Cloud Developers Circle #3 - Container Jam ( https://cdevc.connpass.com/event/64634/ )でお話した資料です。発表後にわかりにくいところなどを改変したものです。 コンテナ技術そのものについては勉強済みを前提としております。

1. Azureでのコンテナ利用パターン
Container on Azure

2. 自己紹介

3. https://raw.githubusercontent.com/cncf/landscape/master/landscape/CloudNativeLandscape_v0.9.7.jpg

4. 使う上で気になるところは？
• バーっと並べられる（縮退の俊敏性）
• いざ使うとなると必要なものが多い
• コンテナ間の関係性を環境変数経由で渡す
• 死活監視と決められた数を保つ仕組み
• ログはどう取り扱うとよいか
• つまり
• 同時にオーケストレーションがポイントになる
• K8Sが注目されている
• サービスとの親和性も必要になる

5. Dockerを使うシナリオは？
• Buildしたら他に持って行っても動く
• DevOps
• Lift and Shift
アーキテクチャーとしての特徴から考えると
１、他に使えるところないの？
２、使い物になる技術なの？

6. “配布“で使う

7. Docker Hubで公開されています

8. “配布”で使う
• セットアップが不要になり、すぐに稼働する
• 製作者がセットアップした通りに配布できる
• 更新なども容易に行える
• 最近ではオープンソースの配布方法として
コンテナーが多く利用されています

9. “環境準備“で使う

10. Azure Cloud Shell
これもDockerが使われております
利用者からのリクエストを受けて
環境を準備している

11. チュートリアルで使う
https://www.katacoda.com/

12. “サービス上“で使う

13. Azureで用意されているコンテナ関連サービス

14. Demo
Azure Container Instances
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/container-
instances/container-instances-quickstart
こちらで動画を公開しています。
https://asciinema.org/a/131624

15. サービスの背後で
使われている事例として

16. Web App > OSの選択 > ランタイムの選択

17. Web AppのOSをLinuxにすると、PaaS内でのランタイムを
選択する画面が出てきます。

18. 環境構築が終わり
管理する画面を見ると
Dockerコンテナーが
使われていることがわかります。

19. KudoというスクリプトがWeb Appの裏側で
環境構築を実施しています

20. https://github.com/projectkudu/KuduScript
ランタイムにRubyを選択すると、このようなスクリプトがコンテナ内で走って
環境を自動的に構築します

21. git pushをされると、kudoが走っています

22. Pushされたコードに従って、ライブラリのインストールが行われている

23. https://azure.microsoft.com/en-us/blog/webapp-for-containers-overview/
全体像はこんな感じ

24. つまり？
Dockerを使うとなると、周辺の準備は意外と大変です。
そこで、Web App for Linuxではコンテナーを意識させず
アプリケーションコードのデプロイのみで
コンテナーを利用した環境が作られるようになっています。

25. Container as a Service
コンテナが稼働する環境を
サービスとして提供する

26. Demo
Azure Web App for
Container
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/app-
service/containers/quickstart-custom-docker-image

27. デモ手順は以下で公開しています
https://github.com/yuyalush/azcontainerdemo
Azureの無料枠でも試せます。
AzureとDocker Hubのアカウントを
ご準備のうえ試してみてください

28. Azure Web App for Container / 自分で作ったコンテナーを置けるサービス

29. https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/general-availability-of-app-service-on-linux-and-web-app-for-containers/
GAしていますので、
安心してお使いください
もちろん、
日本のリージョンでも
使用できますよ

30. サービスとの親和性を
高める取り組み

31. コンテナは通常ポートがバインドされます。
この取り組みは、Azureの仮想ネットワークに直接アクセスできるよう、
コンテナにIPアドレスを払い出す仕組みです

32. https://blogs.msdn.microsoft.com/azureedu/2017/04/23/how-
can-i-get-started-with-kubernetes-on-azure-container-services/
Azure Container Serviceでは、オーケストレーションするソフトウェアと
Azureのインフラ系サービスの組み合わせにより、コンテナ稼働環境の
準備や管理が楽になるサービスを提供しています。

33. https://github.com/Azure/aci-connector-k8s
こちらはKubernetesがコンテナを稼働させる先としてAzure Container instancesを
使えるようにするためのソフトウェアです

34. https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/log-analytics/log-analytics-containers

35. オープンな環境の提供や
新しい試み

36. Microsoftが提供するコンテナの管理機構以外を使うことも可能です

38. https://japan.zdnet.com/article/35106157/
コンテナ技術が新しい動きのきっかけに
なってきています

39. まとめ

40. コンテナ利用のパターン
• デリバリー： 統一した環境を届ける
• 環境構築： 個別の環境を作る
• シングルアプリ： 詰め込んだものをとりあえず動かす
• オーケストレーション： 複数コンテナによる構成
• オートメーション： テストやビルドの実施、ステージング
• サービス連携： ログ、自動化、ロードバランス
• ファンクション： Endpointの先に配置される
上記のパターンはDockerがどう使われているのかを調べたところ
見えてきたものです。まとまりが悪くてすみません。

41. さて、どうします？
• 技術的な側面の準備はかなり進んでいる
• 一方で、利用者側の準備は進んでいると言い難い
• 「機能から何に使えるか考える」から
「この目的のために使う」へのシフトが重要