Alfa
void m1();
class Bravo
void m1() {
処理;
}
void m2(); を追加すると
Bravoがコンパイルエラー
default void m2() {
処理;
}
の追加ならBravoは壊れない

JavaFX 8
NASA Tracking and Orbit Determination Quality Viewer
https://dzone.com/articles/nasa-conjunction-assessment

大きな変更
• 新たなモジュール機能を搭載
標準ライブラリをモノリシックからモジュール化
• REPL環境

モジュール化（Jigsaw）
• 依存関係、バージョン番号を付与した新たな構造
• Java標準ライブラリをモジュール化
• アプリケーションもモジュールとして作成可
• アプリケーションの実行に必要な
モジュールだけを抽出して配布

REPL環境

Script言語とおともだちに
• JavaScript
Java SE標準搭載
jjsコマンドでJavaScript実行
JavaScriptテキストを実行するAPI
• JRuby
http://jruby.org/
Ruby 2.3対応
• Jython
http://www.jython.org/
Python 2.7対応

ご清聴ありがとうございました

• メソッド参照
インタフェースのインスタンスを生成する別な方法
インタフェース名変数名 = 変数名::メソッド名;
インタフェース名変数名 = クラス名::メソッド名;

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