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ユーザー企業へのアジャイル導入四苦八苦
2016/11/18
鈴木雄介
グロースエクスパートナーズ株式会社 執行役員
日本Javaユーザーグループ 会長
エンタープライズアジャイル勉強会
2016年11月セミナー
https://easg.smartcore.jp/
自己紹介
鈴木雄介
• グロースエクスパートナーズ(株)
» 執行役員/アーキテクチャ事業本部長
» http://www.gxp.co.jp/
• 日本Javaユーザーグループ
» 会長
» http://www.java-users.jp/
• SNS
» http://arclamp.hatenablog.com/
» @yusuke_arclamp
1
講演要旨
• 日本の企業システムでは部門間調整、基幹シス
テム連携、法制度対応など、様々な"事情"があ
り、アジャイルの導入においてもそれらとのバ
ランスが重要になります。
• そういった日本的な事情を勘案したアジャイル
を「エンタープライズ・アジャイル」と位置づ
けた上で、ユーザー企業とも協力しながら、い
かにウォーターフォール型開発をアジャイル型
に適応されていくのかについて実績や取組みに
ついて紹介したいと思います。
2
アジェンダ
• アジャイル“海外文化”問題
• 僕が思うエンタープライズアジャイル
• 事例紹介
• フィードバックサイクルについて
• プロダクトオーナーについて
• アーキテクチャについて
• まとめ
3
アジャイル“海外文化”問題
4
アジャイルについて
アジャイルソフトウェア開発宣言
• 2001年に公開
• アジャイルにおける「価値」
»プロセスやツール よりも 個人と対話を、
»包括的なドキュメント よりも 動くソフトウェアを、
»契約交渉 よりも 顧客との協調を、
»計画に従うこと よりも 変化への対応を、
5http://www.agilemanifesto.org/iso/ja/
大事 超大事
アジャイルについて
アジャイル“海外文化”問題
• アジャイルを導入するのに海外の文化をインス
トールする必要があるのか?
• 日本の文化に適合させようとするとアジャイル
やDevOpsは機能しなくなるのか?
• アジャイルやDevOpsはSIer中心ではうまくい
かず、内製中心でないとダメなのか?
6
アジャイルについて
僕は「No」
• 確かに欧米的な考え方はベースであろう
• でも、アジャイルソフトウェア開発宣言に書か
れていることは日本とか欧米とか関係ない
• むしろ、日本文化の良さを肯定したい
»確かに無駄は沢山あるけども
»「文化が違うから」は言い訳になりやすい
7
僕が思う
エンタープライズアジャイル
8
話の前に
前提
• あくまでも僕個人の考え方です
• エンタープライズアジャイル勉強会の役員にお
いても統一見解はありません
• 僕はエンタープライズ向けのSIerです
»医療、通信、流通、メディアなど
»ただし、出身は1兆円グループのシステム子会社
9
10https://www.flickr.com/photos/iansand/5920421391/https://www.flickr.com/photos/peaceful-jp-scenery/16346037831/
今どきのエンタープライズ
企業システムの類型化
• SoR(System of Record)
» 情報を正しく「記録」するためのシステム
» ユーザーは従業員が中心。取引情報を長期間にわたって
保持し、ビジネスの基幹となるシステム
» 変更頻度は低め、システム障害影響大
• SoE(System of Engagement)
» 顧客や取引先との「絆」を作るためにシステム
» 最新の状況を表示し、判断を行ってもらう。機能はユー
ザーごとに最適化され、高頻度で改善されていく
11
今どきのエンタープライズ
正しい仕様がない
• SoE型には事前に「正しい仕様」が存在しない
»社内に”本当のユーザー”がいないため、誰にも正解
が分からない
»外部の”想定しない変化”に合わせていく必要がある
• 仮説検証型の進め方にするしかない
»「仮説としての仕様」からはじめる
»あとは状況に応じて対応をしていく
12
今どきのエンタープライズ
一方で、企業システムとしての制約
• SoEはSoRと必ず連携する
»基幹システム側は期日ありきで計画主導プロセス
• 社内部門/業務と必ず関わりがある
»多くのビジネスはITだけで完結しない
▸事業計画、教育コスト、部門間調整、稟議…
• ビジネスは簡単に止められない
»社会インフラに近いほど「止まっては困る」
13
今どきのエンタープライズ
WFの限界とアジャイルの限界
• WFでは「調整していく」のは大変
»全体設計を行って最適化するので変更が少ないほど
効率的になる
• アジャイルでも「調整していく」のは大変
»日本的組織ではアジャイルが求める判断スピードに
ついていけなくなることがある
14
エンタープライズアジャイル
エンタープライズアジャイルとは
• 日本的エンタープライズの現実を前提にした、
SoEを最適に実現するための手法
»SoRに適用しようとは(僕は)思わない
»ただし、SoRに引きずられることは許容する
• アジャイルマインドを重視しつつ、現実的な開
発の進め方に配慮する
15
事例紹介
16
事例1
17
概要
顧客とプロジェクト
• 顧客:企業信用情報の販売を行う企業
»社歴は120年越え
• プロジェクト:オンラインで企業情報を販売
»ログイン~検索~購入~ダウンロードを行うフロン
トシステム
»基幹システムから信用情報がファイル連携される
»販売管理システムなどとはオンラインAPI連携する
18
概要
顧客の要望
• 安定稼働できたので、売上貢献へ
»新しい商品形態の提供、購買プロセスの改善など
• 改善は商品企画部主管にしたい
»商品企画部はシステム開発は初心者
• 関係部署(営業、業務など)との調整をしない
といけない
»商品変更に伴う顧客への事前通知や営業説明が必要
• できれば顧客からの要望にも対応したい
19
提案 1/2
継続機能改善プロセスの導入
• 3つ目のプロセスとして提案
»企画+見積(2w)→設計+QA(2w)→実装(4w)→受入
(2w)→リリース準備(2w)
20
名前 契約 内容
保守 年間の月額定額保守契
約
問い合わせ対応、緊急対応など
継続機能改善 3ヶ月ごとに同額で請負
契約
3ヶ月おきに「企画→設計→開発」
を実施
新規機能開発 個別に見積もりを実施
する請負契約
個別案件ごとに要件定義、見積もり
を行って開発を実施
提案 2/2
継続機能改善プロセス
• 3か月定期でリリースする
»リリース日が決まるので、遡って企画、要件定義、
見積もり、設計、実装、受入も日付が決まる
• 予算は事前確保しておき、見積もり完了後にス
コープ調整を行って稟議をかける
»コスト調整というより各部署への通達
»企画~要件定義が部署間調整期間になる
21
結果 1/2
よかったこと
• スケジュールが先に決まるのでリズムにのれる
»予算は確保済みだから使わないとまずい
»間に合わなければ「次のリリースに載せればいい」
• 3ヶ月で社内調整~顧客告知~営業連絡ができる
• 営業からも評判がいい
»既存顧客への新商品紹介営業のきっかけになる
»顧客要望を取り込んでもらえると営業にいける
22
結果 2/2
課題になったこと
• あわただしい
»部署間調整をしたら、すぐに顧客営業調整に入らな
いといけない
»「やっぱ変える」はゼロにはできない
• 予算確保の名目が難しい
»年間計画時点で「何を作るかはその時に決めるから
、とりあえず枠だけ抑える」という稟議は困難
▸金額の妥当性はサービスの売上金額に連動するなどを考え
ていきたい
23
事例2
24
概要
顧客とプロジェクト
• メディア企業
»社歴は約50年
• プロジェクト:統合顧客情報分析
»数十のシステムから顧客属性、実績(売上、行動等
)を収集し、分析を行う
»オンプレでデータを収集後、クラウドにアップロー
ドしてマートを作成。分析はオンプレのBIサーバで
実施
»まずはメールマーケティングの対象顧客抽出に利用
25
概要
顧客の要望
• 社内システムに顧客情報が散逸しており、これ
を統合してマーケティング目的で分析できる仕
組みを作りたい
»でも、どこにどんなデータあるのか、どう組み合わ
せられるのかなどは「やってみないと分からない」
• ビジネス成果につながらないと意味がない
»売上に貢献するシステムを作ってほしい
26
提案
年間計画と3か月計画
• 3ヶ月単位でプロジェクトを推進する
»3か月ごとに「稟議」と「役員向け成果報告」
• 顧客社内に専任部署を設置する
»開発チームは部署内に常駐する
»開発チームにはシステム開発だけではなく、現場へ
の導入推進も担当するメンバーも配置する
27
結果 1/2
やってみて
• 成果をどう出すか、を顧客が一緒に考えてくれる
» 当初は連携先が少なくても、その範囲で成果を出せる人
を捜す
» 現場が「顧客が見える!」と楽しんでくれた
• 開発よりも、導入を強く意識できた
» 「使われないと意味がない」を徹底。操作性クレームは
毎週対応
• 役員からは好評
» コストと成果が見えるようになった
28
結果 2/2
課題になったこと
• あわただしい
»3か月に1回も役員報告するのはしんどい
»3か月に1回も契約更改するのはしんどい
• そもそも企画が弱い商品はITでは売れない
»「そらそうだ」
• 元システムのデータ品質が悪い
»連携させてみようとして分かる課題が顕在化した
»俯瞰してシステムを棚卸する良い機会になった
29
事例3
30
概要
顧客とプロジェクト
• クレジットカード会社
»グループの社歴は数百年
• プロジェクト:マイページ
»クレジットカードの実績閲覧や契約変更が行える
»プロモーション登録や提携サービス連携ができる
»新規のカード申し込みができる
31
概要
顧客の要望
• マイページは構築済みだがリリースサイクルが
遅すぎるのでなんとかしたい
»特にマーケティング、ユーザビリティ、外部サービ
ス連携などが急務
• 既存ベンダーから切り替えても良いが、再構築
などは避けたい
32
提案
アプリをぶったぎる
• 基幹と同じ典型的なWF
»企画検討→見積もり→稟議決裁→開発開始に数か月
かかることも
• 基幹連携に影響がない機能部分を分離し、独自
のリリースサイクルを可能にする
»アプリケーションモジュール分割
»CI/CD環境の整備や認証機構の改造など
33
結果
やってみて
• 基幹に影響がない機能を好きなタイミングでリ
リースできるようになった
»機能移植などで障害があっても多少は許容
• 溜まっていたバックログは解消
»企画側がボトルネックになってきた
• 今後も段階的に分割を行っていく方針
»再構築ではなく順次リニューアル
34
結果
今後の課題
• ただし、定期リリースができていない
»複数部署にまたがる課題の優先順位付けができない
»稟議がないと開発をスタートできない
▸金融基幹として定められたルールの遵守
▸準委任ではなく請負開発しか認められない
• まずは勉強会から
»横断的な優先度決定者の必要性を理解してもらう
35
事例への考察
36
事例への考察
3つの論点
• フィードバックサイクル
• プロダクトオーナー
• アーキテクチャ
37
フィードバックサイクル
について
38
フィードバックサイクル
定期的であることは重要
• 期間に関係なく定期であることが大事
• アジャイルの原則には合致している(と思う)
»☑リソースと期間を固定し、小さな計画をチームで
考える
»☑動くソフトウェアで確認を行う
»☑利害関係者全員で棚卸をする
• 締め切り駆動でスケジュールが決まる
»判断をするタイミングが明確
39
フィードバックサイクル
「3ヶ月」の意味
• 「ビジネス成果を上げるリズム」として最適
»それ以上短いと経営層や現場を巻き込めない
»会社の四半期目標にも合わせやすい
• 3ヶ月だけである必要はない
»小さな改善はどんどんやればいい(毎週でもいい)
40
フィードバックサイクル
「次のリリース」という安心感
• 「今やるか、次にやるか」を選べる
»締切駆動で判断するときに判断しやすい
»他に部署にも調整しやすい
• 要件を無理に押し込まなくなる
41
フィードバックサイクル
評価者は経営層
• 経営層に評価してもらうことが大事
»やっぱり会社だし
»顧客からの評価はリリースしてから
• 「システムを作る」ではなく「成果を出す」と
いう意識が生まれる
»「より成果につながる機能はなんだ?」
42
フィードバックサイクル
長期の視点も短期の視点も大事
• 企業にとって長期計画はとても大事
»サービスを安定して提供するのは当然
▸「1年でやめます」というわけにはいかない
• 長期的な方針を短期で具体化する
»短期で具体化することで長期の方針が明確になって
いく
43
フィードバックサイクルについて
3つの開発サイクル
44
フィードバックサイクルについて
3つの開発サイクル
• 新機能追加(個別の見積発注)=WF的
» 他システム連携やリリース日程の確定が必要な機能追加
» 個別の見積とスケジュールで実行
• 定期改善(数ヶ月ごとの定額)=アジャイル的
» 2~3ヶ月おきに機能改善を実施する
» 2~3ヶ月おきに実施内容を確定する(工数は事前固定)
• 保守(毎月定額)
» 日々の問合せサポート、緊急のバグ対応
» 影響範囲の少ない軽微な修正(1週~2週毎リリース)
45
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
フィードバックサイクルについて
3つの開発サイクル
46
基本設計 実装
テス
ト
要件
定義
計
画
受
入新機能
開発
定期
改善
設
計
実装
テ
ス
ト
計
画
受
入
初回
リリース
マーケティング活動
設
計
実
装
テ
ス
ト
緊急の修正は
保守枠で対応
初回のマーケの
結果で改善を計画
2回目
リリース
マーケティング活動
設
計
実
装
テ
ス
ト
設
計
実装
計
画
保守
フィードバックサイクルについて
開発スタイルの考え方
• 大型の機能追加や他システム連携を行うものは
「個別機能追加」として計画する
• 改善は「定期改善」で実施していく
»3ヶ月ごとに実施内容を確定し、設計~実装~テスト
• 小さな改修については「保守」で1~2週おきに
リリースする
»影響範囲が小さいことが条件となる
47
プロダクトオーナー
について
48
プロダクト開発
プロジェクトからプロダクトへ
• プロジェクト型システム開発
»開発期間を区切りシステムをリリースして完了
»必要なリソースを調達し、終われば開放する
• プロダクト型システム開発
»継続的な維持改善を続ける
»プロダクトがなくなるまで永遠に続く
49
プロダクトオーナー
プロダクトオーナーとは
• Scrumで定義されたスクラムチーム内のロール
• 名ばかりのオーナーではなく実務者
»バックログの管理
»プロダクトの方向性の決定
▸内容やリリース時期など
»タスク優先順位の最終決定
»プロダクトの成果に責任を持つ
50
プロダクトオーナー
日本的なプロダクトオーナー
51
スクラム
マスター
開発チーム
開発PO
経営層
情シス
営業
広報
コールセンター
現場
作業者
管理
部門
法務/財務
顧客
意思決定
促進
現場調整
Dev/Ops
視点
ビジネス
視点
意思決定プロセス
現場
プロダクトオーナー
日本的なプロダクトオーナー
• POの仕事
»開発作業の優先順位決定
»顧客への価値提供
• 日本的POの追加の作業
»意思決定プロセスへの働きかけ
»現場との調整
52
プロダクトオーナー
部門間調整は特に高難易度
• プロダクトが複数部門にまたがる場合
»部門別での稟議では優先順位が決められない
»一度、取りまとめてから判断が必要になる
53
営
業
部
業
務
部
そ
の
他
経
営
企
画
部
システム部
ベンダー各社
PJ PJ PJ PJ
営
業
部
業
務
部
そ
の
他
経
営
企
画
部
システム部
ベンダー各社
定期改善PJ
PO
プロダクトオーナー
日本的なPOに求められる能力
• 開発視点やビジネス視点だけではなく、組織調
整能力が非常に重要
»「この機能なら成果が出ると経営層が納得してくれ
る」「あの役員には先に話しておくべき」
»「あっちの部門は協力してくれそうだ」「こっちの
部門にはこの機能があれば納得してくれる」
• 会社がPOとして振る舞う、という解釈
»意思決定は組織で行い、POはそのファシリテーター
54
プロダクトオーナー
日本的なPOの在り方
• そもそも一人のPOではやりきれない
»開発もビジネスも実務能力があって、役員も現場も
抑えられる人はいない
• 数名でPOとして機能する方が現実的
»チーム内のすり合わせ(あいつが言うなら)
»各部門の意見を集める人+ビジネスセンスの人+根
回し力の人+開発への一定の信頼と叱責
55
プロダクトオーナー
最も重要なのは「想い」
• 「このプロダクトにはこれが必要」という想い
がないと調整も促進もできない
»想いがない人には調整ができない
»合意形成の手前には落としどころが必要
»想いがあれば間違っていても修正できる
»「誰かの意見」で決まったことには逃げが生じる
• システム開発ではなくビジネス開発
56
プロダクトオーナー
POは育成できるのか?
• そもそも出身事業部は強く影響する
»開発出身PO vs 企画出身PO
• 育成は大変
»なによりも「想い」が重要
»ただ、何が足りないかを評価して、足らない部分を
補うことが可能(特に組織調整能力)
»その過程で強く育つと信じることが大事
57
アーキテクチャについて
58
アーキテクチャ
アジャイルしやすいアーキテクチャ
• アジャイルを適用しやすいアーキテクチャとい
うのは存在する
»機能が独立しており、各チームごとに独自のリリー
スサイクルを実現できる
»独立=外部システムとの関係性が疎である
• その進化系がマイクロサービスアーキテクチャ
59
MSA
概要
• サービスの組み合わせでシステムを実現する
»(小さな)サービスで(大きな)サービスを動かす
»サービス同士はAPI/メッセージで連携する
• サービスの単位でチームが分割される
»チームが複数のサービスを管理しても良い
60
MSA
メリット
• モノリシックだと変更が全体に影響する
»影響調査とリグレッションテストで工数の大半
• サービス同士が疎結合なら変更の影響が全体に
及ばない
»サービスごとに好きなリズムでリリースしてよい
• サービスごとに構造と非機能要件を変えてよい
»例:サービスによって性能特性を変えられる
61
MSA
MSAはどこから来た?
• 理想論ではなく現実解釈
»2011年ごろ:先端的なウェブサービス企業のアーキ
テクチャスタイルが似ていることが話題に
»2012年:33rd Degree 2012「Microservices -
Java, the Unix Way」
»2014年:martinfowler.com「Microservceis」
• アジャイル→クラウド+DevOps→MSA
• アプリケーションではなくシステム全体
62
MSA
なぜMSAは生まれたのか
• ウェブサービス企業でもレガシーが増える
• レガシー(変化少)とフロント(変化多)を切
り離さないと変化が許容できない
»機能要件だけではなく非機能要件の都合も強い
»非同期処理を許容することが重要
»一貫性よりも結果整合性のほうが価値がある
63
MSA
MSAの限界について
• MSAがすべてのシステムで有効なわけではない
»品質に対する考え方は大きく異なる
»小さな障害を許容することで全体の障害を回避する
»小さな障害を許容できるかはシステムによる
• とはいえ、MSAを無視することもない
»疎結合そのものは重要な考え方
64
プロセスとアーキテクチャ
アーキテクチャは重要
• アーキテクチャの変化許容度が上がった
»仮想化、自動化、非同期処理などの技術が重要
»昔はプロセスで耐えるしかなかった
• アーキテクチャ設計時にプロセスを意識する
»アジャイルにしたいなら、それを許容するアーキテ
クチャ設計にしておかないと苦しい
»逆に段階的に分割することでアジャイルに取り組ん
でいける
65
まとめ
66
エンタープライズアジャイルとは
僕が思うエンタープライズアジャイル
• SoRとSoE
»SoEが重要ではあるが、SoRからは逃れられない
»日本的企業の品質は大事
• SoEにはフィードバックと改善は必要
»社内に正解がない、というのは事実
»であれば、社外ユーザーからフィードバックを得よ
67
エンタープライズアジャイルとは
やってみて思うこと
• フィードバックサイクル
»ともかく定期的であることが大事(3か月?)
»WFや短期リリースとも組み合わせていく
• プロダクトオーナー
»「想い」があったうえで組織調整力が大事
»一人でやるよりチームでやってもらう
• アーキテクチャ
»アジャイルを許容するためのアーキテクチャ設計
68
お知らせ
アーキテクチャ寄りの話は
• Cloud First Architecture 設計ガイド
» 第1章 クラウドファーストの意味
» 第2章 クラウド技術の構成
» 第3章 クラウドファーストに至るまでの歴史
» 第4章 エンタープライズとクラウドファースト
» 第5章 アーキテクチャー設計ガイド
» 第6章 クラウドファーストにおけるエンジニア
https://www.amazon.co.jp/dp/4822237818
69

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