More Related Content Similar to 日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント Similar to 日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント (20) More from ブレークスルーパートナーズ 赤羽雄二 More from ブレークスルーパートナーズ 赤羽雄二 (20) 日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント2. Agenda
日本人ベンチャーの
シリコンバレーにおけるチャレンジ
1. Getting Started in Silicon Valley
2. Product Development
3. Team Building
4. Fund Raising
5. Local Promotion & Marketing
6. Exit Strategy Development
2
9. 人的インフラ
・弁護士:wsgr.com
・会計士:paychex.com
・ウェブ開発:Bizreef.com
・マーケティング:SquadHelp.com
・データ分析:Crowdflower.com
・その他:Elance.com
シリコンバレーでは大部分の仕事をアウトソーシング
アウトソーシング先からパートナーシップを得る
9
11. バイリンガルコンサルタント
Yuki Sekiguchi
/Startup Navigators
Brandon Hill
/btrax
シリコンバレーのローカルネットワークを持つ
バイリンガルなコンサルタント 11
13. Challenge: Product
プロダクト開発を進める上で
重要なポイントは?
Problem, not solution
* リーンスタートアップモデルを活用
13
14. プロダクト開発で重要なポイント
Problem,
not solution.
Dave Mcclure
500 Startups /
Founding Partner
& Sith Lord
自分たちが解決したいのは
“誰のどのような問題点か?”を明確にする
14
16. リーンスタートアップ
Customer Customer Customer Customer
Discovery Validation Creation Building
繰り返す
実際にプロダクトに顧客ニーズがあるか、
反復的に確認しながら効率的にプロダクト開発
16
17. リーンスタートアップ ① できるだけ早くプロ
ダクトをリリースし、
② 顧客からフィード
IDEA バックを入手し、
効率的にプロダクトを
LEARN BUILD 改良していくモデル
DATA CODE
『Pivot(事業モデルの
転換)』を行うこともある
MEASURE
Build-Measure-Learn Feedback Loop
17
22. 一般的なプロダクトの開発フェーズ
プロト プロダク
アルファ ベータ アドバンス
タイプ ション
•デモンスト •開発初期段 •試用版 •完成版 •新たな機能を
レーション用 追加したバー
•特定の担当者に •特定のユーザー •実際にユーザー ジョン
•資金調達 利用してもらう に利用してもら にリリース
ことによるバグ うことによる •ユーザーの拡
取り ニーズ調査・バ •ユーザーを獲得 大
グ取り
22
24. アルファバージョン
BlueStacks / Windowsのみに対応
社内向けのみが一般的であるが、
機能を限定してユーザー公開することもある 24
29. スタートアップの給与水準
デザイナー・エンジニア
(スタートアップ):
デザイナー・エンジニア(一般): 250~350万円 +
800~1,200万円 ストックオプション
ストックオプションを活用し、給与を低く抑える
29
31. Challenge: Team
理想のチームとは?
• 情熱的であり、
• エネルギーに満ちあふれ、
• バランス感覚があり、
• 柔軟性を兼ねそろえた
• シナジーを生み出せるチーム
31
32. 理想的なチーム
Facebook Google
壮大なビジョンを描ける情熱的で、エネルギーに
満ちあふれている人物に加えて、
実際に事業を行う上でのバランス感覚を持ち、
シナジーを起こせる人物とともにチームを作る
32
34. Challenge: Team
社外取締役、アドバイザーは
スタートアップに必要か?
社外取締役やアドバイザーは
スタートアップの成長を加速させるのに
欠かせない重要な存在
34
35. ①幅広い視点での意見
②調整の役割
を担ってくれる
一般的な取締役の構成
ファウンダー CEO 投資家① 投資家② 社外取締役
35
36. アドバイザーの役割・特徴
Timothy Ferriss Rajeev Motwani
/ Evernote / Google
• 社外の経験豊富な専門家
• 業界内に多くの人脈を持つ
• 会社の意思決定は持たない
• 報酬は、給与では無く、株式を渡すことが多い
アドバイザーは外部から
スタートアップの成長を加速させる人材 36
37. Challenge: Team
現地の人材をどのように採用
すればいいのか?
オンラインサイトの有効活用
(1) 大学のキャリアセンター
(2) ジョブサイト: monster.com etc.
(3) ソーシャルメディア: LinkedIn etc.
37
40. SNSの活用
Source : An inside look at social recruiting in the USA. The bullhorn reach rankings report
LinkedInを始めとしたSNSを利用した採用も拡大
40
41. Challenge: Team
チームメンバー全員が
英語を話せる必要があるのか?
英語でプレゼンテーション・交渉を
行える人物は必要
* チームメンバー全員が話せる必要はない
41
44. 各地域の設立登記の特徴
地域 特徴
• 登記手続が簡便
デラウェア • 清算する際にも時間がかからない
• VCからしても慣れ親しんだビジネス法
• シリコンバレーが位置する州であるため、
カルフォルニ スタートアップに馴染みがある (ex. Apple)
ア • 複雑な法体系
• 税金が高い
• 低コストで起業ができる
• 税金が非常に安い
ケイマン諸島
• 近年の事件等により日本ではあまり良い
イメージがない
44
46. 米国でのビザ取得
項目 条件 / 内容 デメリット
• B-1はビジネス訪問、B-2は観
B-1 / 2 光での訪問 • アメリカで収益や収入を得れ
(観光ビザ) • 6ヶ月以内であれば何度でも ることは認められていない
訪問可能
H-1B • 最終学歴と職業の関連性 • 取得が困難
(専門職ビ • 3年間有効(延長により6年間 • 自ら自分を雇うことができな
ザ) 有効) い
E-2 • 51%以上を日本の投資家から資 • 常に日本の投資家からの資金
(投資家ビ 金調達 調達を51%以上を維持しなくて
ザ) • 5年間有効 はならない
• 日本で1年以上会社が存続し
L-1 • 本社がアメリカ国外にあるた
ている事、該当人物が最低1
(駐在員ビ め、現地の投資家から資金調
年以上その会社で働いている
ザ) 達を実施しにくい
事
46
59. 成長段階に合わせた資金調達戦略
各フェーズ毎の必要資金調達額と調達先
$1,500,000
$1,000,000
$500,000
$0
シード シリーズA シリーズB
クラウドファンディング
アクセラレーター
スーパーエンジェル
ベンチャーキャピタル
戦略的提携先
59
60. 目的を見据えた資金調達
• マーケットの拡大
• エグジット費用
• マーケットの拡大
• 他企業の買収
• 開発資金の確保
• マーケティング
• 6ヶ月の運転資金
プロダクトの開発フェーズ
プロト プロダク
アルファ ベータ アドバンス
タイプ ション 60
60
62. ラウンドごとの株主構成推移
CEO 90%
設立時 共同ファウンダー#1 5%
共同ファウンダー#2 5%
シード 投資家 20-40%
取締役 1%
シリーズA
ファイナル
オプションプール 15%
投資家 5-15%
投資家 〜65%
62
66. ステージごとのマーケティング戦略
シード アーリー アドバンス エグジット
ユーザー数
PR会社
テレビコマーシャル
新聞広告
テクイベント
ソーシャルメディア
ブログ
ウェブサイト(SEO)
友達
時間
66
67. シードステージ〜アーリーステージ
ウェブサイト ソーシャルメディア
登録ユーザーに最新情報を提供
• 口コミによるバイラルマーケティング
• ユーザーからの直接フィードバック
資金がなく、プロダクトもない段階でも
マーケティングは可能 67
73. Challenge 6.
Exit Strategy Development
〜エグジット戦略の策定方法〜
73
74. Challenge: EXIT Strategy Development
日本とアメリカのエグジットの違いには
どのような特徴があるか?
アメリカにおいては、
M&Aによるエグジットもスタートアップ
にとって大きな選択肢となっている
74
76. スタートアップ企業へのM&A、投資
M&A案件数 投資案件数
Silicon Valley 85% 61%
USAその他 14% 23%
世界各国その他 1% 16%
Analysis Performed by Fenox Venture Capital,
Source: TechCrunch, San Francisco, September 2011
76
78. Challenge: EXIT Strategy Development
M&Aのエグジットと見据えた場合、
どのようにすればいいのか?
• アーリーステージから潜在的買収先とパートナー
シップを組む
•アーリーステージからM&Aコンサルタントを雇う
• 潜在的買収先から潜在的投資を受ける
78