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防災意識調査2014 
2014年8月
調査の目的 
この調査は、一般生活者の日常における 
「防災意識」を明らかにすることを 
目的としています。 
「防災意識調査」は、一般生活者の防災に関する意識を捉えることを目的とした、 
株式会社ゼンリンの独自調査です。 
ゼンリンは、地図制作のノウハウを活かし、防災に役立つ地図作りを通じて 
人々の生活の安全・安心に貢献したいと考えています。 
● 地域によって自然災害への意識に違いがある? 
● 今後の防災対策として最も関心が高いものは? 
● 災害発生前後で情報入手はどう変わる? 
● 年代、家族構成で特徴はどう変わる? 
2
1 防災への関心度 
2 防災対策としての地図 
3 災害発生前後における情報収集 
4 年代、家族構成にみる特徴 
目次 
3
1 防災への関心度
非常に 
意識している 
8.9% 
Q. 防災への意識(自然災害に限る) n=11,702【 対象者全員】 
自然災害に対する防災について、日頃から意識していますか? 
全く意識 
していない 
どちらともいえない 
29.6% 
意識している 
37.1% 
7.8% 
意識していない 
16.5% 
約半数は自然災害を意識しているが 
4人に1人は 
意識していない。 
5
自然災害に対する防災について、日頃から意識していますか?(年代別) 
■ 非常に意識している ■ 意識している ■ どちらともいえない ■ 意識していない ■ 全く意識していない 
6.9% 26.0% 29.2% 21.9% 16.1% 
6.8% 30.9% 18.4% 10.0% 
8.0% 36.2% 34.8% 14.7% 6.3% 
8.7% 42.4% 30.3% 14.1% 4.4% 
13.4% 44.4% 23.2% 14.7% 4.3% 
年代が上がるにつれて防災意識は高くなる。 
Q. 防災への意識(自然災害に限る) n=11,702【 対象者全員】 
33.9% 
20代 
n=1,897 
30代 
n=2,420 
40代 
n=2,477 
50代 
n=2,244 
60代 
n=2,664 
6
自然災害に対する防災について、日頃から意識していますか?(被災経験別) 
被災経験なし 
n=6,732 
9.7% 
33.5% 
被災経験あり 
n=3,309 
大きな被災経験あり 
n=1,661 
5.5% 
10.6% 
16.2% 
25.0% 42.7% 
4.9% 
15.6% 
44.4% 
12.6% 
22.6% 
■ 非常に意識している ■ 意識している ■ どちらともいえない ■ 意識していない ■ 全く意識していない 
6.5% 
32.6% 
17.7% 
被災経験が少ない人ほど、自然災害への防災意識が低い。 
Q. 防災への意識(自然災害に限る) n=11,702【 対象者全員】 
(「家屋の倒壊・損壊や床上浸水」、「車の水没や損壊」、「農作物や畜産への多大な被害」、「避難所への避難」、「仮設住宅での生活」、「骨折や打撲をはじめ治療が必要な怪我など」を「大きな被災経験あり」として集計) 
7
北海道 
1 位 
2位 
3位 
地震 68.6% 
大雪 41.3% 
台風 38.7% 
4位 
5位 
大雨・洪水 32.5% 
竜巻・突風 17.1% 
東北地方 
1 位 
2位 
3位 
地震 80.3% 
台風 48.9% 
大雨・洪水 38.0% 
4位 
5位 
大雪 34.0% 
竜巻・突風 18.2% 
関東地方 
1 位 
2位 
3位 
地震 76.6% 
台風 58.8% 
大雨・洪水 43.9% 
4位 
5位 
竜巻・突風 22.4% 
大雪 10.1% 
Q. 日頃意識している自然災害 n=11,702【 対象者全員】 
あなたが日頃意識している自然災害は? 
日頃意識する自然災害は 
地域によって異なる。 
中部地方 
1 位 
2位 
3位 
地震 69.0% 
台風 61.8% 
大雨・洪水 40.3% 
4位 
5位 
大雪 14.3% 
竜巻・突風 14.0% 
四国地方 
1 位 
2位 
3位 
地震 73.2% 
台風 71.6% 
大雨・洪水 40.8% 
4位 
5位 
津波 22.1% 
土砂災害 8.4% 
(北海道:n=587 東北地方:n=572 関東地方:n=4,767 中部地方:n=1,740 近畿地方:n=2,291 中国地方:n=573 四国地方:n=317 九州・沖縄地方:n=855) 
中国地方 
1 位 
2位 
3位 
台風 70.0% 
地震 55.3% 
大雨・洪水 39.9% 
4位 
5位 
土砂災害 10.1% 
竜巻・突風/ 大雪 9.0% 
近畿地方 
1 位 
2位 
3位 
地震 71.1% 
台風 64.3% 
大雨・洪水 40.8% 
4位 
5位 
竜巻・突風 13.9% 
津波 10.4% 
九州・沖縄地方 
1 位 
2位 
3位 
台風 77.5% 
地震 51.7% 
大雨・洪水 44.7% 
4位 
5位 
竜巻・突風 13.3% 
津波 10.9% 
8
Q. 避難所の認知 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 
避難所の場所をご存知ですか? 
災害時における 
避難所の 
名前・場所をともに 
63.5% 知っているのは 
63.5% 
避難所の名前も知らないし、 
場所もわからない 
避難所の名前も場所も 
知らないが、思い当たる 
場所はある 
避難所の名前は知らないが、 
場所はわかる 
14.9% 
2.7% 
9.7% 
9.3% 
避難所の名前は知っているが、 
場所はわからない 
9
避難所の場所をご存知ですか?(年代別) 
44.2% 15.4% 11.7% 5.4% 
23.3% 
52.1% 9.6% 14.2% 20.7% 
61.4% 9.5% 7.1% 19.5% 
70.9% 7.5% 1 0.4% 9.5% 
78.6% 7.1% 6.8% 5.9% 
■ 避難所の名前も知っているし、 
  場所も知っている 
■ 避難所の名前は知らないが、 
  場所はわかる 
■ 避難所の名前も場所も知らないが、 
 思い当たる場所はある 
■ 避難所の名前は知っているが、 
 場所はわからない 
■ 避難所の名前も知らないし、 
  場所もわからない 
避難所の名前・場所を知っている人は、 
防災意識の高さと同様に年代が上がるにつれて増加。 
Q. 避難所の認知 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 
3.4% 
2.4% 
1.7% 
1.7% 
20代 
n=160 
30代 
n=235 
40代 
n=266 
50代 
n=248 
60代 
n=293 
10
2 防災対策としての地図
家庭・職場で防災対策をしていますか? 
家庭では備蓄など「モノ」の対策、職場では訓練など「コト」の対策。 
Q. 家庭・職場での防災対策状況 自宅・家庭:n=6,529 職場:n=3,820【 各項目のいずれかを選択した人】 
非常用備蓄品 
(数日分の飲料水・非常食など) 
家具や棚の転倒・移動防止 
避難時の非常持ち出し品 
(ヘルメット・懐中電灯など) 
防災マップ・ 
避難所マップなど 
モバイル機器用の予備電池の備え 
周囲との避難所情報の共有・確認 
避難訓練 
建物の耐震・免震化 
消火器訓練 
安否確認システム・アプリの利用 
AED訓練・救助訓練 
自家発電機の設置 
21.0% 
5.2% 
14.8% 
32.2% 
12.2% 
8.8% 
10.2% 
19.1% 
7.2% 
15.0% 
8.0% 
15.5% 
9.5% 
10.2% 
7.2% 
36.1% 
15.0% 
48.0% 
13.7% 
35.6% 
31.9% 
24.1% 
4.9% 
4.1% 
防災マップなどの地図は 
職場では「避難訓練」に次いで2番目に、 
自宅・家庭では4番目に 
防災対策として備えている。 
■ 自宅・家庭 
■ 職場 
12
Q. 防災対策意向 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 
家庭では今後、どんな防災対策を考えていますか? 
防災マップ・帰宅支援マップ 
避難時の非常持ち出し品 
(ヘルメット・懐中電灯など) 
非常用備蓄品 
(数日分の飲料水・非常食など) 
家具や棚の転倒・移動防止 
(突っ張り棒やすべり止めなど) 
防災・災害時に役立つスマートフォン・ 
タブレット向け無料アプリ 
建物の耐震化・補強 
災害関連の損害保険加入 
防災関連書籍の購入 
防災・災害時に役立つスマートフォン・ 
タブレット向け有料アプリ 
自家発電機の購入 
(太陽光発電システム含む) 
電気自動車・プラグインハイブリッド車の購入 
(非常時のバックアップ) 
17.9% 
16.8% 
「今は対策をしていないが、今後対策を考えているもの」としては、 
防災マップなどの地図が最も関心が高い。 
33.7% 
31.3% 
17.7% 
28.9% 
25.4% 
16.1% 
21.6% 
25.5% 
36.6% 
13
3 災害発生前後における情報収集
普段の防災に関する知識や情報をどこから得ていますか? 
32.7% 
Q. 普段の防災情報の入手先 / 災害発生したときに頼ると思う災害情報の入手先 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 
テレビ 
ラジオ 
新聞・雑誌 
地域情報誌 
Webサイト 
ソーシャルメディア 
(Twitter・Facebook・LINEなど) 
スマートフォン・タブレットのアプリ 
自治体の窓口 
(役所・役場) 
自治会・町内会 
(近所付き合いを含む) 
職場 
家族・親戚 
友人・知人 
15.3% 
19.0% 
82.0% 
62.6% 
39.5% 
18.3% 
17.6% 
5.8% 
13.6% 
5.8% 
5.3% 
16.9% 
12.0% 
22.3% 
6.1% 
9.2% 
33.8% 
15.8% 
7.2% 
16.4% 
59.5% 
18.9% 
29.2% 
ラジオは災害発生後に 
頼りにすると思う人が、 
普段に比べて3倍以上に増える。 
■ 普段 
■ 災害発生後 
15
普段の防災に関する知識や情報をどこから得ていますか?(年代別) 
新聞・雑誌 
地域情報誌 
ラジオ 
ソーシャルメディア 
(ツイッター・フェイスブック・ 
LINEなど) 
スマートフォン・ 
タブレットのアプリ 
Webサイト 
自治体の窓口 
(役所・役場) 
自治会・町内会 
(近所付き合いを含む) 
防災に関する 
講演会や 
イベントなど 
家族・親戚 
職場 
マスメディア系ネット系リアル系口コミ系 
100 
90 
80 
70 
60 
50 
40 
30 
20 
10 
0 
(%) 
友人・知人 
テレビ 
紙媒体(新聞・雑誌、地域情報誌)と自治体から情報入手するのは60代が、 
ソーシャルメディアから情報入手するのは20代の割合が最も高い。 
■ 
60 
代  ■ 
50 
代  ■ 
40 
代  ■ 
30 
代  ■ 
20 
代 
Q. 普段の防災情報の入手先 n=1,203【防災への意識について「意識していない」を除いた人】 
(20代:n=1,897 30代:n=2,420 40代:n=2,477 50代:n=2,244 60代:n=2,664) 
16
4 年代、家族構成にみる特徴
年代、家族構成にみる特徴 
他の世代より、Webサイトからの 
情報収集の割合が高い。 
(46.1%、全体に比べて+13.4pt) 
一人暮らし家族住まい18 
他の世代より、 
家具・家電転倒防止等の 
対策意識が低い。 
(15.7%、全体に比べて-8.7pt) 
若者世代(20~30代) ミドル世代(40~50代) シニア世代(60代) 
他の世代より、家族・親族からの 
情報収集の割合が高い。 
(24.3%、全体に比べて+5.4pt) 
他の世代より、職場からの 
情報収集の割合が高い。 
(12.5%、全体に比べて+3.3pt) 
他の世代より、 
家族・親戚からの 
情報収集の割合が低い。 
(7.1%、全体に比べて-11.8pt) 
他の世代より、非難時の非常用 
持ち出し品(ヘルメット、懐中電灯など) 
の対策意識が高い。 
(26.8%、全体に比べて+3.7pt) 
他の世代より、 
自治体の窓口からの 
情報収集の割合が低い。 
(3.8%、全体に比べて-1.5pt) 
他の世代より、 
非常用備蓄品への 
対策意識が低い。 
(24.7%、全体に比べて-6.8pt) 
他の世代より、テレビ、ラジオからの 
情報収集の割合が高い。 
(テレビ:91.3%、全体に比べて+9.3pt) 
(ラジオ:25.7%、全体に比べて+9.3pt) 
同世代の家族住まいより、 
新聞・雑誌、地域情報誌からの 
情報収集の割合が低い。 
(新聞・雑誌:29.5%、同世代家族住まいに比べて-27.0pt) 
(地域情報誌:12.6%、同世代家族住まいに比べて-14.2pt) 
他の世代より、 自治体、自治会・ 
町内会からの情報収集の割合が高い。 
(自治体:9.4%、全体に比べて+4.1pt) 
(自治会・町内会:24.6%、全体に比べて+12.6pt) 
他の世代より、 Webサイト、 
ソーシャルメディアからの 
情報収集の割合が低い。 
(Webサイト:25.7%、全体に比べて-7.0pt) 
(ソーシャルメディア:0.0%、全体に比べて-7.2pt) 
世代により、情報収集や対策状況に違いがある。 
また、同世代でも一人暮らしか家族住まいかで違いがある。
補足資料
調査概要 
〈防災意識調査2014〉 
調査手法 インターネット調査 
調査エリア 全国 
調査対象者 20~69歳の男女 
サンプル抽出方法 事前調査:性別・年代に分けて均等抽出 
     *人口構成比に準拠したウェイトバック集計を実施 
本調査:事前調査から「防災への意識について“意識していない”を除いた人」の中から 
  性別・年代に分けて均等抽出 
     *事前調査における、自然災害に対する防災意識の構成比に準拠したウェイトバック集計を実施 
      (結果は計算値のため、合計と内訳の計が一致しないことがある) 
有効回収数 事前調査: 11,702サンプル、本調査:1,203サンプル 
調査ボリューム 事前調査:5問、 本調査:14問 
調査期間 事前調査:2014年7月30日(水)~8月1日(金) 
本調査:2014年8月1日(金)~8月2日(土) 
20
調査結果に関するお問合せはこちら 
株式会社ゼンリン 事業企画本部 マーケティング部 
Mail: research@zenrin.co.jp

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  • 2. 調査の目的 この調査は、一般生活者の日常における 「防災意識」を明らかにすることを 目的としています。 「防災意識調査」は、一般生活者の防災に関する意識を捉えることを目的とした、 株式会社ゼンリンの独自調査です。 ゼンリンは、地図制作のノウハウを活かし、防災に役立つ地図作りを通じて 人々の生活の安全・安心に貢献したいと考えています。 ● 地域によって自然災害への意識に違いがある? ● 今後の防災対策として最も関心が高いものは? ● 災害発生前後で情報入手はどう変わる? ● 年代、家族構成で特徴はどう変わる? 2
  • 3. 1 防災への関心度 2 防災対策としての地図 3 災害発生前後における情報収集 4 年代、家族構成にみる特徴 目次 3
  • 5. 非常に 意識している 8.9% Q. 防災への意識(自然災害に限る) n=11,702【 対象者全員】 自然災害に対する防災について、日頃から意識していますか? 全く意識 していない どちらともいえない 29.6% 意識している 37.1% 7.8% 意識していない 16.5% 約半数は自然災害を意識しているが 4人に1人は 意識していない。 5
  • 6. 自然災害に対する防災について、日頃から意識していますか?(年代別) ■ 非常に意識している ■ 意識している ■ どちらともいえない ■ 意識していない ■ 全く意識していない 6.9% 26.0% 29.2% 21.9% 16.1% 6.8% 30.9% 18.4% 10.0% 8.0% 36.2% 34.8% 14.7% 6.3% 8.7% 42.4% 30.3% 14.1% 4.4% 13.4% 44.4% 23.2% 14.7% 4.3% 年代が上がるにつれて防災意識は高くなる。 Q. 防災への意識(自然災害に限る) n=11,702【 対象者全員】 33.9% 20代 n=1,897 30代 n=2,420 40代 n=2,477 50代 n=2,244 60代 n=2,664 6
  • 7. 自然災害に対する防災について、日頃から意識していますか?(被災経験別) 被災経験なし n=6,732 9.7% 33.5% 被災経験あり n=3,309 大きな被災経験あり n=1,661 5.5% 10.6% 16.2% 25.0% 42.7% 4.9% 15.6% 44.4% 12.6% 22.6% ■ 非常に意識している ■ 意識している ■ どちらともいえない ■ 意識していない ■ 全く意識していない 6.5% 32.6% 17.7% 被災経験が少ない人ほど、自然災害への防災意識が低い。 Q. 防災への意識(自然災害に限る) n=11,702【 対象者全員】 (「家屋の倒壊・損壊や床上浸水」、「車の水没や損壊」、「農作物や畜産への多大な被害」、「避難所への避難」、「仮設住宅での生活」、「骨折や打撲をはじめ治療が必要な怪我など」を「大きな被災経験あり」として集計) 7
  • 8. 北海道 1 位 2位 3位 地震 68.6% 大雪 41.3% 台風 38.7% 4位 5位 大雨・洪水 32.5% 竜巻・突風 17.1% 東北地方 1 位 2位 3位 地震 80.3% 台風 48.9% 大雨・洪水 38.0% 4位 5位 大雪 34.0% 竜巻・突風 18.2% 関東地方 1 位 2位 3位 地震 76.6% 台風 58.8% 大雨・洪水 43.9% 4位 5位 竜巻・突風 22.4% 大雪 10.1% Q. 日頃意識している自然災害 n=11,702【 対象者全員】 あなたが日頃意識している自然災害は? 日頃意識する自然災害は 地域によって異なる。 中部地方 1 位 2位 3位 地震 69.0% 台風 61.8% 大雨・洪水 40.3% 4位 5位 大雪 14.3% 竜巻・突風 14.0% 四国地方 1 位 2位 3位 地震 73.2% 台風 71.6% 大雨・洪水 40.8% 4位 5位 津波 22.1% 土砂災害 8.4% (北海道:n=587 東北地方:n=572 関東地方:n=4,767 中部地方:n=1,740 近畿地方:n=2,291 中国地方:n=573 四国地方:n=317 九州・沖縄地方:n=855) 中国地方 1 位 2位 3位 台風 70.0% 地震 55.3% 大雨・洪水 39.9% 4位 5位 土砂災害 10.1% 竜巻・突風/ 大雪 9.0% 近畿地方 1 位 2位 3位 地震 71.1% 台風 64.3% 大雨・洪水 40.8% 4位 5位 竜巻・突風 13.9% 津波 10.4% 九州・沖縄地方 1 位 2位 3位 台風 77.5% 地震 51.7% 大雨・洪水 44.7% 4位 5位 竜巻・突風 13.3% 津波 10.9% 8
  • 9. Q. 避難所の認知 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 避難所の場所をご存知ですか? 災害時における 避難所の 名前・場所をともに 63.5% 知っているのは 63.5% 避難所の名前も知らないし、 場所もわからない 避難所の名前も場所も 知らないが、思い当たる 場所はある 避難所の名前は知らないが、 場所はわかる 14.9% 2.7% 9.7% 9.3% 避難所の名前は知っているが、 場所はわからない 9
  • 10. 避難所の場所をご存知ですか?(年代別) 44.2% 15.4% 11.7% 5.4% 23.3% 52.1% 9.6% 14.2% 20.7% 61.4% 9.5% 7.1% 19.5% 70.9% 7.5% 1 0.4% 9.5% 78.6% 7.1% 6.8% 5.9% ■ 避難所の名前も知っているし、   場所も知っている ■ 避難所の名前は知らないが、   場所はわかる ■ 避難所の名前も場所も知らないが、  思い当たる場所はある ■ 避難所の名前は知っているが、  場所はわからない ■ 避難所の名前も知らないし、   場所もわからない 避難所の名前・場所を知っている人は、 防災意識の高さと同様に年代が上がるにつれて増加。 Q. 避難所の認知 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 3.4% 2.4% 1.7% 1.7% 20代 n=160 30代 n=235 40代 n=266 50代 n=248 60代 n=293 10
  • 12. 家庭・職場で防災対策をしていますか? 家庭では備蓄など「モノ」の対策、職場では訓練など「コト」の対策。 Q. 家庭・職場での防災対策状況 自宅・家庭:n=6,529 職場:n=3,820【 各項目のいずれかを選択した人】 非常用備蓄品 (数日分の飲料水・非常食など) 家具や棚の転倒・移動防止 避難時の非常持ち出し品 (ヘルメット・懐中電灯など) 防災マップ・ 避難所マップなど モバイル機器用の予備電池の備え 周囲との避難所情報の共有・確認 避難訓練 建物の耐震・免震化 消火器訓練 安否確認システム・アプリの利用 AED訓練・救助訓練 自家発電機の設置 21.0% 5.2% 14.8% 32.2% 12.2% 8.8% 10.2% 19.1% 7.2% 15.0% 8.0% 15.5% 9.5% 10.2% 7.2% 36.1% 15.0% 48.0% 13.7% 35.6% 31.9% 24.1% 4.9% 4.1% 防災マップなどの地図は 職場では「避難訓練」に次いで2番目に、 自宅・家庭では4番目に 防災対策として備えている。 ■ 自宅・家庭 ■ 職場 12
  • 13. Q. 防災対策意向 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 家庭では今後、どんな防災対策を考えていますか? 防災マップ・帰宅支援マップ 避難時の非常持ち出し品 (ヘルメット・懐中電灯など) 非常用備蓄品 (数日分の飲料水・非常食など) 家具や棚の転倒・移動防止 (突っ張り棒やすべり止めなど) 防災・災害時に役立つスマートフォン・ タブレット向け無料アプリ 建物の耐震化・補強 災害関連の損害保険加入 防災関連書籍の購入 防災・災害時に役立つスマートフォン・ タブレット向け有料アプリ 自家発電機の購入 (太陽光発電システム含む) 電気自動車・プラグインハイブリッド車の購入 (非常時のバックアップ) 17.9% 16.8% 「今は対策をしていないが、今後対策を考えているもの」としては、 防災マップなどの地図が最も関心が高い。 33.7% 31.3% 17.7% 28.9% 25.4% 16.1% 21.6% 25.5% 36.6% 13
  • 15. 普段の防災に関する知識や情報をどこから得ていますか? 32.7% Q. 普段の防災情報の入手先 / 災害発生したときに頼ると思う災害情報の入手先 n=1,203【 防災への意識について「意識していない」を除いた人】 テレビ ラジオ 新聞・雑誌 地域情報誌 Webサイト ソーシャルメディア (Twitter・Facebook・LINEなど) スマートフォン・タブレットのアプリ 自治体の窓口 (役所・役場) 自治会・町内会 (近所付き合いを含む) 職場 家族・親戚 友人・知人 15.3% 19.0% 82.0% 62.6% 39.5% 18.3% 17.6% 5.8% 13.6% 5.8% 5.3% 16.9% 12.0% 22.3% 6.1% 9.2% 33.8% 15.8% 7.2% 16.4% 59.5% 18.9% 29.2% ラジオは災害発生後に 頼りにすると思う人が、 普段に比べて3倍以上に増える。 ■ 普段 ■ 災害発生後 15
  • 16. 普段の防災に関する知識や情報をどこから得ていますか?(年代別) 新聞・雑誌 地域情報誌 ラジオ ソーシャルメディア (ツイッター・フェイスブック・ LINEなど) スマートフォン・ タブレットのアプリ Webサイト 自治体の窓口 (役所・役場) 自治会・町内会 (近所付き合いを含む) 防災に関する 講演会や イベントなど 家族・親戚 職場 マスメディア系ネット系リアル系口コミ系 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 友人・知人 テレビ 紙媒体(新聞・雑誌、地域情報誌)と自治体から情報入手するのは60代が、 ソーシャルメディアから情報入手するのは20代の割合が最も高い。 ■ 60 代  ■ 50 代  ■ 40 代  ■ 30 代  ■ 20 代 Q. 普段の防災情報の入手先 n=1,203【防災への意識について「意識していない」を除いた人】 (20代:n=1,897 30代:n=2,420 40代:n=2,477 50代:n=2,244 60代:n=2,664) 16
  • 18. 年代、家族構成にみる特徴 他の世代より、Webサイトからの 情報収集の割合が高い。 (46.1%、全体に比べて+13.4pt) 一人暮らし家族住まい18 他の世代より、 家具・家電転倒防止等の 対策意識が低い。 (15.7%、全体に比べて-8.7pt) 若者世代(20~30代) ミドル世代(40~50代) シニア世代(60代) 他の世代より、家族・親族からの 情報収集の割合が高い。 (24.3%、全体に比べて+5.4pt) 他の世代より、職場からの 情報収集の割合が高い。 (12.5%、全体に比べて+3.3pt) 他の世代より、 家族・親戚からの 情報収集の割合が低い。 (7.1%、全体に比べて-11.8pt) 他の世代より、非難時の非常用 持ち出し品(ヘルメット、懐中電灯など) の対策意識が高い。 (26.8%、全体に比べて+3.7pt) 他の世代より、 自治体の窓口からの 情報収集の割合が低い。 (3.8%、全体に比べて-1.5pt) 他の世代より、 非常用備蓄品への 対策意識が低い。 (24.7%、全体に比べて-6.8pt) 他の世代より、テレビ、ラジオからの 情報収集の割合が高い。 (テレビ:91.3%、全体に比べて+9.3pt) (ラジオ:25.7%、全体に比べて+9.3pt) 同世代の家族住まいより、 新聞・雑誌、地域情報誌からの 情報収集の割合が低い。 (新聞・雑誌:29.5%、同世代家族住まいに比べて-27.0pt) (地域情報誌:12.6%、同世代家族住まいに比べて-14.2pt) 他の世代より、 自治体、自治会・ 町内会からの情報収集の割合が高い。 (自治体:9.4%、全体に比べて+4.1pt) (自治会・町内会:24.6%、全体に比べて+12.6pt) 他の世代より、 Webサイト、 ソーシャルメディアからの 情報収集の割合が低い。 (Webサイト:25.7%、全体に比べて-7.0pt) (ソーシャルメディア:0.0%、全体に比べて-7.2pt) 世代により、情報収集や対策状況に違いがある。 また、同世代でも一人暮らしか家族住まいかで違いがある。
  • 20. 調査概要 〈防災意識調査2014〉 調査手法 インターネット調査 調査エリア 全国 調査対象者 20~69歳の男女 サンプル抽出方法 事前調査:性別・年代に分けて均等抽出      *人口構成比に準拠したウェイトバック集計を実施 本調査:事前調査から「防災への意識について“意識していない”を除いた人」の中から   性別・年代に分けて均等抽出      *事前調査における、自然災害に対する防災意識の構成比に準拠したウェイトバック集計を実施       (結果は計算値のため、合計と内訳の計が一致しないことがある) 有効回収数 事前調査: 11,702サンプル、本調査:1,203サンプル 調査ボリューム 事前調査:5問、 本調査:14問 調査期間 事前調査:2014年7月30日(水)~8月1日(金) 本調査:2014年8月1日(金)~8月2日(土) 20