More Related Content More from Yasushi Hara (20) 経営学 Ii 84. 講義予定 (後期)
1. 2013/9/25: イントロダクション: 経営学Ⅰの振り返り -「組織」と
「戦略」について2. 2013/10/2: 企業成長 (1) : どのようにして企業は成長するのか
3. 2013/10/9: 企業成長 (2) : 参入戦略, 成長戦略と組織
4. 2013/10/16: (休講; 台風26号のため)
5. 2013/10/23: (休講; 学会@ロッテルダム参加のため)
6. 2013/10/30: グローバル戦略: グローバルとは?
7. 2013/11/6: グローバル戦略(2): グローバルに対応した組織
イノベーション(1) : イノベーションの種類
8. 2013/11/13: イノベーション(2) : 研究開発とイノベーション
9. 2013/11/20: 中間テスト
5. 講義予定 (後期)
9. 2013/11/27: 研究開発 (1) : なぜ企業は研究開発をするのか
10. 2013/12/4: 研究開発 (2) :研究開発とICT技術
11. 2013/12/11: NPO (1) : 非営利企業と営利企業の違い
12. 2013/12/18: NPO (2) : 非営利企業の組織と戦略 (ゲスト講義; 決定!)
13. 2014/1/8: イノベーションと経済・経営: ナショナル・イノベーショ
ン・システム
14. 2014/1/15:イノベーションと経済・経営: 日本企業の経営課題
15. 2014/1/22: イノベーションと経済・経営: 知的財産とイノベーション
16. 2014/1/29: 期末テスト
8. イノベーションの制度化
• 企業による研究所の設置
• GE (ゼネラルエレトリック)
• デュポン
• 発明は卓越した発明者から、専門家集団が担うように
• 個人ではなく、企業が技術創出の鍵を握るように
• Schumpeter Mark II モデル
• 特許や学術論文などによる研究知識の蓄積
11. ナイロンの発明と事業化
• カロザース [Wallace H. Carothers]
• ハーバード大学で研究・教育に携わる
• デュポンの企業研究者に
• 高分子合成に成功
• ナイロンとして、デュポンが事業化
• 女性のストッキングとして実用化
• 「石炭と水と空気から作られ、鋼鉄より
も強く、蜘蛛の糸より細い」
14. 企業による基礎研究活動
• 基礎研究: 直接的には商品やサービスに結びつかないが, 学術的に新
たな知見を獲得するための研究
• しかし、基礎研究による知見の専有可能性は低い (多くの場合、基礎研究に
よる成果は論文として公表され公知のものとなる)
• 医薬品のように、企業の基礎研究のレベルが重要となる産業も存在(後述)
するが、多くの場合は直接的な利益に結びつきにくい
• 企業が基礎研究を行う理由
• 1. 大学や公的研究所など外部研究機関の研究成果を評価し、アクセスできる
ようにする
• 大学との産学協同研究を行う上で、企業側が高い研究スキルを持つことは重要
• 2. 応用研究や製品開発の方向性を定めるときに有用
• 3. 応用開発を行う際新たな方向性を与えることができ、また知財保護をする
際有用
• 4. 研究開発人材にとってのインセンティブとなる
17. 経営学 II 勉強会
• 土曜日 16:00-19:00 (予定)
• ランドマークプラザ1Fの
ラ・メゾン アンソレイユ
ターブルにて開催予定
• もしかして人が多くなっ
た場合には赤レンガ倉庫
に移動します
18. ゲスト講義
• 12/18 日 (年内最終の講義)
• NPOの代表理事さんをお呼びします
• 営利企業と非営利企業の違いについて聞いて、お話してもらう
予定です
21. 知的財産権 (特許, 著作権) の役割
1. 専有可能性を高めることで、研究開発への誘因を高めること
• 製薬・バイオやソフトウェア産業などは研究開発集約度 (売り上げに占
める研究開発費の割合)が高く、模倣による参入が比較的容易
• 特許や著作権を保有することで、市場支配力を獲得できる
2. 特許や著作権を保有することで技術を独占的に利用すること
ができるため、先んじて技術を開発しようとするインセン
ティブとなること
3. 発明した技術を企業秘密ではなく公開することで、研究の重
複が抑制され、新たな技術開発を行うためのシーズとなるこ
と
• 知的財産権の存在はイノベーションを促進させる
24. データセット
• サイエンスリンケージデータベース: 特許と文献の引用関係に基づくリレーショ
ナル・データベース
• データソース:DWPI、DIIおよびWeb of Science (SCIE, SSCI)
• 特許発行年が1992年から2011年で3極(JP,US,EP)をパテントファミリーの中に含
む特許情報を同定
• 上記条件を満たす特許レコードに引用されている文献を同定
• 特許と文献引用リンクテーブル: 2011年時点
• 特許に引用されたWoS文献データ: 1981年以降
• データ項目
• 特許公報番号(Patent Publication Number)、特許出願年、特許発行年、IPCサブクラス
(例:A01B)、特許出願国、特許出願人の居住国
• WoS論文ユニーク番号(UT)、論文発行年、WoS250分野、ESI22分野、全著者所属機関の国
• 特許番号、その特許が引用しているWoS論文ユニーク番号
32. Findings
• 特許内で引用される論文数が多いほど、特定分野 (Life
Science, Physics, Material Science etc…) では特許出願ま
での年数が短縮される
• サイエンスを参照することは、イノベーションがより早く実現するこ
とに寄与する
• 学術的な蓄積の総量が、特許出願までの年数を短縮させる
• サイエンスの蓄積はイノベーションに寄与する
• 学術ネットワークが整備された1990年以降、論文公刊から特許
への引用が行われる速度は向上した
34. 必須レポートの内容
•
1.テーマ
• 日本企業の海外進出・世界規模展開の戦略に
関するケーススタディを、以下に示す参考文
献に基づきサーベイし考察する(教科書や別
途資料を参照してもよい)
•
2.提出期間
•
•
3.提出場所
•
•
•
《必須》2013年 11月25日(月) ~ 12月18日(水)14:40 〆切
《共通》1号館レポート提出BOX(投函場所を間違えると受理されな
いので注意すること)
なお、講義前後での対面受理は行わない
4.対象者と配点
•
•
対象: 経営学 II 履修者
配点: 10点
•
5.作成様式
•
(1) 参考文献
•
以下のPDFファイルをdotCambus よりダウンロードすること
•
•
①『日米企業のグローバル競争戦略』(2008年) 塩見治人・橘川
武郎 編
発行:名古屋大学出版会第8章 日米市場への相互進出
と現地適応 ―医薬品産業:メルクと武田― 桑嶋健一・大東英祐
著
②『医薬品メーカー勝ち残りの競争戦略』(2010年) 伊藤邦雄 編
著
発行:日本経済新聞出版社第5章 再燃する多角化と新興国
市場
(2) 設問
上記の参考文献を読み、以下の設問に答えなさい。
(問1)【海外市場進出のプロセス】
武田が米国進出の際、現地企業との共同研究から開始し現地での合弁企
業を設立する段階的な参入手順を経た理由を、医薬品産業の特徴を踏ま
え答えなさい。また武田の海外市場参入プロセスについて、メルクの日
本市場参入プロセスとの差異点を挙げ両者を比較しなさい。
(問2)【選択と集中、多角化―事業戦略の在り方】
1980年代から医薬品業界では多角化が盛んであったが、1990年
代後半にはその流れは停滞し、多くの製薬企業が本業の医療用医薬品事
業に重心を戻した。しかし2005年以降は再び多角化が顕著になる。
これらはどのような背景・原因に由来するもので、2つの時期における
多角化の位置付けの違いは何か述べなさい。
(3) 形式と提出
和文または英文で、ワープロソフトを用いて作成し、印刷した紙面を提
出する。
【重要】これとは別に、文書ファイルをPDFに変換してdotCampusにアッ
プロードすること。PDFのアップロードだけでは、採点されない。アップ
ロードがうまくいかない場合は、(ku_busitheo2013@yahoo.co.jp)宛てに
ファイルを添付し送付すること(件名に学籍番号・氏名を必ず明記する
こと)。
(4) 文字数の目安と枚数
3,000字以上
(英字 3,000 word 以上, なお3,000字以下は採点しない)
35. コピペチェックをかしこくすり抜ける方
法
• 「レポートめんどくさい!コピペで済ませたい!」
⇒ ただし、コピペは大学の講義では重いペナルティを課されることがふつう (単位無しと
か、半期分の単位全部無効とかいろいろ…)
• 1. ネットだけではなく本を参照する
• Wikipedia くらいだと対処されちゃってます (します)
• Google 検索して最初のほうに出てくる文章は検出されちゃいます
• ブログの記事とか(学術的に)意味ないのが多いです
• 2. 本の文章をただ書き写すのではなくて、自分なりの言い方に咀嚼して書き直す
• 3. いろんな本の文章を読んで, 課題図書ではわからなかったことを自分なりの言葉でまと
め直す
• 4. 体裁を整える (レポートの提出書式をよーく参照する)
• 引用した文章は「ちゃんと」引用したことを明記する
• 5. 文章内で「僕は~と思う」とか使わない (あなたが思ったことが本当かどうかはわかり
ません、なのでそれを裏付ける証拠を持ってくる必要があります)
• 「ぼくのかんがえたさいきょうのきぎょう」は読んでもおもしろくありません
• 6. 1.-5. を踏まえた上で、自分の意見を主張する
37. 中間試験について
• 中間試験: 11/20
水2: 10:50-11:40 [50分] (10:30 – 12:00)
水3: 13:20-14:10 [50分] (13:00 – 14:30)
• 試験範囲
• 教科書 pp.1-110
• スライド(いままでに配布したもの)
39. テスト対策
• 暗記
• (当たり前ですが)二回受けたら単位無し!
• 時間を間違えて受けても単位はありません(不正行為として取り扱い
ます)。
• 教科書を読んでおくこと
• 具体的な例を挙げられるようにすること
• 用語とその意味が対応付けられるようにしておくこと
• Ex. 「イノベーション」ってどういう意味?
• 考える問題 (応用問題) も尐しだけ
• 期末は多め
41. 前期中間試験の問題(続き)
• 問12.
A firm is
1. An organization formed to save on
income taxes
2. An entity that produces only services
3. A required organization mandated by
government for tax purposes
4. An organization that produce goods
and services.
• 問35.
• あなたはある事業部の部長であ
り、製品投入に関して決定権を
有している。45日先にライバル
他社が新製品を発表することが
明らかになった。自社内には他
社製品と競合できる新製品の候
補AとBが存在することをあなた
は認識している。この時、他社
に先んじて製品を市場に投入す
るためには、(1. 集団で意思決定
をして結論を出すべきである 2.
自らの判断に基づき早急に結論
を出すべきである)
43. 情報発信
• Twitter
• @harayasushi
• Facebook
• http://www.facebook.com/yasushi.hara
• LINE
• グループがあるのでトモダチに誘ってもらってください
• Facebook Page
• https://www.facebook.com/businesstheoryk2013
• 講義の予定を掲載したり、講義資料をアップしたりします
• 9月+10月のパスワード: globalstrategy
• 11月のパスワード: creativeresponse