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カンバンゲーム ルール説明
- 1. ゲーム全体の流れ
1. 担当ストーリーがないときは、まず担当するス
トーリーを決めます。カードの上に、作業量見
担当するストーリーを選ぶ
積りの数だけチップを乗せておきます。
(担当してない場合)
2. サイコロを 2 つ振り、その数だけチップを取り
除きます。チップがすべてなくなったら、その
ストーリーは完了となり、カードを次のレーン
サイコロを 2 つ振り (右側)へ移動します。
1 ターン(1 日)に作業できるストーリーは 1 つだけで
ストーリーの残作業を減らす
す。サイコロの目の余りは使えません。
3. Chance!カードを 1 枚引いて、指示に従います。
Chance!カードには 3 種類あります。
Event – ちょっとした出来事。その場で指示に従い、
カードを 1 枚引く
カードは山に戻します。
Problem – 悪いことが起きました。カードを自分が作
業したストーリーに乗せます。Problem が乗っている
ストーリーは完了できません。
を試みる
Solution –技術的解法やテクニックなどの切り札です。
自分の手元に置いておきます。必要なときに、Problem
を解決して取り除くのに使えます。
4. ボード上に Problem カードがあったら、手元の
次のメンバーの番
Solution カードで解決を試みることができま
す。
ストーリーカード
ストーリー(ユーザーストーリー)とはユーザーが価値を認めるフィーチャ(機
能)の単位です。簡単な説明と、見積りの数字(単位は時間)があります。見積り
は左から、合計、設計、開発、テストです。
チャンス!カード
ちょっとした出来事。Event カードを引いたとは、その場で指示に従い、カー
ドを山に戻します。
問題発生。なんとか解決しないと先へ進めません。Problem カードを引いたら、
自分が最後に作業したストーリーの上に乗せます(くっつける)。作業したスト
ーリーがなければ、ボード上のストーリーをどれか選んでください。Problem
がくっついたストーリーは次のステージへ移せません。Problem のあるストー
リーの作業をする(サイコロを振る)ことはできますが、チップがなくなっても
完了になりません。
Solution カードを引いたら、手元に取っておきます。自分の番の時、手持ちの
Solution で Problem を解決できます。解決するには、Solution カードを出して
①問題を具体的に説明し、②どうやって解決するか(あるいは未然に防ぐか)具
体的に説明します。チーム全員が賛成すれば Problem を取り除けます。カード
は山に戻します。賛成が得られなかったら、Solution は手元に戻します。
Copyright©2010 やっとむ http://yattom.jp/ TheKanbanGame Rev.4
- 2. 第 1 ゲーム: シンプルなタスクボード
ToDo Doing Done
1. すべてのストーリーを ToDo に置
きます。
2. ストーリー着手時に見積りの合計
のぶんだけチップを置きます。
3. サイコロを 2 つ振り、出た目のぶ
んだけチップを取り除きます。
着手 完成 4. チップがなくなったら Done に移
動します。
第 2 ゲーム: ステージ
1. すべてのストーリーを ToDo に置
ToDo 設計 開発 テスト Done
きます。
2. メンバーの担当ステージを割り当
てます。
3. ストーリーが各ステージに入ると
きに、ステージ毎の見積りを見て、
そのぶんのチップを乗せます。
完成
着手 4. ステージが完了したら、次のステ
ージへ移動します。各ステージを
各ステージを完了
終えて、Done へたどり着いたら
完成です。
第 3 ゲーム: WIP(作業中)と待ち制限
ToDo 設計 開発 テスト Done
待ち WIP 待ち WIP 待ち WIP
作業中制限
着手
完成
ステージ完了
待ち制限
作業開始
第 2 ゲームに似ていますが、新たな制約があります。WIP(作業中)と待ちのレーンを作り、その中
におけるカードの枚数に上限を設けます。
制約:
WIP に置けるカードの枚数は、ステージ担当者の人数まで。
待ちに置けるカードの枚数は、ステージ担当者の人数の 2 倍まで。
次ステージの待ちが満杯のあいだは、ストーリーの作業(サイコロを振る)ができません。
チームで相談して最大枚数を変えてもいいです。実験してみてください。
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