1. 2014-12-24 GMOリサーチ 寺田 渉
Facebook: 寺田渉 Twitter: @wa_terada

2. ボードゲーム翻訳
CakePHP Cookbook翻訳
TED 字幕 翻訳
開発 (PHP/JavaScript/Java/Perl)

3. 自動テストで開発効率アップ！

4. バグが許されないから。
我々のクライアント様は
バグを許してくれません。

5. 戦略としては、
リリース速度を優先してまずは世に出して、
その後バグ修正/改善を高速で行って
信頼をつかむ方法もありえるでしょうが、
我々は違います。

6. 我々が作っているのは
プラットフォームであり、クライアント様
の基幹となりうるシステムです。
バグが見つかるものなら、
そもそも採択されません。

7. その上で高頻度で改善リリースを
出していくためには、
デグレを防ぐ仕組みが不可欠です。
それが自動テストなのです。

8. 1) テストはデグレを見張る門番。
『こういう仕様である』 ということを
門番として配置することが重要。
将来の誰かによって、うっかり
その仕様が無視されたらalertがあがる
ように仕込む。

9. 2) 無駄と思えるなら書く前に話しあおう。
無駄と思っている以上、
絶対にクリエイティブなコードにはならない。
無駄じゃないと腹落ちするまで
メンバーと話しあおう。

10. 3) テスト書くのが大変だと感じたら
メンバーと相談して、
実装に立ち返って修正しよう。
頑張り過ぎたテストコードは
メンテナンスにも頑張りが必要になる。
大抵はテストしやすい実装方法があるもの。
そういう実装に近づけることで
改変に強い実装になっていく。

11. 3-1) テストから意図が汲み取れるか。
3-2) 網羅しているか。
3-3) 膨大すぎないか。

12. a) 将来、そのテストが落ちたことを想像してみる。
正しく直せるだけの意図が汲み取れない。
→ コメントの追加や命名の改善を促す。

13. b) コードをただ舐めているだけに見えるものや、
12などの謎の数値が登場しているものや、
ファイル/データを他テストと共有しているものは
要注意。
テストが落ちた場合に
初見で修正の方法が判るか。
→ コメントの追加や命名の改善を促す。

14. ※カバレッジレポート100%が
網羅している証明にはならないので、
指摘が必要。

15. a) 元のコードの一部を変えたり消したりした場合
を想像してみる。
動きを変えたのに、
テストが落ちないのなら網羅していない。
→ テストケースの追加を促す。

16. b) if や for が入れ子になっているなら、
掛け算でケースが必要。
その数だけケースがなければ
網羅できていない。
→ テストケースの追加や、
メソッド切り出しを促す。

17. c) @codeCoverageIgnore 指定されているコードに
if や for や（それ相当）が含まれていたら
網羅できていない。
→ テストケースの追加や、
メソッド切り出しを促す。

18. d) if の中に && や || が含まれていたり
in_array 等の関数が使われているが、それらの
真偽組み合わせケースが見当たらない。
または、if (...) {...} の場合に偽のケースが無い
なら、網羅できていない。
→ テストケースの追加を促す。

19. e) foreach でなく for が使われているが、
0/単数/複数パターンが無いなら
網羅できていない。
→ テストケースの追加を促すか、
foreach への置き換えを促す。
※ for は foreach に比べて
間違えやすい要素が多い。

20. f) (テストが無い) view に複雑なロジックが入って
いたら網羅できていない。
→単体テスト可能なクラスに移譲を促す。

21. ※膨大すぎるとメンテできない。
メンテしていくのが辛くなる。
無駄な感覚がある。

22. a) 毎回膨大なテストデータ(XML等)を
用意するコードが、何度も何度も登場する。
→ データ読込ロジックと、
その後のロジックへの分割を促す。
（分割されていれば、
膨大なデータを読むテストと、
個々の細かい部分のテストに分割できるはず）

23. b) 同じようなモックを作成しているテストが、
何度も何度も登場する。
→ 外部依存を利用するメソッド、
ロジックを担当するメソッド、
それらを繋ぎ合わせるメソッドへの分割を促す。
（分割されていれば、
テストがシンプルになるはず。）

24. c) 毎回同じような重要でない手続き的な記述が、
何度も何度も登場する。
→ setup や private メソッドに移すか、
@dataProvider を使うように促す。

25. d) 毎回DBやCSVの全列を定義してデータを作っ
ており、どの列のテストなのか解りづらい。
→ Fabricate や FileFabricate を使うように促す。
※参考:
https://github.com/sizuhiko/Fabricate
https://github.com/waterada/FileFabricate

26. ぜひ Facebook 等で
寺田渉 まで
ご連絡ください！！
ご清聴ありがとうございました！