Submit Search
Upload
熱傷ショック期の抗凝固療法について
•
4 likes
•
3,803 views
Yuichi Kuroki
Follow
2015年3月6日 Nagoya DIC forum
Read less
Read more
Health & Medicine
Report
Share
Report
Share
1 of 20
Download now
Download to read offline
Recommended
熱傷についての基礎知識
熱傷についての基礎知識
Yuichi Kuroki
熱傷勉強会(看護師向け)
熱傷勉強会(看護師向け)
Yuichi Kuroki
熱傷性ショックに対する輸液とモニタリング
熱傷性ショックに対する輸液とモニタリング
Yuichi Kuroki
熱傷早わかり
熱傷早わかり
Yuichi Kuroki
第8回 「熱傷」
第8回 「熱傷」
清水 真人
熱傷看護ケアマニュアル
熱傷看護ケアマニュアル
Yuichi Kuroki
外傷における偶発性低体温症
外傷における偶発性低体温症
MaebashiRedCrossHosp
熱傷と栄養
熱傷と栄養
Yuichi Kuroki
Recommended
熱傷についての基礎知識
熱傷についての基礎知識
Yuichi Kuroki
熱傷勉強会(看護師向け)
熱傷勉強会(看護師向け)
Yuichi Kuroki
熱傷性ショックに対する輸液とモニタリング
熱傷性ショックに対する輸液とモニタリング
Yuichi Kuroki
熱傷早わかり
熱傷早わかり
Yuichi Kuroki
第8回 「熱傷」
第8回 「熱傷」
清水 真人
熱傷看護ケアマニュアル
熱傷看護ケアマニュアル
Yuichi Kuroki
外傷における偶発性低体温症
外傷における偶発性低体温症
MaebashiRedCrossHosp
熱傷と栄養
熱傷と栄養
Yuichi Kuroki
中京病院 熱傷治療プロトコール
中京病院 熱傷治療プロトコール
Yuichi Kuroki
子どものヤケドの予防と初期対処
子どものヤケドの予防と初期対処
Yuichi Kuroki
熱傷患者の鎮静と鎮痛
熱傷患者の鎮静と鎮痛
Yuichi Kuroki
CV留置と胸腔ドレーン挿入に伴う合併症について
CV留置と胸腔ドレーン挿入に伴う合併症について
MaebashiRedCrossHosp
高齢者広範囲熱傷の輸液反応性低下とその要因(JAAM2014)
高齢者広範囲熱傷の輸液反応性低下とその要因(JAAM2014)
Yuichi Kuroki
血液培養についてまとめておく
血液培養についてまとめておく
Kuniaki Sano
ゴロ合わせでおぼえる救急診療
ゴロ合わせでおぼえる救急診療
Yuichi Kuroki
不明熱〜身体診察〜_General Medicine Interest Group
不明熱〜身体診察〜_General Medicine Interest Group
Kiyoshi Shikino
ショック パート1 ショックのサインと診断
ショック パート1 ショックのサインと診断
NEURALGPNETWORK
ステロイドの使い方
ステロイドの使い方
帝京大学ちば総合医療センター
語呂で覚える 緊急気道管理
語呂で覚える 緊急気道管理
清水 真人
PCASにおける集中治療管理〜sedationを中心に〜
PCASにおける集中治療管理〜sedationを中心に〜
Hideki Arimoto
急性中毒の救急診療
急性中毒の救急診療
Yuichi Kuroki
ERの、そのてんかん発作を評価する。
ERの、そのてんかん発作を評価する。
Daisuke Yamamoto
第7回 「眼科救急」
第7回 「眼科救急」
清水 真人
初期研修医のための学会スライドのキホン
初期研修医のための学会スライドのキホン
k-kajiwara
第5回 「痙攣,てんかん」
第5回 「痙攣,てんかん」
清水 真人
心肺停止蘇生後の管理【ADVANCED】
心肺停止蘇生後の管理【ADVANCED】
NEURALGPNETWORK
心不全の所見
心不全の所見
Katsushige Takagishi
カンジダ血症レビュー
カンジダ血症レビュー
Kuniaki Sano
輸液、基礎の基礎
輸液、基礎の基礎
daichi019
重症熱傷患者の転送時期について
重症熱傷患者の転送時期について
Yuichi Kuroki
More Related Content
What's hot
中京病院 熱傷治療プロトコール
中京病院 熱傷治療プロトコール
Yuichi Kuroki
子どものヤケドの予防と初期対処
子どものヤケドの予防と初期対処
Yuichi Kuroki
熱傷患者の鎮静と鎮痛
熱傷患者の鎮静と鎮痛
Yuichi Kuroki
CV留置と胸腔ドレーン挿入に伴う合併症について
CV留置と胸腔ドレーン挿入に伴う合併症について
MaebashiRedCrossHosp
高齢者広範囲熱傷の輸液反応性低下とその要因(JAAM2014)
高齢者広範囲熱傷の輸液反応性低下とその要因(JAAM2014)
Yuichi Kuroki
血液培養についてまとめておく
血液培養についてまとめておく
Kuniaki Sano
ゴロ合わせでおぼえる救急診療
ゴロ合わせでおぼえる救急診療
Yuichi Kuroki
不明熱〜身体診察〜_General Medicine Interest Group
不明熱〜身体診察〜_General Medicine Interest Group
Kiyoshi Shikino
ショック パート1 ショックのサインと診断
ショック パート1 ショックのサインと診断
NEURALGPNETWORK
ステロイドの使い方
ステロイドの使い方
帝京大学ちば総合医療センター
語呂で覚える 緊急気道管理
語呂で覚える 緊急気道管理
清水 真人
PCASにおける集中治療管理〜sedationを中心に〜
PCASにおける集中治療管理〜sedationを中心に〜
Hideki Arimoto
急性中毒の救急診療
急性中毒の救急診療
Yuichi Kuroki
ERの、そのてんかん発作を評価する。
ERの、そのてんかん発作を評価する。
Daisuke Yamamoto
第7回 「眼科救急」
第7回 「眼科救急」
清水 真人
初期研修医のための学会スライドのキホン
初期研修医のための学会スライドのキホン
k-kajiwara
第5回 「痙攣,てんかん」
第5回 「痙攣,てんかん」
清水 真人
心肺停止蘇生後の管理【ADVANCED】
心肺停止蘇生後の管理【ADVANCED】
NEURALGPNETWORK
心不全の所見
心不全の所見
Katsushige Takagishi
カンジダ血症レビュー
カンジダ血症レビュー
Kuniaki Sano
What's hot
(20)
中京病院 熱傷治療プロトコール
中京病院 熱傷治療プロトコール
子どものヤケドの予防と初期対処
子どものヤケドの予防と初期対処
熱傷患者の鎮静と鎮痛
熱傷患者の鎮静と鎮痛
CV留置と胸腔ドレーン挿入に伴う合併症について
CV留置と胸腔ドレーン挿入に伴う合併症について
高齢者広範囲熱傷の輸液反応性低下とその要因(JAAM2014)
高齢者広範囲熱傷の輸液反応性低下とその要因(JAAM2014)
血液培養についてまとめておく
血液培養についてまとめておく
ゴロ合わせでおぼえる救急診療
ゴロ合わせでおぼえる救急診療
不明熱〜身体診察〜_General Medicine Interest Group
不明熱〜身体診察〜_General Medicine Interest Group
ショック パート1 ショックのサインと診断
ショック パート1 ショックのサインと診断
ステロイドの使い方
ステロイドの使い方
語呂で覚える 緊急気道管理
語呂で覚える 緊急気道管理
PCASにおける集中治療管理〜sedationを中心に〜
PCASにおける集中治療管理〜sedationを中心に〜
急性中毒の救急診療
急性中毒の救急診療
ERの、そのてんかん発作を評価する。
ERの、そのてんかん発作を評価する。
第7回 「眼科救急」
第7回 「眼科救急」
初期研修医のための学会スライドのキホン
初期研修医のための学会スライドのキホン
第5回 「痙攣,てんかん」
第5回 「痙攣,てんかん」
心肺停止蘇生後の管理【ADVANCED】
心肺停止蘇生後の管理【ADVANCED】
心不全の所見
心不全の所見
カンジダ血症レビュー
カンジダ血症レビュー
Viewers also liked
輸液、基礎の基礎
輸液、基礎の基礎
daichi019
重症熱傷患者の転送時期について
重症熱傷患者の転送時期について
Yuichi Kuroki
電解質・血糖の話
電解質・血糖の話
Norifumi Matsuda
新潟県臨床研修症例発表会
新潟県臨床研修症例発表会
niigatarofuku
熱傷初期診療ガイドライン作成の試みⅰ
熱傷初期診療ガイドライン作成の試みⅰ
Atsushi Narumi
破傷風勉強会
破傷風勉強会
Keiichi Kimura
Consult
Consult
kensyuicom
脂肪塞栓
脂肪塞栓
Katsushige Takagishi
癌性腹膜炎に対する治療法
癌性腹膜炎に対する治療法
Noriyuki Katsumata
「治験・臨床試験」について考える
「治験・臨床試験」について考える
Noriyuki Katsumata
急変対応シミュレーションのデブリーフィングに対するマインドマップの活用
急変対応シミュレーションのデブリーフィングに対するマインドマップの活用
Yoshikazu Asada
乳がんに対する標準治療と非標準治療Web用
乳がんに対する標準治療と非標準治療Web用
Noriyuki Katsumata
最新の熱傷治療2013
最新の熱傷治療2013
Atsushi Narumi
炎症・敗血症・凝固障害について理解を深める
炎症・敗血症・凝固障害について理解を深める
Yuichi Kuroki
WPW syndrome
WPW syndrome
Daisuke Yakabe
はじめから 女性腹痛
はじめから 女性腹痛
AYAKO SHIBATA
誰も教えてくれなかったカルテの書き方
誰も教えてくれなかったカルテの書き方
林整形外科クリニック
カテコラミンの勉強会
カテコラミンの勉強会
小滝 和也
看護師さんのための血液ガス入門
看護師さんのための血液ガス入門
ochan78
私の考える輸液療法
私の考える輸液療法
guest6c0cc90
Viewers also liked
(20)
輸液、基礎の基礎
輸液、基礎の基礎
重症熱傷患者の転送時期について
重症熱傷患者の転送時期について
電解質・血糖の話
電解質・血糖の話
新潟県臨床研修症例発表会
新潟県臨床研修症例発表会
熱傷初期診療ガイドライン作成の試みⅰ
熱傷初期診療ガイドライン作成の試みⅰ
破傷風勉強会
破傷風勉強会
Consult
Consult
脂肪塞栓
脂肪塞栓
癌性腹膜炎に対する治療法
癌性腹膜炎に対する治療法
「治験・臨床試験」について考える
「治験・臨床試験」について考える
急変対応シミュレーションのデブリーフィングに対するマインドマップの活用
急変対応シミュレーションのデブリーフィングに対するマインドマップの活用
乳がんに対する標準治療と非標準治療Web用
乳がんに対する標準治療と非標準治療Web用
最新の熱傷治療2013
最新の熱傷治療2013
炎症・敗血症・凝固障害について理解を深める
炎症・敗血症・凝固障害について理解を深める
WPW syndrome
WPW syndrome
はじめから 女性腹痛
はじめから 女性腹痛
誰も教えてくれなかったカルテの書き方
誰も教えてくれなかったカルテの書き方
カテコラミンの勉強会
カテコラミンの勉強会
看護師さんのための血液ガス入門
看護師さんのための血液ガス入門
私の考える輸液療法
私の考える輸液療法
More from Yuichi Kuroki
小児と高齢者のヤケド予防
小児と高齢者のヤケド予防
Yuichi Kuroki
アナフィラキシーガイドライン2022
アナフィラキシーガイドライン2022
Yuichi Kuroki
中心静脈カテーテル挿入に際してのリスクマネージメント
中心静脈カテーテル挿入に際してのリスクマネージメント
Yuichi Kuroki
脳死下の臓器提供についてのシミュレーション
脳死下の臓器提供についてのシミュレーション
Yuichi Kuroki
脳死ドナーの管理指針2021
脳死ドナーの管理指針2021
Yuichi Kuroki
トリアージとは?
トリアージとは?
Yuichi Kuroki
小児高温液体熱傷の深達化 ~電気ケトル・電気ポットは危ない!~
小児高温液体熱傷の深達化 ~電気ケトル・電気ポットは危ない!~
Yuichi Kuroki
野外でヤケドしたらエアロモナス感染に注意!
野外でヤケドしたらエアロモナス感染に注意!
Yuichi Kuroki
サウナによる3度熱中症のまとめ
サウナによる3度熱中症のまとめ
Yuichi Kuroki
救護所におけるトリアージ
救護所におけるトリアージ
Yuichi Kuroki
滲出液の流れを意識する
滲出液の流れを意識する
Yuichi Kuroki
汚染水曝露と熱傷創感染
汚染水曝露と熱傷創感染
Yuichi Kuroki
医療救護所における3T(地域の開業医が対象)
医療救護所における3T(地域の開業医が対象)
Yuichi Kuroki
地域の中小病院の事務長などを対象とした災害の話
地域の中小病院の事務長などを対象とした災害の話
Yuichi Kuroki
広範囲熱傷患者において尿量0.5cc/kg/hを達成するまでにかかる時間についての検討
広範囲熱傷患者において尿量0.5cc/kg/hを達成するまでにかかる時間についての検討
Yuichi Kuroki
心停止下腎臓提供シミュレーション
心停止下腎臓提供シミュレーション
Yuichi Kuroki
インフルエンザの二次感染 ~市中型MRSA感染の合併~
インフルエンザの二次感染 ~市中型MRSA感染の合併~
Yuichi Kuroki
脳死下臓器提供と院内コーディネータの役割
脳死下臓器提供と院内コーディネータの役割
Yuichi Kuroki
地震・津波・液状化と院内災害対応
地震・津波・液状化と院内災害対応
Yuichi Kuroki
災害拠点病院とは?
災害拠点病院とは?
Yuichi Kuroki
More from Yuichi Kuroki
(20)
小児と高齢者のヤケド予防
小児と高齢者のヤケド予防
アナフィラキシーガイドライン2022
アナフィラキシーガイドライン2022
中心静脈カテーテル挿入に際してのリスクマネージメント
中心静脈カテーテル挿入に際してのリスクマネージメント
脳死下の臓器提供についてのシミュレーション
脳死下の臓器提供についてのシミュレーション
脳死ドナーの管理指針2021
脳死ドナーの管理指針2021
トリアージとは?
トリアージとは?
小児高温液体熱傷の深達化 ~電気ケトル・電気ポットは危ない!~
小児高温液体熱傷の深達化 ~電気ケトル・電気ポットは危ない!~
野外でヤケドしたらエアロモナス感染に注意!
野外でヤケドしたらエアロモナス感染に注意!
サウナによる3度熱中症のまとめ
サウナによる3度熱中症のまとめ
救護所におけるトリアージ
救護所におけるトリアージ
滲出液の流れを意識する
滲出液の流れを意識する
汚染水曝露と熱傷創感染
汚染水曝露と熱傷創感染
医療救護所における3T(地域の開業医が対象)
医療救護所における3T(地域の開業医が対象)
地域の中小病院の事務長などを対象とした災害の話
地域の中小病院の事務長などを対象とした災害の話
広範囲熱傷患者において尿量0.5cc/kg/hを達成するまでにかかる時間についての検討
広範囲熱傷患者において尿量0.5cc/kg/hを達成するまでにかかる時間についての検討
心停止下腎臓提供シミュレーション
心停止下腎臓提供シミュレーション
インフルエンザの二次感染 ~市中型MRSA感染の合併~
インフルエンザの二次感染 ~市中型MRSA感染の合併~
脳死下臓器提供と院内コーディネータの役割
脳死下臓器提供と院内コーディネータの役割
地震・津波・液状化と院内災害対応
地震・津波・液状化と院内災害対応
災害拠点病院とは?
災害拠点病院とは?
熱傷ショック期の抗凝固療法について
1.
熱傷急性期のDIC に対する 抗凝固療法 JCHO 中京病院 救急科 黒木
雄一 上山 昌史 大須賀 章倫 中島 紳史 宮尾 大樹 松浦 裕司 大熊 正剛 大西 伸也
2.
Jackson’s burn model 凝固帯:壊死組織 鬱血帯:半死半生組織 充血帯:生存組織 Zone
of stasisの運命は受傷後24-48時間で決まる
3.
Zone of stasisを救済するために
適切な輸液蘇生 適切な局所療法 微小血栓予防 組織血流維持
4.
当科における低分子ヘパリン療法の適応 好適応 • 2度熱傷がメインの症例 (Zone of
stasisの割合大) 不適応 • 3度熱傷がメインの症例 (Zone of coagulationの割合大) • 超急性期に外科的治療(減張 切開やデブリ植皮)を要する 症例 (出血の懸念)
5.
広範囲熱傷は高率にDICとなる Burns 2013; 1157-1161
6.
Burns 2013; 1157-1161 Coagulopathyの有無が予後に与える影響が 大きいのは重症よりもむしろ中等症 広範囲熱傷は高率にDICとなる
7.
われわれは 熱傷患者に対し 「Zone of stasisの救済」という 局所的な効果を狙って 低分子ヘパリン療法を行ってきた はたして 全身的な効果はどうか?
8.
目的 低分子ヘパリン療法が 広範囲熱傷急性期の DICに与える影響 について検討する
9.
対象と方法 • 2011-2014年に当科に入院した広範囲熱傷(TBSA>20%)のうち, 受傷後8時間以内にICUへ入室したものを対象とした • 低分子ヘパリン投与群(LMWH(+))と非投与群(LMWH(-))とで, 受傷後7日間の急性期DICスコア(日本救急医学会)を比較した •
低分子ヘパリンはヘパクロン®5000単位をICU入室から24時間かけ て投与した
10.
LMWH(+) n=32 LMWH(-) n=18 p value Age [IQR]
62 [48-78] 58 [38-78] NS Male (%) 25 (78) 13 (72) NS Transfer (%) 21 (65) 11 (61) NS Mechanism (%) Flame 21 (65) 16 (88) NS Scald 10 (31) 2 (11) TBSA [IQR] 34 [26-46] 45 [35-69] 0.041 Burn Index [IQR] 19 [14-31] 37 [33-68] 0.002 Inhalation injury (%) 17 (53) 11 (61) NS APACHE II score [IQR] 9 [6-12] 14 [9-17] 0.022 ※Burn Index = 3度熱傷面積+2度熱傷面積×1/2
11.
0 5 10 15 20 25 30 35 40 0 1 2
3 4 5 6 7 PLT(×104/μL) LMWH(+) LMWH(-) Day post burn p<0.01
12.
0.90 1.10 1.30 1.50 1.70 0 1 2
3 4 5 6 7 PT-INR LMWH(+) LMWH(-) Day post burn p<0.01
13.
0 20 40 60 80 100 120 140 0 1 2
3 4 5 6 7 APTT(sec) LMWH(+) LMWH(-) Day post burn p=0.03
14.
0 10 20 30 40 50 60 0 1 2
3 4 5 6 7 FDP(μg/mL) LMWH(+) LMWH(-) Day post burn p=0.055
15.
0 1 2 3 4 5 6 0 1 2
3 4 5 6 7 JAAM DIC score LMWH(+) LMWH(-) Day post burn p<0.01
16.
0 1 2 3 4 5 6 7 8 0 20 40
60 80 100 LMWH(+) LMWH(-) Max DIC score Burn Index r = 0.74 p<0.01
17.
0 1 2 3 4 5 6 7 8 0 20 40
60 80 100 LMWH(+) LMWH(-) Max DIC score Burn Index r = 0.74 p<0.01 急性期DICスコアが6点以上になったのはLMWH非投与例だけ
18.
12% 61% LMWH(+) LMWH(-) 死亡率
19.
考 察 • 選択バイアスの影響がある LMWHはBurn
indexが小さく,重症度の低い患者に投与されていた • しかし、LMWH投与の有無により,急性期DICスコアや転帰において, 2群の重症度の差を凌駕するほどの著しい差が生じたことから, LMWHが有効であった可能性は大いにある • 多施設研究が望まれる • LMWH以外の抗凝固薬(rTMなど)の有効性についても検討する余地 がある
20.
結 語 • 当科において,Zone
of stasisの救済を主目的に行われてきた 広範囲熱傷患者への低分子ヘパリン療法について検討した • 2度熱傷が主体で,重症度が比較的低い患者に適用されていた ため,選択バイアスの影響があるものの,低分子ヘパリン療法 は,熱傷によるSIRSからDICへの進展を防止し,広範囲熱傷 患者の転帰を改善させうる可能性が示唆された
Download now