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吉田印刷所 東日本大震災 緊急災害支援報告書(2011年4月12日)

2011年3月11日発生の東日本大震災において甚大な被害を受けた東北3県の薬剤師会様に対し、薬袋の緊急支援を実施しました。

●2011年3月15日(火):福島県薬剤師会 薬袋20万枚(白袋)
●2011年3月16日(水):岩手県薬剤師会 薬袋20万枚(災害対応緊急薬袋)
●2011年3月19日(土):宮城県薬剤師会 薬袋20万枚(災害対応緊急薬袋)

以上、合計60万枚を各県の薬剤師会へ緊急支援物資として直接持ち込みました。

この活動の詳細についての資料です。

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吉田印刷所 東日本大震災 緊急災害支援報告書(2011年4月12日)

  1. 1. 東日本大震災 緊急薬袋支援報告書 報告者:株式会社吉田印刷所 森谷 薫 2011 年 3 月 11 日発生の東日本大地震において甚大な被害を受けた東北 3 県薬剤師会に対し、薬剤師及 び被災地域の調剤薬局向けに厚生労働省の要請の元、以下の通り緊急医療関連の支援を実施しました。 「災害対応緊急薬袋」支援レポート 3 月 14 日(月) : 厚生労働省 医政局 経済課 流通指導官と電話による打ち合わせを開始する。 医薬品は支援物資として多くの提供が考えられるが、薬を入れる袋(薬袋)も必要ではないかと確認し たところ、 「まったくの盲点で、考えてもいなかった。 」との返答。 弊社独自の災害緊急支援として、東北 3 県の薬剤師会に対する薬袋支援の考えを伝えた。 結果「支援物資の受け入れ先との調整が必要」とのことで、当日は待機状態。 3 月 15 日(火) : 厚生労働省から受け入れ先の指示がなかなか来ない。省内混乱が伺える中、担当者は各所との調整等 で連絡が付かないので、厚生労働省流通課に電話連絡を入れてこれまでの経緯を伝え、受け入れ先の調 整に手間が掛かるのであれば、弊社が直接 東北 3 県の薬剤師会に支援の申し入れを行い、調整するこ とで合意した。 即時に厚生労働省から緊急車両申請のために必要な書面を FAX でもらい、地元の新潟県警五泉警察署 に申請。11:30 緊急車両の許可証を入手。 福島県薬剤師会 (福島市) A5 サイズの白袋 へ (印刷なし) 万枚を緊急車両で搬送 14:30 現地到着。 20 岩手県薬剤師会へ電話で支援の旨を伝え情報収集の結果を踏まえ、今回は印刷付き薬袋に決定し準備に 入る。 情報を整理確認後 14:00 より印刷開始 18:00 作業完了。 3 月 16 日(水) : 9:00 出発 岩手県薬剤師会(盛岡市)へ A5 サイズ 緊急薬袋 20 万枚を緊急車両で搬送 14:00 現地到着。 3 月 17 日(木) : 宮城県薬剤師会は停電により電話、FAX 共に不通状態、県薬 HP のメールフォームに支援の書き込みを する。 3 月 18 日(金) 宮城県薬剤師会より連絡あり、支援要請を受諾。 (印刷付き薬袋 A5 20 万枚) 弊社取引先薬剤師の助言を得て,印刷内容を再検討して午前中編集作業 13:00 印刷開始 18:00 作業完了。 ※支援物資が溢れるなか、中身がはっきりと識別出来るよう箱の 2 面に薬袋と同じ内容を印刷 したシールを貼る。他の 2 面には 製品ラベルを貼ることを追加決定。 3 月 19 日(土) 8:30 緊急車両出発。宮城県薬剤師会に 12:30 現地到着。緊急薬袋 20 万枚引き渡し。 専務理事の話によると被災地は道路の寸断もあり、なかなか物資が届かない状況のようであった。 これにより東北 3 県に対する弊社独自支援を終了する。
  2. 2. 3 月 28 日(月) 宮城県保健福祉部薬務課から、宮城県薬剤師会に支援提供した「災害対応緊急薬袋」について 大きなサイズが至急欲しいとの要望があり、B5 サイズ 5 万枚を受注。 印刷の内容は宮城県薬剤師会で検討したが、先に提供した A5 サイズと同一フォームと決定した。 3 月 31 日(木) 8:30 出発 宮城県薬剤師会へ 12:00 到着 薬袋 B5 サイズ 5 万枚を納品。 今回は宮城県知事名での注文となった。 まとめ ・宮城県にある、弊社取引先調剤薬局への聞き取り調査では津波による被害で OA 機器が破損し、 薬品、薬袋、おくすり手帳も濡れて使えなくなった。 ・医薬品については各方面から支援物資として提供されつつあるが、薬袋は直接津波の被害が無かった 店舗でも地震の影響で停電となったことで、プリンタによる印字が出来なくなり、急遽手書きでの対応 を余儀なくされ、業務が停滞した。 ・日常的にプリンタ印字で対応していたので手書きタイプの薬袋がなく、他の調剤薬局から提供された もので対処している。 この様に多くの調剤薬局で自動化が進んだことにより、旧来の手書きタイプ薬袋が圧倒的に少ないの が現状である。このたびの過去に例の無い大規模震災では、当初投薬を輪ゴムで縛り患者に手渡たすケ ースや、用法の説明などが口頭で行われる場面が多く見受けられた。情報が適切に伝わらず、患者さん の健康を害する恐れがあるものと推察される。 また全国各地から被災地へ応援に駆けつけた薬剤師の声として県薬剤師会で開設した掲示板 BBS では、 薬が不足していることは報道等でも大きくクローズアップされているが、薬袋が不足していて自分の地 元から陸路取り寄せ、調達に時間を要するとの内容も書かれています。薬を患者さんに渡す際には、服 用についての説明が必要なことと、他の避難場所への移動を余儀なくされる患者さんには処方内容を次 の避難場所でも効率よく活用できる仕組みが緊急時には必要であり、重要であると考えさせられました。 今回の「災害対応緊急薬袋」を印刷するにあたりフォーマットを検討する際に薬剤師さんのご指導を 頂き、現場で実際に使用される患者さんは勿論、医師、薬剤師さんのお役に立てることを優先して作成 しました。弊社が今回の支援で得た教訓は災害による交通網の寸断、大規模停電、水害などに備えリス クを分散することの重要性です。今後緊急用の薬袋の備蓄が課題となることは疑いようもありません。 事前の準備が必要かと存じます。 想定を越えた災害が発生した今だからこそ、この経験を踏まえそれぞれの地域で対策を協議し、相互 に補完しあえる仕組みの再構築が必要なのではないでしょうか。 是非とも厚生労働省の指導の下、全 国の地方自治体及び関係団体と関連業による相互扶助の精神を発露とする、リスク・マネジメントを検 討されることを切望して止みません。 緊急支援の内容 3 月 15 日(火) :福島県薬剤師会 A5 無地薬袋 20 万枚(印刷なし) 3 月 16 日(水) :岩手県薬剤師会 A5 印刷薬袋 20 万枚(災害対応緊急薬袋) 3 月 19 日(土) :宮城県薬剤師会 A5 印刷薬袋 20 万枚(災害対応緊急薬袋)
  3. 3. 吉田印刷所 「災害対応緊急薬袋」 表面 裏面 今回お世話になった関係者の皆様 厚生労働省 医政局経済課 流通指導官 橋本昌浩様 株式会社あいファーマシー 取締役 木村敏行様 福島県薬剤師会 事務局長 松本 茂様 岩手県薬剤師会 専務理事 熊谷明知様 岩手県薬剤師会 事務局長 藤谷明範様 宮城県薬剤師会 専務理事 廣重憲生様 (掲載順不同) このたびの支援実行にあたり、皆様には貴重なご意見とご配慮を賜りましたことを心より感謝申し上 げます。有難うございました。 一日も早い復興を心よりお祈りし、本報告の結びと致します。

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