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スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)
- 23. 成功するリーダー
熱意
– 絶対に成功させるという断固とした意思、情熱
– 事業ビジョン、事業構想の明確さ
– 顧客について何時間でも語ることができる熱意
– 事業への真剣さ、真面目さ
– 負けず嫌い、ネアカ
向上心
– 成長意欲の強さ、どん欲さ
– 誰からも学ぶ謙虚さ、素直さ
– 耳に痛い忠告も、頑なにならず聞ける
柔軟性
– 頭の切り替えの早さ
– 心の整理の素早さ
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- 31. 問題把握・解決力を鍛えることは実は簡単
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「メモ書き」 . . . 毎日10ページ
2x2、3x3のフレームワーク作成 . . . 毎日6個
ホワイトボード活用トレーニング
好奇心を持って人の話を熱心に聞く
何でもすぐやる。メールを速攻で返す. .即決即断
リラックスし、かつトップスピードで走り続ける
- 38. A4用紙に書く理由
ノートを使わないのは?
– ノートだと、あっという間に何十冊にもなってしまう
– 似たタイトルのメモがあっても整理できない
– 他のA4資料等と一緒に整理できない
日記帳を使わないのは?
– 似たタイトルでも整理できない
– 怨念がたまる。なぜか頭の整理になりにくい
PCでない理由は?
– 1分で1ページ書き出して、その場で並べてみることが全くできない
– どこででも簡単に書く、ということがまだ現実的ではない
– 図を素早く書けないので、文字だけで無理やり表現しようとする
スマートフォンでない理由は?
– 1分で4~6行、各20~30字のスピードが出ない
– 並べてみるなどが全くできない
– 図を素早く書けない
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- 43. メモ書きの練習(タイトル例)
自分の強み
自分の成長課題
3年後までに何を達成したいのか?
10年後までに何を達成したいのか?
そのために、今年中に何を達成すべきか?
会社に入って何をしたいのか?
会社に入ってもあきらめずに続けることは?
どういうリーダーになりたいか?
人の話を今よりずっとよく聞くには?
ポジティブフィードバックをどう実行するか?
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- 65. ホワイトボードの効果的な使い方
リーダーが書く(書記を使うことはあまり効果的でない)
その時、何を話す時間なのかをはっきりさせる。すなわ
ち、議事進行をきちんとおこなう。ブレーンストーミングで
あっても、結論を確認する時間を作る
最初はまとめようとせず、話を聞いて書く . . . わかり
にくい時は躊躇せず、また恥ずかしがらず聞きなお
し、簡潔に言い直してもらう
書いたものを指差して、言いたいことが表現されている
か本人に確認する。他の人が話し始めていてもやんわ
り制止して確認し、積み上げていく方が効果的
論点がすれ違いの時は、それを整理し、どこに
ギャップがあるかできるだけ図示する(ここでフレー
ムワーク、ロジックツリーが生きる)
誰が何をいつまでにやるか、明確に決め、確認し、書く。
検討すべきリスク項目なども明確にする
ざわついた時は注意を促す。大きめの声で
左上に会議のタイトルと出席者、右上に日付を書く
複数の議題、トピックがあるときは、左上に小さく箇条書
きしてから始める(場合によって時間配分も明記する)
印刷したときにはっきり読めるように、字の大きさ、読み
やすさなど留意する
下半分は椅子にすわって書く方が早い、きれい、落ち着
いて判断できる
最初は誰でもあがる。思っていることの半分も書けな
い。場数が必要(20回程度)
ホワイトボードの効果的な使い方
テーマによっては話がぶれやすい。それ
ぞれが言いたいことを言って終わる
時間はかかるものの実際は何も決まら
ず、誰が何をいつまでに実行すべきか
はっきりしない。決めたと思っても漏れが
ある
論点のすれ違いを明確にできず、平行線
のまま議論が続く
報告はでき、結論は出せても、本質的な
問題解決につながらない
リーダーはいいミーティングだったと思っ
ても、チームメンバーは今ひとつ何が何だ
かわからない。情報共有したようでいてし
ていない、方針を出したようでいて、出し
ていない
一般の会議・ミーティングで見られる問題点
ホワイトボードに書こうとしても、発言者の
内容がよく理解できない(実際何を言いた
いかわからないことが多い)
ホワイトボードの前に立つと、何をどう進
めたらよいか、よくわからなくなってくる
議論が発散するのでまとめようとしても、
皆がついてきてくれない。皆言いたいこと
を言う
ホワイトボードを使う時起きる現象、むずかしさ
64
- 81. 情報力を3倍増に ④
80
Facebookのタイムラインを活用
Facebookは国内ユーザーが数千万人になり、コミュニティインフラとして確立している。好
き嫌いがあるものの、情報収集の点でもFacebookを使わないとかなり不利になった
この方向は当分止まらない。Facebookの利用をまだ躊躇しておられる方も、この際、登録
をお勧めしたい。10代のユーザー離れやLINEの急成長等、Facebookにネガティブな
ニュースも見られるが、今日参加された方には十分使いでがあり、使わないともったいない
Facebookを「友達とのネットワーク」とは思わない方がよい。もともとはそういう趣旨であっ
たが、少なくとも日本ではもっとビジネス向けの使い方がかなりされている。ビジネス上の
知り合い、若干親しみを覚える程度の友人がかなり緩い形でつながっている。mixiがだん
だんと廃れ、LinkedInが日本語対応しないうちに、Facebookの立ち位置がそういった形に
なってしまった
最近は、情報収集やネットワーク作りにセミナー・勉強会に参加し、懇親会で少し打ち解け
た程度の人からも、Facebook友達申請が来る。「まだ友達じゃない」と思うものの、相手の
方が親しみを感じている場合もあるし、上記のようにビジネス上の緩い関係をうまくつなぐ
格好のインフラなので、あまり目くじらを立てずに使いこなせばよい。女性は男性よりも若
干注意しながら使う必要がある
また、メールよりはFacebookメッセージのやり取りで済ませる人も増えてきた。最近は
LINEが急成長しているが、ビジネス上はまだまだFacebookが主流。Facebookでつなが
り、日々のちょっとした会話、やりとりはLINEで、という流れもある
- 86. 情報力を3倍増に ⑧
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ブラウザを最適化する
ブラウザはGoogleのChromeの検索スピードが一番早くストレスがない。ブ
ラウザを使いやすくするプラグインの種類も豊富で進化のスピードも早い
生産性を上げるには、表示件数を100にする。Chromeで検索すると、右上
に歯車が出てくるので、これをクリックし「検索設定」をクリックする。「ページ
あたりの表示件数」がデフォルトでは10なので、これを100にする。10件のま
まだと、検索してもよい記事に出会わないことが多い。さらっと見て、「あんま
り面白くないな」「役に立たないな」で終わってしまう。ページ下に「次へ」があ
るが、これをクリックし次のページまでわざわざ行くのは面倒なので、ついや
らずじまいになってしまう
ところが、表示件数が100だと、クリックの必要なくよい記事に多数出会える
ので、見逃すことが減り、興味がさらにかき立てられる
ちなみに、こうやってよいブログ記事に出会った時、私はその著者の過去記
事をほぼ全部読むようにしている。よい記事を書く著者は、不思議なほどほ
ぼ常によい記事を書く。宝物に出会ったようで、すごく得をした気分になる
- 88. 情報力を3倍増に ⑨
87
何でも相談できる相手を確保
毎朝毎晩の30分ネットで情報収集するだけでは足りないものがある。それは生
身の人間だ。知見と洞察力のある方からの刺激は、何ものにも代えがたい
自分と同い年、5年先輩、10年先輩、5年後輩でそれぞれ最低2人、何でも相談
できる相手を見つけておくと視点が大いに広がり、情報収集力、現場感、判断
力が大いに強化される
私自身は、次のようにして相談相手を見つけた。各年代でそれぞれこれはとい
う人6,7人ずつをピックアップし、アプローチする。同じ会社だけではなく、外部
の方、なるべく違う立場の方も含める
こちらが普段まともに接している状況で、「一度食事しながらお話させてくださ
い」とお願いすれば、よほどのことがない限り、4,5人は受けてくれる。すぐには
無理でも数ヶ月以内には実現する。(ほとんど受けてもらえない場合、自分の生
き方、人への接し方、仕事のしかたを振り返る必要がある)
4,5人と個別に食事の機会ができれば、2,3人とは話が弾み、意気投合でき
る。相手が5年、10年先輩でも、こちらが熱心であれば、心配しなくてもそれなり
に楽しく感じてくれる。ネットからの情報収集や、この本に書いてあるような活動
をしていれば、こちらからも十分貢献できる
- 90. 情報力を3倍増に ⑩
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アンテナを高く上げる工夫
勉強会やセミナーに最低月2回程度は参加する
勉強会やセミナーの懇親会では名刺交換をし、おもだった方にはその日
帰ってすぐお礼メールを出す(簡単な自己紹介と共通の関心事へのコメント)
相手も関心を持ってくれた場合は、ミーティングをお願いしたり食事に誘う
どういう機会で誰にお会いし、輪がどう拡がっていったかを記録する
展示会等にも月1回程度は参加する
シリコンバレー、シンガポール、ソウル等にもできれば行ってみる
勉強会、セミナー等で機会をとらえて発表・講演する → そのために勉強す
る、情報が集まってくる、やる気が出る、もっと頑張れる
- 91. 情報力を3倍増に ⑪
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インタビューを効果的に行う
インタビューはまずは身近な人にお願いする
目的にもよるが、大体の仮説ができてから、顧客・ユーザー候補にあたって
インタビューする
何で困っているのか、どうしたいのか、どうすればいいと思っているのか、な
ど目的に沿って聞いていく
相手がどんどん話し始めたらひたすら聞く。その時に本音が出る、真相が
わかる
何を聞いても「はい」、「いいえ」しか言ってくれな場合は、相手が悪い。少な
くとも相性が悪いので、次の人を探す
3人に聞いてほぼ同じ話の場合は、ひとまず真実として見てよい。後で検証
2人がほぼ同意見の場合も、仮説ベースとしては十分
- 94. 会社、上司、先輩に何を期待し、何を期待しないか?
会社、上司、先輩が理不尽に見えることを要求することがままある
理不尽なことも大変多く、そのまま鵜呑みにするわけにはいかない
ただし、こちらの問題把握・解決力も相当に低いし、何も知らない状況なので、無
闇に疑ってかかるのは建設的ではない
一応信頼できそうな上司、先輩の指示に関しては、少なくとも一度はそれにした
がってやってみる。やった上でもっといいやり方があれば、後で提案する
納得しないとやらない、というのは決して勧められない。やってみなければわから
ないことが多数あるからだ。こちらが不勉強だと、納得できないことは多数ある
もちろん、盲従も全く勧められない
メモ書きによって問題把握・解決力を鍛え上げ、仕事3倍速、情報力3倍増をしつ
つ、早く会社の業績につながる貢献をすることに全力を尽くす
会社、上司、先輩に何を期待できるかは、かなりの部分まで運による。期待し過ぎ
るとがっかりする。期待せず、自分が会社を引っ張っていくつもりくらいでちょうど
よい
上司、先輩は、先に入社したり早く生まれたからそのポジションにいるだけで、皆
さんより頭がよかったり何倍も努力していたりするかどうかは別問題。といって当
然ながらいっさい馬鹿にすることなく、敬意を払いながらさっさと追い抜く
93
- 97. 今後の「ゼロ秒思考」セミナー予定
4/16(水)経産省、NEDO共催 「メーカー技術者・研究者の起業と自立を支援する
セミナー」@東京 http://www.nedo.go.jp/events/CA_100035.html
4/17(木) ダイヤモンド社 「新事業を生み出す事業計画立案・推進セミナー」
新事業を生み出し成功させるための企画力、事業計画立案、リーンスタートアップ、チーム作り、
会社での推進体制強化(副題「社長に聞かせたい新事業創出」)
http://diamond.jp/ud/bkseminar/531998a1abee7b4cf5000007
4/22(火) ダイヤモンド社 「仕事を3倍速にするセミナー」@大阪
http://diamond.jp/ud/bkseminar/5332729cb31ac90649000001
4/23(水)経産省、NEDO共催 「メーカー技術者・研究者の起業と自立を支援する
セミナー」@大阪 http://www.nedo.go.jp/events/CA_100035.html
4/24(木)ダイヤモンド社 [女性限定 特別ワークショップ] ベストセラー『ゼロ秒思
考』の「メモ書き」で 人間関係をラクにする
http://diamond.jp/ud/bkseminar/533a1d82abee7b321d000003
5/1(木)スクー 「「ゼロ秒思考」のメモ書き実践によるコミュニケーション力強化のポイント」
5/8(木)スクー 「「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による部下へのコーチングのポイント」
5/15(木)インプレス「誰でも「頭が良くなる」、「構想力が向上する」、「指導力が増
す」『若獅子(ヤングライオン)育成塾』」全5回 http://goo.gl/fAjkT4 96
- 99. 主な講演資料、ブログ
事業計画作成とベンチャー経営の手引き: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-7021997
ベンチャー人材確保ガイドライン: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-8854374
経産省イノベーション環境研修 最新のベンチャー起業環境と課題: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-32714627
リーンスタートアップ時代の事業計画作成、資金調達とサービス開発: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-16717087
大企業の経営改革とベンチャーの活性化で日本を再び元気に: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-16751751
ブレークスルーキャンプ決勝プレゼン大会: http://www.slideshare.net/yujiakaba/2011-9466238
全国VBLフォーラム第5回基調講演: http://www.slideshare.net/yujiakaba/5vbl
クリーンテックベンチャー: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-8973633
現代ビジネス「ソーシャライズ!」でのブログ
– 日本が変わった: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31677
– 大企業が変われない理由: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31888
– リーンスタートアップの最新事情: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32038
– SXSWが世界を動かす: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32138
– 大企業の改革と新事業立ち上げへのヒント: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33705
– 素早い仮説構築・検証・修正による商品開発 実践的リーンスタートアップ: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36828
– 経営改革を進めるには7つの鍵を同時に開けること: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36859
日経ビジネスオンラインでのインタビュー記事
– 日本の大企業が再び輝きを取り戻すには: http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20121112/239314/
– 日本企業を襲う「自分のアタマで考えない」病: http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140324/261629
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- 100. 略歴: 赤羽 雄二
東京大学工学部を1978年3月に卒業後、コマツで建設現場用の超大型ダンプトラックの設
計・開発に従事
1983~1985年、スタンフォード大学 大学院に留学(機械工学修士)
1986年、マッキンゼー入社。経営戦略、組織設計、マーケティング、新事業立ち上げなどの
プロジェクト多数を14年間にわたりリード。うち、1990~2000年の10年間、マッキンゼーソウ
ルオフィスを立ち上げ、韓国のトップグループの経営改革を推進
シリコンバレーのベンチャーキャピタルをへて、2002年、創業前、創業当初からの非常にき
め細かな支援を特徴とするブレークスルーパートナーズ株式会社を森廣弘司と共同創業し、
「日本発の世界的ベンチャー」を生み出すべく活動。スマートフォン、ソーシャルメディア、コン
テンツマーケティングに注目し、B2C、B2B両方の分野でリーンスタートアップを推進中
中堅・大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出にも深く関わっている
学生向けアプリ開発コンテスト、ブレークスルーキャンプ2011、2012 Summer 企画・運営
主要な学生向けビジネスプランコンテストでは、基調講演、審査員、メンター等を務める
米Fenox Venture Capitalアドバイザー
経済産業省「産業競争力と知的財産を考える研究会」、総務省「ITベンチャー研究会」委員、
「ICTベンチャーの人材確保の在り方に関する研究会」委員、 「事業計画作成支援コース」の
企画立案および講師、「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」著者
東京大学工学部「産業総論」講師、北陸先端科学技術大学、電気通信大学講師
スマートフォンゲーム、ソーシャルメディア、インターネット技術等への取り組み
ベストセラー「ゼロ秒思考」、「7日で作る事業計画書」著者
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