■動機
コンセプトデザイン論(産業技術大学院大学というところでやってた社会人向けHCD短期講座)で構造化シナリオ法を書き進める中で、インタラクションシナリオと並行して画面スケッチを書いておくと進めやすいなぁと思っていたのですが、そういう風に同じステップの中にもいろんな表現形式があるのかなと思い至りました。
つまり、HCDの手法は、おおまかに表現形式で大別できるのではないかと思って、ちょっと図で整理してみたのがこの図です。認識に違いがないか確かめたいです。
ちなみに、対象レイヤーとありますが、これはモデリングから評価にかけて、体験の設計からUIの設計へ、UIの設計から体験の検証へと、ちょうどウォーターフォールのV字モデルに相当するような体験(コト)とUI(モノ)の行き来があるのかなと感じたことを表現したものです。
※参考:開発プロセスの基本を学ぶ - ITPro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/lecture/20061130/255501/
■目的
各表現形式のメリット・デメリットを整理した上で、どういうフェーズでどういうものを使うと効果的なのか、俯瞰できればいいなと。各々のフェーズでのツールの取捨選択がしやすくなればいいなということです。
加えて、Instant Deliverables Mix のように成果物イメージが見えているとより取捨選択がしやすくなるのかも
※ Instant Deliverables Mix - Eight Shapes
http://www.nathancurtis.com/2008/04/02/instant-deliverable-mix-2008-ia-summit-poster/