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Rm20130417 2bkey

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Rm20130417 2bkey

  1. 1. 英語教育リサーチメソッド April 17th, 2013 WATARI Yoichi eywatar@ipc.shizuoka.ac.jp
  2. 2. 研究のタイプ• 基礎研究: 理論モデルの構築• 応用研究: 実際の言語学習状況に理論が どう当てはまるか• 実践研究: 基礎・応用研究の成果を授業 にどう実際に活かすか
  3. 3. 第2回 研究課題の明確化 とデータ• Feedback: 前回の感想から• 外国語教育のパラメータ & Task 1• リサーチの準備段階 & Task 2• Task3 & データと尺度水準• Assignment
  4. 4. 外国語教育研究のパラメータ• 概念レベル • パラメータ1: 現象に対するアプロー チは総合的か分析的か • 総合的: 個々の部分の相互依存関係を重視 • 分析的: 現象を構成する個々の要素の役割 に着目
  5. 5. • パラメータ1: 現象に対するアプローチは 総合的か分析的か• 「高等学校の受験対策のためにコミュ ニケーションが不足する問題を解決す るために、洋画を題材にする英語学習 をプラスするのはどの程度有効か。」 • 総合的: 洋画による学習効果全般 • 分析的: 機能・場面・ジャンル等の分類
  6. 6. 外国語教育研究のパラメータ• 概念レベル• パラメータ2: 目的は探索的か演繹的か • 探索的: データ駆動的、仮説生成 • (結論・結果)記述・仮説 • 演繹的: 仮説駆動的、結果予測・仮説検証 • (結論・結果)理論
  7. 7. • パラメータ2: 目的は探索的か演繹的か• 「中学校英語教育の、英語使用頻度が 少なすぎるという問題点を解決するた めに、教師の英語使用頻度を増やすこ とはどの程度有効か?」 • 探索的: 使用頻度の実態調査 • 演繹的: 教師の英語使用頻度が学習者 の英語使用頻度に与える影響
  8. 8. 外国語教育研究のパラメータ• 実行レベル• パラメータ3: 研究条件の統制/操作の度合い • 研究の範囲・焦点の限定: 低∼高 • 変数の統制: 低∼高 • 形式への注意、参加の意識: 低∼高 • 研究者の主観性: 高∼低
  9. 9. • パラメータ3: 研究条件の統制と操作の度合い• 「...教師の英語使用頻度を増やす…」 • 研究の範囲・焦点の限定: • 一回∼3年間?、「話す」のみ? • 変数の統制 • 授業/活動における教師の発話以外の影響 • 生徒の使用頻度?量?が増えたの判断法 • 形式への注意、参加の意識: 告知する?
  10. 10. 外国語教育研究のパラメータ• 実行レベル• パラメータ4:データとその収集 • 何がデータとなるか: • 観察される全ての行動から被験者の意 見、テストの得点まで様々 • どのようにデータを集めるか:
  11. 11. • パラメータ4:データとその収集• 「... 洋画を題材にする英語学習をプラ スする...」 • 何がデータとなるか: • 授業の記録、面接音声・映像、アンケー ト回答、テスト・スコア • どのようにデータを集めるか: • 授業観察、面接、アンケート、テスト
  12. 12. Task 1
  13. 13. Task 1• 自分の研究課題について、以下の4つのアプ ローチのそれぞれを選んだ場合に必要なデー タや準備を考えてみましょう。 • 総合的・探索的: • 総合的・演繹的: • 分析的・探索的: • 分析的・演繹的:
  14. 14. Task 2
  15. 15. Task 2• いま大学生の「恋愛力」を調べたい。どのよ うに調べたらよいか、グループで話し合って みよう。• 「恋愛力」をはかるアンケートをすることに した。グループ・メンバーとカブらないように 注意して、1人1問、質問を作ってみよう。
  16. 16. は得られないものです(統計分析でよく使われるG a r b a g e in,g a r b a g e o u t . つまり,「ゴミを入れてもゴミしか出てこない」という用語からもわ かります) 。(5)で解釈し,論文や発表でまとめることにより,一連の流研究計画を立てる(テキストp.5) れは完了しますが,そこで出てきた問題点や,新たな課題をもとに,次 の研究に発展きせることが多いため,( 2 ) に戻ることになります。 ( 1 ) 大きな研究テーマの決定 ( 2 ) 先行研究の洗い出し 具体的なテーマの決定 (3)デ タ 集 ー 収 (4)デ タ 析 ー 分 EJE三 二 三 (5)解釈 ▲図1−1一般的な研究の手順 計画の段階でもう1つ大切なことは,どのようなデータを収集するかだ けでなく,その分析方法までも計画しておくということです。分析方法
  17. 17. リサーチの準備段階• 第1相:おおまかな研究課題: 出所• 第2相:研究課題を絞る…実行可能性 (feasibility)• 第3相:研究目的を決める• 第4相:リサーチの計画や仮説を立て る
  18. 18. リサーチの準備段階• 第1相:おおまかな研究課題: 出所• 研究者自身の経験や関心(…信念の知識)• 他の研究者による言語・外国語教育研究を 読む(先験的知識A): • a) 理論的性格の研究 • b) 実証的研究• 外国語教育研究以外(先験的知識B)
  19. 19. リサーチの準備段階• 第2相:研究課題を絞る…実行可能性 • どのようにして? • 研究に先立って必要な前提知識 • 概念と用語の定義の統一 • 実施上の問題
  20. 20. リサーチの準備段階• 第3相:研究目的を決める • 探索的: 研究手順の記述・観察、用語 の概念的・操作的定義• 演繹的: 用語や要因の操作的定義、 (より限定された)研究課題や仮説 の設定• …なので実際は「探索的⇄演繹的」
  21. 21. リサーチの準備段階• 第3相:研究目的を決める • 概念的・構成的定義: 概念の意味・構 成要素、構成要素が共通に持つ性質 を記述したもの(意味を与える)• 操作的定義: 概念を操作可能なものと 見なして、測定方法を記述したもの (測度=測り方を与える)
  22. 22. リサーチの準備段階• 第4相:リサーチの計画や仮説を立てる • A hypothesis ... is not supposed to lead to conclusions which cannot be tested further.... It is part of the game of science to view research as the best possible guess at a particular point in our state of knowledge. …反証可能性
  23. 23. 例「なぜ学習者によって習得の進み方が異なるのか?」• 考えられる要因: • 以前の言語学習経験 • 授業・教師・教材に対する学習者の態度 • 言語についての学習者の適性 • 学習者の母語 • 学習者の性別 • 授業内および授業外での練習量 • 練習の種類 • 学習者の個性、認知スタイル
  24. 24. 例「なぜ学習者によって習得の進み方が異なるのか?」• 授業内および授業外での練習量 • 「英語の練習」とはどのように定義・測定されるか • 「習得」とはどのように定義・測定されるか • どのようなタイプの練習が習得の進み方に影響すると考 えられるか • 練習量はどのように習得の進み方に影響すると考えられ るか • 練習の測定は、言語習得の測定とどのように関係してい るか
  25. 25. Task 3• Q1. 今のあなたの通学時間は約__分• Q2. あなたの態度を一番よく表すと思う場所 を○で囲んで下さい。• 5: かなりあてはまる、1: まったくあてはまらない • 1) ○○さんのためなら、何でもしてあげるつも りだ。 • 2) ○○さんを一人占めしたいと思う。 • 3) 私は○○さんを幸せにしてあげたい。
  26. 26. Task 3• 1)∼3)の得点を合計して下さい。• 表1.1. 度数分布表• 人数: 女性___/ 男性___• 度数: 女性___/ 男性___• 平均: 女性___/ 男性___• 「恋愛感情に男女差はあるか?」
  27. 27. Task 3• Q3. いわゆる4技能(読む,書く,聞く,話 す)を,あなたが外国語学習において重要だ と思う順番に並べて下さい。 • 1: • 2: • 3: • 4:
  28. 28. Task 3• Q4. 中学生の時に授業で使っていた教科書を 次の中から選び,数字を○で囲んで下さい。 • 1: New Horizon, 2: Sunshine • 3: New Crown, 4: Total English • 5: One World, 6: Columbus 21
  29. 29. データと尺度水準• 変数:個人や状況によって値が変わるもの • 質的変数:「分類」する変数(Q4) • 量的変数:「量の大小」が問題になる変数 • 離散変数…値がとびとび(Q3) • 連続変数…値が連続(Q1, 2)• 潜在変数:直接測ることのできない変数
  30. 30. 4つの尺度水準• 比(率)尺度: それぞれの目盛りの間隔も等し く、0の点がある(Q1)• 間隔尺度: それぞれの目盛りの間隔は等しい が、絶対的な0の点はない(Q2)• 順序尺度: それぞれの目盛りの間隔が等しいと は限らない(Q3)• 名義尺度: 単に属性を割り振っただけ(Q4)
  31. 31. 4つの尺度水準• 西暦年• 血液型• 身長、体重• 成績の順位
  32. 32. 4つの尺度水準• 比(率)尺度: それぞれの目盛りの間隔も等し く、0の点がある…身長・体重• 間隔尺度: それぞれの目盛りの間隔は等しい が、絶対的な0(無)の点はない…西暦年• 順序尺度: それぞれの目盛りの間隔が等しいと は限らない…成績の順位• 名義尺度: 単に属性を割り振っただけ…血液型
  33. 33. 4つの尺度水準• 変数変換(測られた変数の値を他の値 に変えること)の可能性• 比率尺度: 定数倍(変数にある数をかける)• 間隔尺度: +線形変換(全てに同じ数を )• 順序尺度: +単調変換(順序関係保つ変換)• 名義尺度: +一対一変換(他の何かに置換)
  34. 34. 4つの尺度水準• 変数変換(測られた変数の値を他の値 に変えること)の可能性• 比率尺度: ○150→1.5, 50+10, 75+10• 間隔尺度: ○それぞれの恋愛得点に+50• 順序尺度: 学級1, 2, 3→学年1, 2, 3, 4, 5, 6,• 名義尺度: ○1→4、3→1、…
  35. 35. Appendix• 4つの尺度水準のどれに当てはまるか• 英語学習の好き嫌い / 英語学習年数 / 英語話 者の知人・友人の数 / 海外旅行・留学経験の 有無 / 学習方法についてのアンケート / 学籍 番号 / 家庭での学習時間 / 欠席回数 / 期末テ スト(100点満点)/ 使用教科書 / 通学時 間 / 単位評定 / 単語テスト(10点満点)/ TOEICスコア / 平常点 / WPM
  36. 36. Assignment: 課題1-2• 1. Appendixのデータが4つの尺度水準のど れに当てはまるか分類する• 2. 4つの尺度のそれぞれについて新たに1つ ずつ例を挙げる(英語教育に関係なくても良 いが自分の研究課題に関係あるほうが良い)

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